2006年春号

特集

直して使う

こわれる
串田孫一

日々を取り繕う
堀江敏幸

楽器
百年前から受け取り百年後へと手渡す

帽子
端切れ、古着を帽子に


古い家に集まってくるものたち

履き物
おばあちゃんの下駄でどこまでも歩こう

平野恵理子


ゆっくり、じっくり、今日は本を繕おう

内澤旬子

建築
国際文化会館の保存と再生

土瓶
「戻す」とも「愛でる」とも違う実用のための「直し」


「治して使う」よりも日頃の手入れが大切

特別読み物

対談 養老孟司×内田樹
ユダヤ人、言葉の定義、日本人をめぐって

小説

星に降る雪(前編)
池澤夏樹+普後均
(写真)

連載

考える人(最終回) 福田恆存
坪内祐三

万物流転(16) 意識の博物学
養老孟司

仏典を読もう 第二回
死と生の協奏――『無量寿経』
末木文美士

月日の残像(6) シナリオ・ライター
山田太一

セロンに惑わず、ヨロンにもかかわらず
日本的世論の系譜学
 第四回
安保闘争と「声なき声」
――岸の世論と樺の輿論
佐藤卓己

中西悟堂の空 第五回
益鳥を焼鳥にするな
小林照幸

ファーブルの地で昆虫を追う
[後編]南仏――蝶舞う道をアヴィニョンへ
奥本大三郎+今森光彦

黄金の十五人と謎の島 第三回
マゼラン海峡へ
椎名誠

浄瑠璃を読もう(8)
『菅原伝授手習鑑』と躍動する現実(上)
橋本治

辺境に普遍を探る 第五回
地球史における革命的事件の痕跡をキューバに探る
松井孝典

リオデジャネイロ邪推紀行(最終回)
ブラジル宗教事情の一断面
井上章一

考える短歌(15)
俵万智

京都夢幻記(八) ひさごの水
杉本秀太郎

カウンター・アメリカ(5)
モンタナ ビッグスカイ・カントリー
渡辺靖

売春の日本史 第四回
小谷野敦

新連載 須賀敦子を読む 第一回
もう一度、コルシア書店を生きる
湯川豊

考えない(16) なにも考えずに騒ぐ人
宮沢章夫

新連載 チキュウズィン(0001)
木内達朗

私の暮らしかた 第二回
十八年目のただいま
大貫妙子

小屋の流儀 第二回
空き地を愉しむひそかなプラン
中村好文

台所でにっこり 第十四回
飲みたい気分。
平松洋子

イラスト・ルポ
寒い奄美へようこそ。

長崎訓子

考える手(14) 深田真工房の「伝統構法」
木組みと土壁の家(後編)

六十歳になったから(16)
大切な親友。さようなら。
山川みどり

みちくさ絵本(6) みずたまり
おーなり由子

娘と私(7) 貧乏と廃車
さげさかのりこ

英国のOFF(7) ティータイムは終わらない
ロンドン市内各所
入江敦彦

季節には味がある 第四回 早春 蛤と亀戸大根
料理・西塚茂光 平松洋子

花と動物(5) 日本
岩合光昭