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大好評の入院記第1弾に続いて、緊急アップ! 倒れる予兆は実はあった。家事をやるのも苦しかったのに、どうして誰も助けてくれなかったの……! 怒りが大爆発!
2月22日から始まった、注目の情報学者による新連載がいきなり2位にランクイン! 個人的な体験に基づきながら、身体と情報が交差する世界を記す刺激的な論考!
村井理子さんの入院日記が人気を博し、バックナンバー記事のランクも上がってきました。今回初めて村井さんを知った方にも是非読んで頂きたい、静かなお正月の思い出。
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岸政彦さんの新連載「にがにが日記—人生はにがいのだ。—」を配信しました。

著者の岸政彦さんは1967年生まれの社会学者。 『街の人生』や『断片的なものの社会学』(紀伊國屋じんぶん大賞2016受賞)という、マイノリティーへの長年の聞き取り調査を軸とした著作で話題になる一方、小説「ビニール傘」は第156回芥川賞候補作となりました。いま一番注目されている社会学者の岸さんの多忙な日々の記録を不定期で配信していく予定です。ご期待ください。

2月18日(日)
もうすぐ娘が大学の関係でイタリア旅行へ行く。ずっと使っていたスーツケースがもう古くて重いというので、入間のコストコへ行き、スーツケースを買った。国内正規品ではないアメリカのサムソナイト製のスーツケース、大型(28インチ)と中型(20インチ)がセットで17800円の激安価格だった。国内正規品のサムソナイトのスーツケースは5万円近いはず。今回の娘の旅行では中型はいらないが、思わずセットで買ってしまいたくなる安さだった。

日頃は洗剤や食品やワインを中心にして見ているコストコだが、ときどき、別のフロアを見るとはっとする。液晶テレビ、有機ELテレビは、東芝レグザとともに、どんどんと韓国のLGエレクトロニクスが席巻してきている感じ。

それにしても、コストコや量販店にくると、50型以上のテレビがたくさん置いてあって、どの家庭も4Kテレビで見ているような妄想に襲われるが、いま、こういう大きなテレビで見ている世帯ってどのくらいのパーセントなんだろうか?

2月19日(月)
当サイトで「御つくりおき」を連載してくださっている入江敦彦さんの新刊『京都喰らい』を読む。

140Bのウェブサイトでの連載「喰いしん坊漫才」を元に加筆・修正を加えたものだが、とにかく文体が凝りに凝っていてすごい。

まず、京都の食にまつわるエッセイが中心なのに、目次を眺めても、店名や食材の名前がまったくない。
「毒を喰らわば皿まで」「道草を喰う」「喰い道楽」「喰意あらためて あん」「縁に連るれば唐の物を喰う」「喰っちゃ寝」「面喰らう」……。

「……この本は京言葉で書かれた喰いもんの本です。なにゆうてんのかようわからん!言い回しもございますやろけど堪忍しとくれやっしゃ。「考えるんやない。感じるんや」とかゆわせてもろたらよろしやろか。」(まえがき)

ああ、自分は、書かれていること以上に、この入江さんの語り口の美学が好きなんだな、と改めて気づく。

2月22日(木)
高村薫さんの本などの装幀家で、よく内輪の集まりでお目にかかっていた多田和博さんが急死されたことを知る。

気さくでおおらかで、でも仕事にはきびしい魅力的な「大阪のおじさん」だった。大阪人の懐の深さを教わった。大寅の紅しょうがの天ぷら(さつまあげ)の味も教わった。

あまりに突然のことで、ショックすぎてまだ涙も出ない。もうこの世の中にいない、会えない、声が聞けない、ということが信じられない思いだ。高村薫さんと電話で少し話す。

石井遊佳さんの『百年泥』、若竹千佐子さんの『おらおらでひとりいぐも』のお祝いに、芥川賞の授賞式へ。新潮新人賞は特にパーティーなどはないので、石井さんはいきなりこんな大きな賞をとられて、いろいろスピーチや取材などをうけて面食らっただろうな。

2月24日(土)
村井理子さんの興奮したツイッターに導かれて、ネットフリックスでアメリカのリアリティーショー「クィア・アイ」を見てみる。
 

Netflixでクイア・アイ、ちょっとだけ見ちゃったんだけど…… いかん、これははまるやつや……(@Riko_Murai - 2018年2月19日)

いけてないストレートの男を、 オシャレでセンスのよいゲイ5人組のFAB5が変身させていくというバラエティー番組。

昔はFOXチャンネルで放送していたが、ネットフリックスが同じフォーマット、新メンバーで新しくオリジナルを制作した。「アメリカン・アイドル」にしても「プロジェクト・ランウェイ」にしても「アメイジング・レース」にしても、アメリカのリアリティー番組はハッピーでチャーミングな空気につつまれていて、家で流して見ていると救われるような気持になる。こんなにうまくいくかな、なんて疑いつつもついつい次を見てしまう。

日本のバラエティー番組との一番の違いは、ビデオをスタジオで眺めてタレントがコメントするスタジオ収録の場面がないこと(当然、ワイプもない)。日本のバラエティー番組は、スタジオ収録の部分があるからこそ面白く成立している番組も多いので、スタジオ収録はいらない、とはまったく思わないが、アメリカのリアリティーショーはこのシンプルな構成でスタイリッシュさを極めている感触を受ける。
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