なぜ私は仏教を選んだのか? なぜ仏教でなければいけなかったのか? 仏教のどこに惹かれたのか――。
曹洞宗の総本山・永平寺の門を叩いてから30年余。「恐山の禅僧」南直哉師が、出家以来ずっと続けてきた仏教探求の旅。その成果としてまとめられたのが、1月25日刊行の『超越と実存 「無常」をめぐる仏教史』(新潮社)です。
「私がねらうのは、ゴータマ・ブッダに淵源する、私が最もユニークだと思う考え方が、その後の言説においてどのように扱われ、意味づけられ、あるいは変質したかを見通すことである。(中略)「無常」という言葉の衝撃から道元禅師の『正法眼蔵』に出会い、果てに出家した自分の思想的遍歴を総括しようとするものである」(序章「問いの在りか」より)
 と、本書にもあるように、ブッダから道元までの思想的変遷を、「超越と実存」の関係から読み解いたものです。
その刊行を記念して、本書所収の「プロローグ――私の問題」を公開します。

ポルトガルの作家、ジョゼ・ルイス・ペイショットさんの『ガルヴェイアスの犬』(木下眞穂訳、新潮クレスト・ブックス)がこのたび、第5回日本翻訳大賞を受賞し…
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