裕福な家に生まれるも父の死によって急転し、カトリック修道院に預けられた少年期。神父への道を約束されながら、学問の道を選んだ青年期。「それをやらなければ、生きてはゆけないテーマを探しなさい」。大学の恩師の言葉を胸に、ヨーロッパ中世の森へ分け入り、やがて日本人の生き方の問題に直面する。清冽、真摯な回想録。