シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「まなぶ」一覧

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
  • 世の中のうごき
  • まなぶ
  • 評論

4.Picklesを使いはじめるまで

単純な作動原理  日誌の執筆を支援するサービス、Picklesのアイデアの原理は、とても単純なものだ。前提として、書き手が日誌を書き溜めていく。そして週に一度、Pickles……

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
  • 世の中のうごき
  • まなぶ
  • 評論

3.思考の発酵を促すAI

別様のSNSのかたちは?  主要SNSのアカウント削除後、新聞の取材を受けた。そこで前回に書いた理由を話した後に、どのような別のSNSのかたちが考えられるかと問……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし

第21回 野外でも履き物をぬぐ場合

人前では、へりくだり  ラビンドラナタ・タゴールはインドの文豪である。1913年には、アジア人としてはじめてのノーベル賞を、文学賞だが、受賞した。日本にも、よくきて……

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
  • 世の中のうごき
  • まなぶ
  • 評論

2.「つくりながら書く」

SNSに抱いたジレンマ  わたしはテクノロジーを研究する者だが、それと同時に多くのテクノロジーサービスの利用者でもある。学生時代から長年、各種SNSを使ってきた……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第20回 鉄道史上の靴と床

ミッション・スクールと鹿鳴館  杉本鉞子(えつこ)という女性を、ごぞんじだろうか。1928年に日本へかえるまで、三十年ほどアメリカぐらしをつづけてきた。生まれたのは187……

発酵と生成の「けもの道」 情報技術のオルタナティブ
  • 世の中のうごき
  • まなぶ
  • 評論

1.テクノロジーとの距離をはかる

人間と技術(テクノロジー)の発酵に向けて  蔵の奥に佇む木桶の中で数百年ものあいだ、眼には見えない無数の微生物たちの絶え間ない働きが、ぷちぷちと幽(かす)かな音を立……

岡ノ谷一夫『人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで』試し読み
  • まなぶ
  • こころ
  • 思い出すこと
  • エッセイ

まえがき&第一章「少年時代」

まえがき  青春とはいつからいつまでか。よくわからない。たとえば思春期から結婚するまでを青春とすると、僕は四七歳で結婚したので、小学校高学年から四七歳までが青春……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第19回 公共の場でも抵抗は

三越百貨店の場合は  百貨店の歴史をふりかえる。今の若い人は、おどろくかもしれない。かつての百貨店は、土足厳禁の姿勢をとっていた。下駄や草履、そして靴などをはい……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第18回 世界は靴を脱ぎだした

マテーラの日本人 『溺れる女』と邦題がそえられた映画を見た。2017年に公開された作品である。イタリアとスペインの合作ということになっている。  ヒロインのマルタは飛……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第17回 戦後のアメリカで

日本びいきの喜劇王  チャーリー・チャップリンは20世紀を代表する喜劇王である。出演した映画は数多く、いくつかの作品は、今なおくりかえし鑑賞されている。もとはイギ……

住宅、そして宮殿――吉村順三ののこしたもの
  • くらし
  • まなぶ
  • 対談

住宅、そして宮殿――吉村順三ののこしたも……

松家仁之『天使も踏むを畏れるところ』刊行記念

日本社会と建築の結びつきを描く 松家 『天使も踏むを畏れるところ』という長い小説を書きました。主人公は村井俊輔という建築家ですが、彼にはモデルとなった人物がいま……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第16回 占領期の床と靴

接収した住宅で  日本は第2次世界大戦で敗戦国となった。1945年からは、占領軍の管理下におかれている。そして、この状態は1952年までつづいた。   占領政策にたずさわっ……

kokubun_nakajima_icon_04
  • ことば
  • まなぶ
  • 対談

第4回 もう一隻の船をつくる――熱狂と懐……

【第1回】 言葉はどこからやって来るのか――中動態と与格構文(4月4日配信) 【第2回】 尻の政治――立憲主義と民主主義(4月11日配信) 【第3回】 立ち尽くす思想――スピノ……

kokubun_nakajima_icon_03
  • ことば
  • まなぶ
  • 対談

第3回 立ち尽くす思想――スピノザと親鸞

(第1回 言葉はどこからやって来るのか――中動態と与格構文) (第2回 尻の政治――立憲主義と民主主義) 意志と責任 國分 『中動態の世界』が出版された後に、少数ですが……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第14回 家のなか、店のなか

