2015年春号掲載の長野陽一さん「おいしい気仙沼」について、今回はご紹介しましょう。ありがたいことに、気仙沼で記事が話題になっていると聞いています(たぶん)。

長野さんが全国津々浦々、撮影に行脚されていると仄聞したのはいつのことだったか。
最近、ちょうど、気仙沼に住む方と話をする機会がありました。
震災後の大変さばかりがニュースでは聞こえてきます。
一方で、気仙沼の方と話題になるのは、新鮮な旬の魚がどんなふうに港に揚げられているかや、意外にもホルモン焼きがおいしいよ、といった食べ物の話など、元気な日常のこと。

それなら、長野さんと気仙沼に出かけて、そのおいしい日常をきりとってみよう。
それが発端となった記事は、魚料理はもちろんですが、サンドイッチからパフェから中華そばから……と、多彩な皿の数々が並ぶものとなりました。

気仙沼では、『金のさんま』が看板商品の斉吉(さいきち)商店のお宅にもお邪魔しました。
こんな人がおいしい食べ物をつくっているよ。
見えてくるのは、手をかけている人たちの楽しそうな顔でした。

生活の土台となる「食」を、気仙沼で垣間見る小特集です。
味わい深い長野さんの写真、ぜひ目で堪能してください。

なお、『金のさんま』は、骨まで軟らかく炊き上げたおいしい一品。お勧めです。

また、長野さんは、福島にいま通われており、「もっと撮りたい。もっと食べたい。福島。長野陽一の美味しいポートレイト」と題して、ほぼ日刊イトイ新聞で連載も始まったようです。まずは、O号の「カメラを持って福島へ行く理由。」を読まれると、長野さんの姿勢とでもいうものがわかるかもしれません。

写真:長野陽一