冬号の「次号予告」でもお伝えしたとおり、4月4日に書店に並ぶ春号で、「考える人」はすこ~し模様替えします。大きな声で「リニューアルです!」というほど大げさではなく、創刊以来の理念である plain living & high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)を大切に守りながら、より親しみやすく、読みやすい雑誌を目指します。

 細切れの知識や情報なら無料で簡単に手に入り、映画やゲームなどあらゆるエンターテインメントも居ながらにして得られるネットの時代に、紙の雑誌はどうあるべきなのか、どうあることを期待されているのか――数年来、私たちは考えてきました。

 いくつか改めてわかったことがあります。雑誌をめくるのはやっぱり楽しい。ページをめくる手触りと手応えは、スクロールに負けない自信があります。そして、情報が「最適化」され、あらかじめ選ばれて届けられるネットの時代だからこそ、様々な声が詰まった雑誌の「ノイズ」が一層の意義と意味をもつのだということ。パラパラとページをめくる中で、興味がないと思っていたことや存在さえ知らなかった人や物事を発見し、出会う喜びが雑誌には詰まっているのです。

 よそおいを新たにする春号では、12人の「考える人」たちに会いに行きました。頭と心と体をフル回転させ、各界で活躍する方々です。こういう人たちと一緒に考えて行きたいという私たちの宣言でもあります。また、定価を1440円から980円に思い切って値下げします。軽やかになる「考える人」にどうぞご期待ください。