「たべる」一覧
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第3回 「ライスハック」という極意
この記事にたどり着いてしまったあなたは、少々変だと思う。この「考える人」においてグルメ関連の連載ならば、あのエリックサウスの稲田俊輔氏がいるのだし、小山田浩子……
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第2回 「10分どん兵衛」の誕生
哀しい能力 子どもの頃から「人の言うことを聞く」のが苦手だった。これは決して自慢出来ることではない。「だから今がある」という成功譚をひけらかすつもりもない。し……
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第8夜 ロマンとともに30年
つぎのロビンソン酒場は座間にある。神奈川県座間市である。 編集者のMさんから座間がどんなところかと聞かれて、思わず、 「米軍基地と日産の工場があるところ」 ……
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「土俗のグルメ」連載スタート記念対談 w……
『パスタぎらい』 ヤマザキマリ/著 2019/04/17発売 公式HPはこちら 山梨は日本のイタリア!? マキタ 『パスタぎらい』面白かったです。僕もよく食べ物について書いたり、……
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第1回 「土俗」のマニフェスト――書を捨……
自分が”主役” 大事なことは、私が「美味(うま)い」と思うかどうかだ。話題の行列店やグルメ情報、識者による評価は重要ではない。 それが私の本音で、上等だの、下等だ……
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第7夜 霊園の山のあなたの空遠く
その店を知ったのは、車で迷子になったせいだった。 神奈川県川崎市に生田緑地とよばれる都市公園がある。そのなかに日本民家園という全国から歴史的な民家を集めた施……
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第6夜 呑みたい日には川を下って
待ち合わせたのは蒲田駅だった。 蒲田駅にはJRと京急の二つの駅がある。いつも使うのはJRのほうで、こちらは『砂の器』でいきなり死体が発見される操車場がある。その……
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6月16日「和菓子の日」のルーツ、嘉祥と……
6月16日は和菓子の日。語呂合わせになっていないので「なぜこの日が?」と思う方もいらっしゃるでしょう。謎めいていますが、かつてこの日に、菓子を食べて厄を祓い、福……
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第5夜 絶対に囲みたい場所がある
長の無沙汰、大変失礼しました。 先日、久しぶりに会った酒場の大将から 「ジャンプさん、ロビンソン酒場に行ったきり戻って来ないっすね」 と言われた。もはや、改……
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ご縁をつなぐ涅槃だんご(下)
富山県八尾
尼寺での涅槃会の翌日、餅店のおばさんに教えてもらった、もうひとつのお寺の涅槃会に行く。14時開始と書かれた山門前の案内を前日のうちに確認しておいたので、15分ほど……
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ご縁をつなぐ涅槃だんご(上)
富山県八尾
富山の八尾を訪れたのは、まだ道の脇に雪の塊が残る頃だった。おわら風の盆でつとに有名な八尾で、お釈迦様の入滅を法要する涅(ね)槃(はん)会(え)が行なわれることを知り……
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第4昼 緊急事態宣言、歩いていけるロビン……
緊急事態宣言があけた。といっても飲食店には相変わらず短縮営業を要請しているし、感染者は減らないし、ワクチンの順番も全然やってこないし、聖火ランナーは走り出すし……
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ながましのはなし
富山県富山
本を編集、執筆していると、常に後悔がつきまとい、一度として納得のできるものをつくれたためしがないのだが、その後悔を長く引きずることもあれば、しばらくするときれ……
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野中兼山と金の棒
高知県宿毛
高知西端の宿毛(すくも)を訪れたのは、数年前の二月だった。二月とはいっても、南国高知のことだからきっと暖かいにちがいないと気楽な格好をして出かけたのだが、空港か……
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初春のはなやぎを呼ぶ辻占の紙
石川県金沢
辻占(つじうら)というお菓子は、もう二十年以上も前、当時金沢に住んでいた姉が、お正月に帰省した折に買ってきてくれたお土産だった。お正月に一家揃ってお屠蘇をいただ……
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第3夜 そこはロビンソン酒場界の待庵であ……
広尾にロビンソン酒場がある―― 毎度サングラスをかけて待ち合わせ場所にあらわれる担当編集Mさんが、おかしなことを言い出したのである。そもそもロビンソン酒場とは、……
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雪雲のようなふっくらぱん
新潟県長岡
この週末に新潟へ旅行に行く友人と話していて、泊まりは長岡だというので、急に思い出したお菓子があった。それは、白くて平たくて長い、いわばイタリアのフォカッチャの……
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第2夜 そうだ、亀有は交番だけじゃない
亀有である。亀有が葛飾区にあることは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のおかげで、30代以上は誰でも知っている(と思う)。告白すると、実はちゃんと読んだこと……
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第1夜 やっぱり、そこは胸のエンジンに火……
もう十数年、ロビンソン酒場を探し歩いている。 ロビンソン酒場というのは「あら、どうしてこんなところにあるの?」と見た瞬間、そわそわさせてくれる居酒屋のことで……
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ねったぼの正体
鹿児島県さつま町
九州は餅文化の深く根づく地だが、鹿児島のそれにはちょっと変わった餅がある。餅ではあるが、餅米だけの餅ではなく、別のものが混じっている。別のものを餅に混ぜる文化……
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愛する地元アイス
おかしなたび
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第1章 謎のアフリカ納豆
(プロローグに戻る) 1.幼なじみとイスラム過激派 「秀(ひで)ちゃん、ダワダワの製造農家取材、9月の下旬に行ってきま~す。西アフリカ共通のうま味調味料ということが……
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プロローグ
私の人生の裏で糸を引く怪しいやつがいる。それは納豆だ。 納豆の恐ろしい魔の手に私が気づいたのは、大学を卒業し、東南アジア方面へ行くようになってからだ。タイ北……
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お盆さんの安倍川餅
山梨県塩山
7月の初めに奥秩父の前衛峰に行った帰りに山梨県甲州市の塩山(えんざん)のスーパーに寄ると、入ってすぐのところにお盆用品の特設コーナーがあった。盆ござだのおがらだ……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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