今春から本誌と公式サイト「Webでも考える人」の両方で連載が始まった、翻訳家・村井理子さんのエッセイ「村井さんちの生活」が絶好調です。
 村井さんといえば、あるときは、『ゼロからトースターを作ってみた結果』(新潮文庫)などユニークなノンフィクションの翻訳家、あるときは『ブッシュ妄言録』をものすほどの熱心なホワイトハウスウォッチャー、さらに昨年大ブームになった「ぎゅうぎゅう焼き」のレシピ考案者、私生活では双子男児のお母さん、さらに桶工房で木工も手掛ける、八面六臂の活躍ぶり。
 そんな村井さんの日常をのぞいてみたいと思って連載をお願いしたのです。すると、連載開始から、地に足の着いた生活者(おかん)としての村井さんの文章に共感する人続出! どんなパワフルウーマンでも、足元にある生活がしっかりしていてこそなのだなあと、当たり前のようでいて大切なことを再認識しました。(編集長・河野通和)

(「波」2016年12月号掲載)