「指揮」一覧
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第14回 グールドが夢想した「平等性のユ……
オリジナルの持つアウラ(Aura) 絵画の世界では不確実性の問題が中心を占めることはない。画を観るものは完成品と対峙するのがほとんどだ。もちろん油絵画家が、何度も……
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第13回 技術進歩は音楽の何を変え、何を……
演奏芸術における技術革新の影響 技術革新が個人の精神や社会風土に与える影響は途方もなく大きい。しかし変化を経験した瞬間の衝撃(impact)がいかに強くとも、人間は……
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第12回 「指揮者」に必要とされる能力は……
指揮者は専制君主か調整役か これまで述べてきたところを、政治体制としてのデモクラシーとの類比で考えるとどうなるであろうか。共同体とそのリーダーという図式で捉え……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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