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2週連続1位! ますます大きな共感を呼んでいます。〈私たち誰しもが、当事者でありうる問題ではないだろうか〉。だからこそ、多くの人に響く記事になっているのでしょう。
柴田元幸のインタビュー本から始まり、ハリウッドの「赤狩り」、そして大ヒット中の漫画『君たちはどう生きるか』にたどりつく読書エッセイ。津野さんの感じる「おそれ」とは。
年末に発表した、昨年のアクセス総合ランキング記事がまだまだアクセスを集めています。今のうちに未読の記事をチェックしてみて!
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映画評論家の町山智浩さんと滝本誠さんの対談「いま再びよみがえるカルト」を配信しました。

以前、日記でも触れたこの対談、『<映画の見方>がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』文庫化を記念しておこなわれたもので、『ブレードランナー2049』と『ツイン・ピークス The Return』について語られています。一部分は「」にも掲載されましたが、「Webでも考える人」ではその完全版を掲載します。

さらに、これも日記で触れた、当サイトで大活躍の村井理子さんと、生活史研究家で『料理は女の義務ですか』を刊行した阿古真理氏との対談「私たちはダメ女なのか?」を本日配信しました。一人で自分のために料理を作るのは楽しいのに、毎日の義務になるとなぜ料理は辛くなるのか、考えさせられる問題です。

1月7日(日)
宇野維正さんがYahoo個人で昨日配信した新連載「配信は金曜日」第1回に刺激され、Netflixでアニメ『DEVILMAN crybaby』を見始める。永井豪のあの『デビルマン』を湯浅政明が大人向けに作り直したもの。今の排外的な空気感のなかで物語が再構築されている。正直、この記事を読むまであまり見る気はなかったのだが、見逃さず良かった。見る価値のある実験がいろいろとされている。

もうひとつおすすめされているジャスティン・ティンバーレイクの新曲「Filthy」もなかなかいい。

それにしても、配信が昨日6日土曜日の昼の12時半になっているのだが、金曜日に配信されたものを、いつ情報を仕入れて、見て、分析して、書いたのだろう?

1月8日(月)
AXNチャンネルでゴールデングローブ賞の授賞式。テレビ部門は、ドラマ部門「THE HANDMAID'S TALE」がhulu、ミュージカル・コメディ部門「マーべラス・ミセス・メイゼル」がamazonとストリーミング配信会社オリジナル作品が受賞。HBOからnetflix、さらにそのライバル会社へ、と流れが加速しているのを感じる。(以前紹介した「マスター・オブ・ゼロ」のアジズ・アンサリはミュージカル/コメディ部門 男優賞を受賞した)

昨日見た『DEVILMAN crybaby』なども日本の流れを変えていく予兆なのかもしれない。

1月9日(火)
マツコの知らない世界」の「御三家和菓子の世界」に、美術史ライター橋本麻里さんが登場。芸術新潮編集部もお世話になっている橋本さん、私も「新潮」で、高橋源一郎さんと森村泰昌さんの対談をまとめてもらったり何度か仕事をした。近年、永青文庫副館長になられたり、NHK BSの「英雄たちの選択スペシャル 応仁の乱」に出たり、とますます活躍の場を広げている。

今回の番組はとらや、鶴屋吉信、両口屋是清の和菓子に焦点をあてたもので、美術史の人ならではの紹介の巧みさを感じた。橋本さん、守備範囲も広いし、今後ますます活躍の場が増えるだろうな……。

1月11日(木)
行動経済学まんが ヘンテコノミクス』を読む。原作/佐藤雅彦・菅俊一、画/高橋秀明で、行動経済学者の専門家が書いたものではないからこそ、面白い。枠組みを変えると価値が変わって見える「フレーミング効果」やついつい選択肢の真ん中を選んでしまう「極端回避性」など人間の行動の不可思議さを23のテーマで伝える。電通で多数のCMプランナーを務めた佐藤雅彦さんならではの説得力を感じる。

マイケル・ルイス『かくて行動経済学は生まれり』を読んだときにも思ったが、この分野、ますます面白く細分化していくのではないか。

1月12日(金)
11月中旬からUQモバイルのSIMを入れてiPhone6Sを使うようになった。12月分の請求がきたのだが、契約しているのが、「データ高速+音声通話プラン」という安いプラン(3GB使えて、通話料は入ってない)のせいもあって、わずか1910円(税込)。あまりに安いことと、あまりに自分が電話をかけてないことに驚く。

1月14日(日)
劇団ロロの新作「マジカル肉じゃがファミリーツアー」を見に、先月に続いて横浜KAATへ(21日まで)。岡田利規さんと、「新潮」編集部の杉山くんと一緒に見る。はじめて三浦直之さんにあいさつする。繊細そうで魅力的な書き手だ。

まだ二作しか見てないが、ロロという劇団の作品を見ると、自分の高校大学時代(80年代終わりから90年代頭)に下北沢に通っていた時代のときめきを思い出す。前回は高橋源一郎さんを思い出したが、今回はアメリカの毒のあるファミリー・コメディを見ているような気持ちになった。最先端なのにどこかなつかしい。この感覚ってなんだろう?

 
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