
明けましておめでとうございます。
皆様、新年をどのようにお過ごしでしょうか。
例年、このお正月の期間というのは、これまで読みたいと思いながら「ツン読」状態になっていた本を手にしたり、年末から引き続いて身のまわりの整理整頓をしたり、今年やりたいことをあれこれと考えているうちに、あっという間に日常の流れにまた引き戻されるのが常となっています。それでも、元日を迎えて少し改まった気分の中で、来し方を振り返ったり、自分の足元を見直したりするのは、とても大切な節目だとありがたく感じています。
2002年7月4日に創刊された「考える人」は、この夏でいよいよ10年目のサイクルに入ります。出版界では昨年が「電子書籍元年」などと言われたりしましたが、それによって何が変わる、変わらないという議論の一方で、出版本来のあるべき姿を真剣に考えるいい機会だと思っています。その中で創刊10年目に向けた「考える人」の役割、テーマ、そして目標をさらに明確にしていきたいと考えます。
今年も引き続き、皆様のご愛読をお願い申し上げます。
どうぞ良い一年でありますように。