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インド映画『バーフバリ 』やスマホのロールプレイングゲーム 「FGO」も手がかりに、神話について、神話学についてわかりやすく楽しく語る期待の新連載が今週の第1位です。
「新潮45」問題をめぐって「新潮」に急遽ご寄稿いただいた記事を、当サイトに転載いたしました。掲載から時間が経ちましたが、引き続きよく読まれています。
カラスは飼えるか、という問いに、松原さんは否定的。イタズラ好きで、死ぬほどヘタレで、「頭かいて」と甘えてくるから……かえってカラスが可愛く見えてくる!?
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当サイトに連載にされていた佐藤健太郎さんの『世界史を変えた新素材』(新潮選書)が、おかげさまで「発売忽ち重版」となりました。

各章の順番を入れ替えて、全面的に加筆修正を施したということもあって、連載時とはまた違った読み心地です。特に新たに書下ろされた終章の「AIが左右する『材料科学』競争のゆくえ」では、AIが科学研究の世界にもたらしたインパクトの大きさに驚かされました。

明日23日(金)には、佐藤健太郎さんと、出口治明・立命館アジア太平洋大学学長のトークイベントが、東京・八重洲ブックセンター本店で開催されます。まだ残席があるようですので、ご興味のある方はぜひお越しください。

世界史を変えた新素材 (新潮選書)
佐藤 健太郎

11月11日(日)
大阪・伊丹市の宮本輝さんの自宅で、「流転の海」シリーズ全9巻が完結したことについてのNHKニュースウオッチ9のインタビューが行われ、その収録に付き添う。

セッティングに1時間、インタビューに2時間、予定をオーバーして話が盛り上がった。有馬キャスターと桑子キャスター含め9名のNHKスタッフがこのために日帰りで東京からやってきたそうだ。人気アナウンサーとしてよく名前があがる桑子キャスターはもちろん、経済部・国際部の記者出身の有馬キャスターも気さくな方で、なんだか愛らしい。7000枚の大河小説を勘所を押さえてインタビューしていた。お二人に名刺を出されて、とても緊張してしまう。

宮本輝さんもなかなか話しにくい第8巻『長流の畔』の房江=母親の自殺未遂について、他ではあまりないくらい話していた。これが当日の番組のインスタグラム

番組の記者やディレクターもテキパキしていて仕事がスマートだったのだが、番組プロデューサーが旗手啓介さんだと知って驚くと同時に納得した。旗手さんは、今年『告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実』で講談社ノンフィクション賞を受賞した注目のノンフィクション作家でもある。当日も率先して、技術チームの手伝い、後片付けなどをしていて、とても信頼できる方だと感じた。

旗手さん、新潮社の営業部Mくんの大学時代の友人らしい。さらに出版社で働いている宮本輝さんの息子さんともMくんは親しく付き合っているとか。Mくんの友人関係、すごいな。

このインタビューは収録の2日後の13日火曜日に、12分間の異例の長尺で放送されました。編集も早くて舌を巻く。

11月14日(水)
NODA・MAPの舞台「贋作 桜の森の満開の下」を観劇しに、池袋の東京芸術劇場へ。

坂口安吾の「桜の森の満開の下」、「夜長姫と耳男」、「安吾新日本地理」を下敷きにした作品で、初演は平成元年、懐かしい劇団夢の遊眠社の第37回公演である。その後、3度目の再演。深津絵里、古田新太は17年前と同じ役柄を演じている。オオアマという重要な男の役を宝塚の男役出身の天海祐希が演じることでさらに舞台に奥行きが出たと思う。

「南へ」など後年の野田秀樹さんの作品での日本史の捉え方も、この作品がスタートなのだな、と改めて感じた。

戯曲は以前のバージョンから書き換えられて、9月に刊行された単行本『贋作 桜の森の満開の下/足跡姫: 時代錯誤冬幽霊』で読めます。

11月15日(木)
Netflix人気を牽引してきた政治ドラマ「ハウス・オブ・カード」の最終第6シーズンが先々週金曜日に配信され、2週間ほどで見終わった。

野心家の大統領を演じたケヴィン・スペイシーがセクハラ騒動で降板し、大統領夫人だったロビン・ライトが主役となったが、残念ながら、そこまで面白いシーズンにはならなかった。

6年前に最初にドラマが作られたころは、野心を叶えるためにはなんでもする、とんでもない政治家夫妻が主人公だ、と非現実的だったドラマが、トランプ大統領の世になってインパクトがなくなり、さらに視点人物が二人から一人になってしまったことで、物語の対立構図が小さくなってしまった。

人気があるうちは無理やりでもシーズンが更新され、人気がなくなってくると打ち切りになるアメリカのドラマのシステムは、日本の漫画雑誌に似ていると思う。どんな作品でも途中が一番面白く感じる。

私が長年いる文芸誌の世界では、連載中は話題になるが、本になって完結した時にはもう盛り下がっている、ということはまずない。あくまで完結してから評価される。

作品が完結してからより、製作途中のほうが評価されるというシステムは、作り手にとって嬉しいものなのか否か。

11月16日(金)
今年のサントリー学芸賞が発表され、当サイトを兼務している選書編集部・三くん担当作が2作も受賞した。

・阿南友亮『中国はなぜ軍拡を続けるのか』(新潮選書)
・立憲君主制の現在: 日本人は「象徴天皇」を維持できるか(新潮選書)

という新潮選書の2冊で、共に「政治・経済部門」での受賞。『中国はなぜ軍拡を続けるのか』は、「アジア・太平洋賞特別賞」に続く2冠だそうだ。

冒頭に書いた佐藤健太郎さんの『世界史を変えた新素材』も彼の担当。新潮社随一の愛されキャラ・三くん、おめでとう!
 
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