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「村井さんちの生活」一覧

村井さんちの生活
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  • 思い出すこと
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理想の生活は諦めた

 子どもたちの休校がはじまってから、50日ほどが経過した。朝から晩まで、ふたりと顔をつきあわせてずっと家にいるなんて、それこそ10年ぶりぐらいのことだ。いくらわが子……

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孤独死した兄のこと

 昨年10月下旬、兄が宮城県多賀城市内のアパートで孤独死した。病死だった。宮城県塩釜警察署から連絡を受けたのは、夜遅くのことで、そろそろ寝ようとベッドに入った直後……

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10年前の写真が教えてくれたこと

 写真は苦手だ。撮られるのも面倒だけれど、撮るのも面倒だなと感じるときがある(例外:犬の写真、仕事用の記録写真)。  ずいぶん前の話だが、写真をほとんど撮らない……

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答えが出ないことなんて当たり前だと思っていた

 答えが出ないことなんて当たり前だと思ってこれまでずっと生きていた。むしろ、自分の目の前に答えが用意されていないことこそが、人生の醍醐味だと思っていた。本当の答……

村井さんちの生活
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子育ては自分の子ども時代を巡る旅

 「朝からうるさいなあ!」と言われてドキッとした。体が大きく威勢のいい次男に面と向かって「うるさい」と言われたことにドキッとしたわけじゃない。自分が同じぐらいの……

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翻訳家は長距離ランナー

 長くてハードな翻訳作業が続いている。指折り数えつつ考えてみたら、半年以上、切れ目なく作業を続けているようだ。自由業(になるのか?)には週末もへったくれもないか……

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電話しないでって言ったでしょ!?

 東京滞在四日目。出版されたばかりの訳本(『黄金州の殺人鬼―凶悪犯を追いつめた執念の捜査録』)のプロモーションイベントも、この日が最後だった。編集者と待ち合わせ……

村井さんちの生活
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義父、倒れる

 夏の盛りの八月中旬、その日は突然訪れた。いつものように子どもたちを送り出し、締め切り迫る原稿を必死に書いていたそのとき、義母から入電したのである。しかし、その……

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面倒くさい女

 たぶん他人からすれば些細なできごとに対して過剰に気に病むようになってしまった私は、そんな些細なできごとで誰かを傷つけることがないように、常に必要のない配慮をす……

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人生も翻訳のように

 本来であれば四月の末に仕上がっているはずだった訳書の仕上がりが遅れてしまい、ようやく入稿することができたのが七月の初めごろだった。最後は必死の作業でなりふり構……

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土砂降りの雨の朝

 土砂降りの雨が降っていたので、夫を車で駅まで送り、次は息子たちを送り出さねばと急いで家に戻っているときのことだ。国道の真ん中に、大きな亀がゆっくりと歩いている……

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ごめんね、藁科さん

 私の心のなかに長い間住み続けている少女がいる。いつも静かに佇んでいる。名字は藁科(わらしな)さんで、下の名前はどうしても思い出せない。柔らかそうな美しい栗色の髪……

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君に桜を見せたい

 小さな写真だけが頼りの、ほとんど何も知らない少年との細々とした手紙のやりとりが続いて一年が経った。きっかけは、生活習慣を改め、酒を辞めたことだった。それまで長……

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サクラサク

 子どもたちの卒業式が間近に迫り、慌ただしい日々を送っている。日常生活の大きな変化に、子どもの人生の潮目に、またもや心がついていかない。様々な準備作業に対応する……

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いい親になりたい

 二月上旬のとある金曜日、わが家はインフルエンザA型で一家半滅状態だった。  めったに体調を崩さない夫からメールが届き、具合が悪いので会社を早退するとあった。「悪……

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ばっさり捨てて、しっかり暮らす

 何もやらないと宣言していた年末年始、すべての正月関連行事(大掃除、おせち料理)からの撤退を宣言していた私は、2018年に築き上げた積ん読の山を少しは切り崩そうと、……

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道はつづく

 仕事や家事に追われてうっかりしていたが、暦はいつの間にか師走である。今年は正月明けから入院するというハードモードであったため、一年がまさに飛ぶように過ぎてしま……

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なぜだか傷ついてしまう

 息子の同級生の母たちにばったり出会うと、「そろそろやな」、「また行事が終わったな」と言い合うのが最近のお決まりになっている。長い人では保育園時代からの付き合い……

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NO BEER, NO LIFE?

 一年前の私が聞いたら驚くようなことが、今、私の身に起きている。もちろん、病気をしたことも驚きではあったのだけれど、それ以外にも大きな変化が起きた。自分でもにわ……

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おかえり、わたし!

 大変暑かった夏に、ようやく終わりが見えはじめた。退院して早5ヶ月、すっかり体調も回復して通常の生活に戻りつつある。しかし周囲からは、若干飛ばしすぎだからもうち……

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心臓へたっちゃってますけど大丈夫 その6

DAY 12 術後八日目  ペースメーカーに繋がれていた青いコードの束がついに抜かれ、体外式ペースメーカーが外された。お腹から飛び出していたコードはとても邪魔だったの……

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心臓へたっちゃってますけど大丈夫 その5

DAY6 ICUから一般病棟へ  看護師さんたちに両脇を抱えられ、一気にベッドから立ち上がった。管やコードが束になって体からぶら下がっているというのに、予想以上に体は動……

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心臓へたっちゃってますけど大丈夫 その4

DAY 6 手術翌日の朝  「村井さん! 起きて~!」という声ではっと目が覚める。誰かが私の左手を握っている。目を開けると、エンジ色のシャツを着た女性が、私に呼びかけ……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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