webでも考える人メールマガジン
「考える人」最新号
考える人
編集長 今週のメルマガ
 
Webでも考える人」編集長に新たに就任した松村正樹です。

2002年の「考える人」創刊時から8年編集した松家仁之さん、2010年から7年編集した河野通和さんの仕事のあとを継ぎ、plain living & high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)を編集理念に掲げてきた雑誌「考える人」15年間の精神を発展させて、知の楽しみにあふれたウェブマガジンとしてフレッシュなサイトを作っていく所存です。

私はここ17年、ずっと「新潮」という月刊の文芸誌におりました(「週刊新潮」ではなく、つい最近、又吉直樹さんの「劇場」という小説が載った雑誌です)。このたび、兼任で「Webでも考える人」編集長となり、フィクション(純文学)中心の「新潮」と、ノンフィクション(人文系)中心の「Webでも考える人」を同時に編集できることになりました。

手前味噌になりますが、これは、サッカー日本代表にかかわってこれただけでも幸せなのに、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本チームを率いて戦えることになったようなものだぞ、といまだかつてない興奮を感じています。

サイトにあるのは、すべてここでしか読めないオリジナルのコンテンツです。まるで知のセレクトショップのように、好きな記事を、パソコンからでも、スマホからでも、いつでもどこでも無料で楽しんでいただけます。「考える人」から引っ越してくる連載もあります。

メールマガジンも、「Webでも考える人」メールマガジンとして原則毎週木曜日に変わらず発信する予定です。今後、メールマガジンにはこの一週間に更新した記事のバナーをわかりやすいように一覧にしますので、興味のある記事をぜひクリックしてください。ウェブはクリックしていただくこと、読んでいただくことが何よりの励ましです。一つ読んで面白ければ、ほかにも興味がある記事がないか、ぜひほかのページもクリックしてみてください。

雑誌が休刊するのに、「Webでも考える人」 と名乗るのはおかしいのではないか、名前を変えたほうがいいかな、とも思いましたが、しばらくこの字面につきあっているうちに、Webでも「考える人」ではなく、「Webでも考える」人――つまり紙の本だけでなく、Webでもついつい考えてしまう人、を想像し、だんだんとこの字面がいとおしく思えてきました。

さらには、「Web考える人」や「考える人デジタルオンライン」などとするより「でも」という助詞になんとも言えない人間味を感じはじめ、今や「でも」がないとなにか物足りないぐらいに感じ始めてます。あえてこの不思議なネーミングのままでいってみます。

読めば、世界が少しだけ違ってみえる、そんなウェブマガジンにしていきますので、4月4日に発売になった「考える人」最新号ともども、どうぞよろしくお願いいたします。
 

松村正樹

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