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編集長 今週のメルマガ
 
今年も4分の1まできましたね。

1月から3月まで読んだ本の中で、今までメールマガジンに取り上げられなかったけど印象に残っている本を、新潮社の本とそれ以外、それぞれ5冊ずつあげていきたいと思います。

今週は新潮社の本から5冊です。
 
村上春樹さんに徹底的に質問をした異色の対談集『みみずくは黄昏に飛びたつ』以降の新境地を感じさせる川上未映子さんの中篇小説を中心とした作品集。まだ刊行されたばかり。川上さんはいつでも次に何を書くかとわくわくさせられる小説家だ。

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1歳で脳梗塞になった著者の闘病ドキュメント『脳が壊れた』の続編。小室哲哉の妻KEIKOが現在患っている病として話題になった「高次脳機能障害」の当事者研究として、なんともいえぬ臨場感があり、ぐっとくる。同じ著者が妻は妻で発達障害であることを書いた『されど愛しきお妻様』がまたかなりいいらしいですね。

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当サイトで本のプレゼントはしたが、そのときは読んでなかった一冊。「死とは何か」「私とは何か」をつねに問いながら、仏教の歴史を追うという宗教学と哲学のちょうど中間のような試み。こういうことを終始考え続けている人がいるというだけで、なんだか勇気づけられ元気になる。個人的な仏教史の書き換え、かつおそらく南さんの最高傑作だと思う。プロローグはこちらから試し読みできます。

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著者は二年前の新潮新人賞出身でまだほぼ無名ですが、この人は化ける可能性があると思う。「2112年から来た未来人だけど質問ある?」インターネット時代の何が本当で何が嘘かわからない感覚を書く。ちょっと人を喰ったような作風が癖になる。

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北海道のゲリラの話と、世界を魅了する新しいヒップポップグループの話を交錯させる著者の新境地。インドと日本が合体した「印日連邦」があって、とか、ヒップポップから生まれたニップノップのグループが、とか、想像力のぶち上げ方がぶっ飛んでいてどんどんと楽しい気持ちになる。

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3月26日(月)
長篇小説『草薙の剣』の取材のために橋本治さんが来社。今日と明日で8件ほどの取材を受けてもらう。

橋本さん、昨日25日が誕生日でちょうど古希を迎えたとのこと。古希の当日は、現在読売新聞で連載中の「黄金夜界」を書いていたそうだ(今日、取材相手として担当の読売新聞・待田記者に会うので)。

「黄金夜界」は尾崎紅葉の「金色夜叉」を現代を舞台にリメイクするもので、きちんと主人公の名前も間貫一と美也(貫一・お宮)を踏襲している。

3月27日(火)
当ウェブ・マガジンで「イタリアン・エキスプレス」を連載している内田洋子さんにやっとご挨拶ができた。この連載、毎回、話の方向性が重ならないように書かれているなとは思っていたが、いかにそれが意図的に計算されているかを知って目に見えぬ気遣いに改めて感謝した。

とにかくやわらかい話題から固い話題まで話のつきない方で、話を聞いているだけでこちらまで物知りになったような気持ちになる。ああいう雰囲気の人になれたらいいな、と思う。

トスカーナの山深い村で何世紀も本の行商で生計をたてていた人々を描いた内田洋子さんの新著『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』の話、聞いていて興奮した。この本の刊行を記念してモンテレッジォの人々が初めて来日するとのこと。4月7日には代官山の蔦屋書店でイベントがあるそうだ。

3月29日(木)
ここ10年ぐらいご無沙汰している、大学の吹奏楽サークル時代からのつきあいの中央公論新社の先輩編集者、村松さん(苗字が私に似ている)から突然郵便が届く。村松さんは辻邦生さんの大ファンで、私は村松さんに辻さんの小説の魅力を教わった。まさか、二人ともその後、辻邦生さんの担当になれるとは思わなかった!

今回は辻さんの『背教者ユリアヌス』が全四冊の新装版になったので、わざわざ送ってくださった。四世紀のローマ皇帝・哲人ユリアヌスの生涯を書いた辻さんの代表作の一つ。もうこういう小説を書ける人はいないのではないか。

学習院大学では、6月9日に金沢百枝さんや加賀乙彦さんの講演会があり、資料館(北別館)で展覧会も予定されている(7月18日〜8月11日)。若い読者に、辻さんの小説はどう読まれるだろうか。
 
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