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調査、学務、取材等々に追われる春の感慨のほか、中華三昧、ホットケーキ、カップスープを、パッケージの指示通りに作るよりおいしくする方法も綴られています。先週に続いてのランクイン。
取材を受けた小山田さん、ベテラン記者おすすめのカフェを訪問。雨の日の外国人旅行者、店員さんとお客さんのやりとり、子どもたちの様子、そしてサンドイッチにはさんであったものとは?
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今週は、先日亡くなった橋本治さんと、浅田彰さんの珍しい対談を復刻掲載しました。

ひらがな日本美術史』全7巻完結後に、橋本治さんと浅田彰さんは「新潮」2007年8月号にて対談をしました。浅田さんが『ひらがな日本美術史』という仕事を高く評価していたことから実現したもので、活字になったの二人対談はこれ一回のみです。二人の学生時代からの大ファンである私にとって、この対談は夢のような時間でした。企画段階から、4月14日土曜日当日のそわそわした感じ、対談をまとめているときの浮足立つような喜びまで、細かく記憶しています。

この対談は、橋本治さんの『TALK 橋本治対談集』という対談集に掲載されましたが、現在は絶版になってます。今回、浅田彰さん、橋本治さんご遺族のご厚意により、この「新潮」掲載版の対談を復刻掲載することができました。浅田さんも「美術史においても橋本さんが本格的な歴史観をもっておられたことがわかる対談だと思うので、多くの方の目に触れる機会ができるのを嬉しく思います」とおっしゃっています。ぜひお読みください(同じ対談が、編集者/ジャーナリストの小崎哲哉さんや京都造形芸術大学大学院学術センターが運営しているウェブマガジン「REALKYOTO」にも掲載されます)。

この号が平成最後のメールマガジンになります。「平成最後」という言葉には聞き飽きた感じもしますが、これもあと6日で終わりかと思うと少しさびしい気もします。

来週から連休となりますが、サイトは更新しておりますので、ときどき覗いていただければ幸いです。

4月16日(火)
ドラマ「わたし、定時で帰ります。」がスタートした。自分の働き方を貫く主人公を吉高由里子がうまく演じていた。

小社刊の朱野帰子さんのお仕事小説『わたし、定時で帰ります。』が原作で、新潮文庫から発売されているほか、続篇の『わたし、定時で帰ります。ハイパー』も先月発売された。

このTBSテレビの火曜日夜10時というのは、例の『逃げるは恥だが役に立つ』の枠で、若い女性が今直面している問題を鋭敏に扱った意欲的なドラマが多いのだが、『あなたのことはそれほど』、『カンナさーん!』、『きみが心に棲みついた』、『義母と娘のブルース』、『中学聖日記』と圧倒的に漫画原作が多い。というか、オリジナルか女性向け漫画原作しかないのだ。

ここに小説原作のドラマが入った意義はあとあと大きいのではないだろうか?

4月18日(木)
打越正行さんの『ヤンキーと地元』を読んだ。

著者は岸政彦さんともつきあいのある社会学者だ。ヤンキーとして生きていかざるをえない沖縄の若者と、はじめはパシリとして扱われながら親しくなり、2007年から10年以上取材した記録で、暴走族だけでなく、建設会社、性風俗店経営、金融屋などのヤミ業者となったヤンキーたちの人生が聞き取られる。

いわゆる社会学者の「エスノグラフィー」の仕事であり、なるべく編集、分析、決めつけせずに、素材を丁寧に並べていく手つきに、ノンフィクション作家とはまた違う「リアル」を感じる。そして単なる傍観者にならず、著者の10年間の記憶が封じ込められている点に凄みを覚えた。

4月20日(土)
またもや、ラーメン関連の話題でごめんなさい。

今日、はじめて昆布水につけたつけ麺を食べた。「昆布水につけたつけ麺」というのはつけ麺業界のここ数年のトレンドらしく、つけ汁につける麺の方を昆布水(水だしの昆布だし)につけて出す。そうすると、昆布から出た粘り成分とグルタミン酸の旨味が、麺にからまってとてもおいしい。麺の喉越しがヌルっとしている。

ああ、こんなに普通のつけ麺と違うのかと思って、ツイッターで検索したら、「トゥルントゥルン」という形容が見つかった。

聞きなれないオノマトペだが、「つるつる」や「つるんつるん」より、ぴったりだな、と思って、検索を続けていたら、「昆布水に浸かったつけ麺はトゥルントゥルン♪」「トゥルントゥルンの昆布水に浸された……」「加水率の高さに喉越しトゥルントゥルン」と同じ表現が出てくる出てくる!(ちなみにより「つるんつるん」からより遠くなった「ドゥルンドゥルン」という表現も多数)

なに、これ、「トゥルントゥルン」って、知らないうちに流行っているのだろうか? 昆布水のつけ麺を食べたときのツイッターの作法が決まっているのか?

来週のメールマガジンはお休みいたします。次回の配信は、5月9日(木)の予定です。
 
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