西洋人を家でむかえる時  エミール・ギメはフランスの実業家である。家業でもあった化学工業で、財をなした。その後は、世界漫遊の旅にでかけている。各地の宗教事情を、……

kokubun_nakajima_icon_02
  • ことば
  • まなぶ
  • 対談

第2回 尻の政治――立憲主義と民主主義

(第1回 言葉はどこからやって来るのか――中動態と与格構文) 死者の民主主義 中島 私自身、保守思想というものを研究し、自分の中でも大事にしていますが、中でもエドマ……

國分功一郎×中島岳志「立ち尽くす思想」
  • ことば
  • まなぶ
  • 対談

第1回 言葉はどこからやって来るのか――……

中動態と与格構文 中島 ごぶさたしております。 國分 大学ではすれ違うことも多いのですが(註 当時、國分氏は東京工業大学に勤務していて、中島氏と同僚。2020年4月よ……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第13回 旅館のなかへはいる時

畳と靴  ジョルジュ・ビゴーは、19世紀後半の日本に、ながらく滞在した。そのころの日本をえがいたスケッチや漫画が、たくさんのこっている。明治中期の風俗をふりかえる……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第12回 万延元年、未知との遭遇

ここを靴で歩けるのか  咸臨丸という船については、歴史の好きな人なら、たいてい承知していよう。19世紀のなかばすぎ、つまり江戸末期に太平洋を横断した。日本史上最初……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第11回 ロシアから英米へ

ペリーの場合  いわゆるペリー艦隊は、1853年の7月8日に浦賀へやってきた。14日には、久里浜で浦賀奉行へ、アメリカ大統領の親書をわたしている。アメリカとも外交関係を……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第10回 ブーツ、そして靴袋

ショート・シューズではどうか  日本に拉致された船長のゴロウニンらを、とりもどす。ディアナ号にのこされた部下のリコルドは、そのため日本側との交渉へのりだした。松……

trump_robes_icon_1126
  • まなぶ
  • 世の中のうごき
  • 評論

トランプとロベスピエール――狂気に通ずる……

髙山裕二『ロベスピエール――民主主義を信じた「独裁者」』刊行記念エッセイ

現代世界の「専制化」の傾向  2022年5月、本サイトの連載「ロスベピエール 民主主義の殉教者」、第1回「真の民主主義を求めて」の冒頭で、わたしは次のように書いている……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第8回 オランダか中国か

蘭学者たちの新年会  オランダ正月という言葉がある。  長崎出島のオランダ商館では、しばしば正月に祝宴をもよおした。その日程は日本の元旦とくいちがう。江戸時代の日……

土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか
  • まなぶ
  • くらし
  • 評論

第7回 スリッパをはいて庭へでる

オランダのスリッパは  日本のホテルは、たいてい客室にスリッパをそなえている。宿泊者は部屋へはいると靴をぬぎ、すぐスリッパにはきかえることができる。その提供は、……

ランキング

MAIL MAGAZINE

「考える人」から生まれた本

もっとみる

テーマ

  • くらし
  • たべる
  • ことば
  • 自然
  • まなぶ
  • 思い出すこと
  • からだ
  • こころ
  • 世の中のうごき
  •  

考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
 どうして自分が「考える人」なんだろう―。
 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
 それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


ランキング

「考える人」から生まれた本

テーマ

  • くらし
  • たべる
  • ことば
  • 自然
  • まなぶ
  • 思い出すこと
  • からだ
  • こころ
  • 世の中のうごき

  • ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号第6091713号)です。ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら