村井さんちの生活

心臓へたっちゃってますけど大丈夫 その6―You can't have a rainbow without a little rain.―

村井理子

ペースメーカーに繋がれていた青いコードの束がついに抜かれ、体外式ペースメーカーが外された。お腹から飛び出していたコードはとても邪魔だったので、ほっとした。「心臓に引っかけてあるんですよね~」と、……

 

村井さんちの生活

おかえり、わたし!

村井理子

大変暑かった夏に、ようやく終わりが見えはじめた。退院して早5ヶ月、すっかり体調も回復して通常の生活に戻りつつある。しかし周囲からは、若干飛ばしすぎだからもうちょっとゆっくりしなさいと何度も言われ、……

 

安田菜津紀の写真日記

国籍のこと。

安田菜津紀

幾重にも重なる家族の生きてきた証を、勝手に二分し、どちらかを切り捨てろと迫るものはなんだろうか。私の父はかつて、兄を認知していなかった。それだけ書くと冷徹な親だと思われるかもしれない。それが父の兄に……

 

対談 阿古真理さん×村井理子さん
私たちは「ダメ女」なのか?

第2回 思い出したくない「ワンオペ双子育児」

阿古真理,村井理子

阿古さんのところはお2人とも料理なさっていいですね。本当に全くうちの夫は何もやらない。最近、『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』という本を訳したのですが、締め切りがキツくて時間がなかったので、……

 

村井さんちの生活

NO BEER, NO LIFE?

村井理子

一年前の私が聞いたら驚くようなことが、今、私の身に起きている。もちろん、病気をしたことも驚きではあったのだけれど、それ以外にも大きな変化が起きた。自分でもにわかに信じがたいのだが、まったくお酒を飲んで……

 

にがにが日記―人生はにがいのだ。―

第3回 2018年2月23日〜3月20日

岸政彦

業務連絡。村井理子さん、おさい先生が「ぎゅうぎゅう焼き」すっごいファンで、ウチでもいつも食べてます。ウチの晩ごはん、5割ぐらいの確率でぎゅうぎゅう焼きです。おさい先生の実家にもひろがってます。簡単で……

 

にがにが日記―人生はにがいのだ。―

第2回 2018年2月10日〜2月22日

岸政彦

日記を書くちょうどよいペースがわからない。『新潮』3月号のリレー日記企画が好調のようで、あのそうそうたるメンバーのなかで私の日記も読まれる(かも)と思うと身がすくむ。すくんでいるだけで普通に書いてるんだけど。無駄にすくんでる。……

 

対談 阿古真理さん×村井理子さん
私たちは「ダメ女」なのか?

第3回40歳を過ぎて、人生の「切符」を手にする

阿古真理,村井理子

『料理は女の義務ですか』を書いたきっかけの一つは、自分たちが30代のころに、仕事でキャリアを積む一方、家庭があって子どもがいるという人が出てきて、葛藤も増えていくのを見てきたこと。私は私で、子どもは……

 

「仏教伝道文化賞 沼田奨励賞」受賞記念インタビュー

第3回 優しくたって、構わない

みうらじゅん

――現在、みうらさんは「かるな」という浄土宗出版が刊行している季刊誌で「オール・シングス・マスト・パス」という連載をされています。言わずと知れたジョージ・ハリスンの名アルバムのタイトルだけど、「オール……

 

「Webでも考える人」トークイベント

第1回 不敵な薔薇を咲かせるために

國分功一郎,ブレイディ みかこ

皆さん、本日はお集まりいただき、ありがとうございます。このたびブレイディさんは『子どもたちの階級闘争』で第16回新潮ドキュメント賞を受賞され、僕は『中動態の世界』で第16回小林秀雄賞をいただきました。……

 

村井さんちの生活

思わぬプレゼント

村井理子

先日、覚えのない荷物が届いた。とても大きな箱に梱包されたそれは、送り状を見ると、どうも自分で注文したらしい。しかし、まったく記憶にない。恐る恐る箱を開けてみたら、中から巨大なやかんが出てきた。……

 

村井さんちの生活

元旦、道路に寝転んで

村井理子

今年こそ、絶対に十分な休息を取ると決めていた年末年始だったけれど、やはり今年もドタバタと年を越してしまい、気づけば正月はすっかり終わっていた。ゆっくりと休めたのかというと、あまり休めていないし、……

 

短篇小説を読む

赤を背景とした恋人たち

レベッカ・マカーイ
藤井光

いままでは、彼を「バッハ」と呼んでいた。少なくとも、頭のなかでは。でも、彼が元夫の服を着るようになって、コーヒーメーカーの使い方も覚えたとなると、もう「ヨハン」と呼んであげるべきだろう。一度、管理人が……

 

新しい「わかる」はどこにあるのか 『数学する身体』文庫化記念対談

第1回「わかる」の原点へ

森田真生
青木淳

史上最年少で小林秀雄賞を受賞した森田真生さんのデビュー作『数学する身体』。数学を新しい文脈で語った同書の文庫化を記念して、森田さんと建築家の青木淳さんに語り合っていただきました。数学と建築という、……

 

インドの神話世界

1 神話学とわたし

沖田瑞穂

みなさんはじめまして。神話学者の沖田瑞穂です。と、自己紹介したところで、さて、「神話学」って何?と疑問に思われることでしょう。日本で「神話学者」を名乗っている研究者は、おそらく数人しかいませんから、……

 

にがにが日記―人生はにがいのだ。―

第4回 2018年3月25日〜4月19日

岸政彦

おさい先生は独学でスペイン語がペラペラになっていて、何度かメキシコにも行っている。去年も国際社会学会の家族社会学セッションがちょうどメキシコシティで開催されていたので、現地に行ってスペイン語で報告した……

 

にがにが日記―人生はにがいのだ。―

第5回 2018年4月30日〜5月19日

岸政彦

生きづらさを乗り越えるための哲学、居場所をつくるための思想、みたいなキャッチフレーズが流行ってる。私の本もそういうもののひとつに入れられているのかもしれない。もちろんそれはそれで大切なことだが、……

 

亀のみぞ知る―海外文学定期便―

(1)カーヴァーについて語るときにエヴンソンが語ること

柴田元幸

柴田元幸です。この場では主として海外文学について、新しく読んだ本や仕入れた情報などを紹介していきます。で、なぜ「亀」かとゆうと、MONKEYなぞという雑誌の責任編集を務めてはいるものの、前世は亀だった……

 

安田菜津紀の写真日記

“子どもを産んでこそ”に思うこと

安田菜津紀

「お子さんはまだなの?」30歳になってから、これまでよりもそう尋ねられることが多くなった。日常会話の一部のような言葉かもしれない。ただ「早い方がいいわよ」「産んでこそ大人なんだから」と続くと、さすがに……

 

にがにが日記―人生はにがいのだ。―

第6回 2018年5月23日〜7月15日

岸政彦

こないだ卒業生女子と飲んでて、めっっちゃおもんない彼氏と付き合ってた話を聞いてた。なんとか楽しいことを一緒にしようと思ってふたりでグアムに行ったんだけど、そいつのせいでぜんぜん面白くなかったらしい……