シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「たべる」一覧

土俗のグルメ
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第25回 パンと親父と満腹社会

朝の親父の絵ヅラ  実のところパンが好きではなかった。  現に今も好きではない。というか、パンのことが“頭にない”と言うほうがしっくりくる。普通「好き」ならば、何か……

ロビンソン酒場漂流記
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第11夜 二本松のひとつ屋根の下で

 待ち合わせはJR横浜線の相原駅だった。  「今度のロビンソン酒場は相模原です。待ち合わせは相原にしましょう」  出かける前、私はいつもの相棒・編集者のMさんに、そう……

土俗のグルメ
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第24回 私のモスバーガー物語――土俗の……

帰郷してすぐに副店長  モスバーガーで働いていたことがある。  今から30年前のことだ。  前回に引き続き、「自分の料理遍歴」のようなものを書こうとしている。ファス……

『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』試し読み
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歓喜の魚――ほんの少し買い、たくさん作り……

登場人物たち 私 キャスリーン・フリン。本書の著者。 サブラ(23歳) マーガリン大好き。マクドナルドが実の母との思い出の味。子宮がん検診で引っかかり、野菜を食べな……

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第23回 歌舞伎町のつくね煮――土俗の料……

我、いかにして料理を始めたのか  編集者から「マキタさんはいつから料理をするようになったのですか?」と訊かれたので考えてみた。  プロの料理人でもない私がそのよう……

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第22回 義母が作る奇跡のお雑煮

料理と文脈  食べ物にも「文脈」がある。言わば、その料理が生まれた背景だ。元来、それはその土地の形状や土壌、また、気候だったりもするのだろう。そこで育まれた何か……

土俗のグルメ
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第21回 50代からの焼肉革命

年相応の焼肉を  焼肉は無知なぐらいがちょうどいい――。  いきなり格言めいた始まりで恐縮だが聞いて欲しい。これは、別に馬鹿にした物言いでもなんでもなく、むしろ、憧……

ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』書評
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イタリアと日本をつなぐ貧乏料理への愛

ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』 2023/11/17 公式HPはこちら。  イタリア北部ピエモンテ州生まれの僕は、日本で生活し始めて20年近くになる。日伊通訳者として活動しながら……

ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』試し読み
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思い出のアップルパイ

ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』 2023/11/17 公式HPはこちら。 シングルマザーを支えた「暮しの手帖」  湘南の裕福な家に生まれ、通っていた地元のミッションスクールには、……

土俗のグルメ
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第20回 分けて食べるか、混ぜて食べるか……

その無分別で非秩序なるもの  牛丼、カツ丼、親子丼、天丼……私はこれらご飯と具材とがコンバインされた「丼もの」が大好きだ。あゝ、胸に高鳴る鼓動。「丼もの」のことを……

食の変態
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後編 「汁」をめぐる冒険

「10分どん兵衛」vs.「10分満水どん兵衛」 稲田 マキタさんと言えば、忘れてはいけないのが「10分どん兵衛」ですね。話題になってすぐに僕も真似をしました。 マキタ 経……

食の変態
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前編 料理と文章のダブルスープ

美味しい「食文一致」 稲田 ずっとお会いしたいと思っていたのですが、本日ようやく念願が叶いました。 マキタ それはこちらのセリフですよ。稲田さんのことは、いわば「……

土俗のグルメ
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第19回 餃子、その完全なるもの

「包むもの」と「包まれるもの」の神秘  餃子の季節である。というか、一年を通して、ずーっと餃子の季節だと私は思っている。     「令和」の改元の際には、私の実力……

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第18回 現地メシ――その地方の息吹と生……

「スナック」の通過儀礼  地方に行くと、地元の人しか行かないであろう店に行くことにしている。当たり外れはもちろんある。あと、なんだか怖い。でも、多少の外れはあっ……

ロビンソン酒場漂流記
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第10夜 街も酒場もちょっと控えめがいい

 阿佐ヶ谷駅を降りたら阿佐ヶ谷姉妹さんの巨大な写真が出迎えてくれた。  阿佐ヶ谷姉妹さん。同じ中央線沿線でもほかの駅ではこうもしっくりこなかったはずた……

土俗のグルメ
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第17回 土俗のラーメン論(3)――私の……

 人生とは未練のことである。とりわけ、ラーメンに対する未練。未練は「ラーメン食い人生」には最高の出汁となる。そう、私はなんだかんだ言いつつラーメンが大好物なので……

土俗のグルメ
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第16回 土俗のラーメン論(2)――「美……

 前回は愚痴っぽいことを書いてしまった。どんなことを書いたかはバックナンバーを閲覧していただくとして。要は、ラーメンを相対的に語る時代はもう終わってしまったので……

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第15回 土俗のラーメン論(1)――余は……

 「みんな! ラーメンについてちょっと真剣になりすぎ!」  と、注意したい気分なのである。何故、そんな優等生の学級委員みたいなことを私のような人間が言わなくてはい……

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第14回 「ご飯のお供」改め「米バディ」

「ご飯のお供」とは何か?  まず定義をしておきたい。何を以って「ご飯のお供」とするかだ。  例えば「バター」はどうだ? バターだけだとダレるのでそこに醤油を垂らす……

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第13回 土俗な寿司マニフェスト

 はっきり言って私は、寿司にコンプレックスを感じている。そのコンプレックスをタイムカプセルに詰めて、未来へのメッセージとしたい。  メシに上等だの下等だのと言い……

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第12回 芸人を「食」にたとえる

「ビートたけし=ラーメン」説  ミュージシャンや俳優、文筆家など肩書きを色々持つ私ではあるが、自分の表現の本籍地は「芸人」だと思っている。そんな私を「食堂」にた……

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第11回 食はいつも未知なもの――アボカ……

はじめてのアボカド  はじめてアボカドを食べた時のことを、今でも思い出す。  1980年代の前半だったと思う。たしか、テレビでは千代の富士が活躍、ホテルニュージャパン……

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第10回 恥ずかしいバーベキュー

 「そこは戦場だ!」  「バーベキューは恥ずかしい」  それが私の経験に基づいた実感なのだが、世間一般では「バーベキューをきちんとこなせてこそ一人前」という評価軸が……

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第9回 「実存」としての焼き鳥

たかが焼き鳥……  「焼き鳥」は人々にどんなものをもたらしている食べ物だろうか――。  手にとって構え、おもむろに串を横に引き一口目を頬張る。そして今度は、肉を押し上……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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