2015年夏、分断された沖縄、辺野古の海。


 1月6日、いつもお邪魔しているテレビ番組「サンデーモーニング新春スペシャル」で、VTRと共に平成の30年間を振り返った。いよいよ、平成が終わる。昭和の終わりに生まれた私にとっては、人生の大半を占めている時代が、ついに幕を閉じる。記憶に残っている最初のニュースは、阪神淡路大震災と、地下鉄サリン事件だった。中学生のとき、アメリカの同時多発テロが起き、高校生のときにイラク戦争がはじまった。激動の時代は、これからどこへ向かっていくだろう。
 私自身はバブル期の記憶が殆ど残っていない。気が付けば、働くほどに生活がよくなっていく、という時代は終わりを迎えていた。それにも関わらず、長時間労働を容認する風潮は根強く残ってきた。その結果が、過労死や、自殺問題にもつながっているなら、それは決して「自己責任」で済ませられるものではないはずだ。
 技術は飛躍的な進歩を遂げ、その反面、ヘイトスピーチがネット上に刻まれ続け、ついに路上へとあふれ出てきた。革新のスピードに、人間の倫理観は追いついているだろうか。
 ただ、「ここでこんなことが起きている」、「こんな助けが欲しい」という声が、瞬時にネットを通して地球の裏側まで届く時代でもある。大切なのはその不条理に沈黙せず、「助けて」の声に応答できる社会に成長できるかなのだろう。人間を諦めるにはまだ早すぎる。そんな気持ちで新たな時代に臨みたい。

宮崎県、島野浦の夜明け。境界線のない、自由な海が好きだ。