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「まなぶ」一覧

北島三郎論 艶歌を生きた男
  • まなぶ
  • ことば
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第7回 分裂――機械屋vs.レコード屋

1963年、日本クラウンへ移籍  前回から間が空いてしまった。前回は、デビューから1963年の紅白初出場までを駆け足で辿ってきた。勢いがつきすぎて、きわめて重要なトピッ……

國分功一郎『目的への抵抗 シリーズ哲学講話』試し読み
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  • 評論

目的に抗する<自由>

國分功一郎『目的への抵抗―シリーズ哲学講話―』 2023/4/17 公式HPはこちら。 はじめに――目的に抗する<自由>  自由は目的に抵抗する。自由は目的を拒み、目的を逃れ、目……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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第11回 〈民の声〉は「神の声」か?

共和国の誕生  1792年9月初旬、国民公会議員を選出する普通選挙が実施された。投票権は21歳男子に限られ、家内奉公人や無収入の者には与えられなかったが、それでも、従来……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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  • 世の中のうごき
  • 評論

第10回 「陰謀」への強迫

宣戦布告  1792年3月、ルイ16世はブリソ派に内閣を組織させた。そして、革命の理念を世界に広めようとする同派と、逆に敗戦によって革命を止めようとする国王の思惑が一……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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  • 評論

第9回 帰郷

最後の帰郷  ヴァレンヌ事件の直前、ロベスピエールは予期せずパリ県の検察官(革命期の役職)に選出され、代わりに前年の1790年10月から議員と兼務していたヴェルサイユ……

北島三郎論 艶歌を生きた男
  • まなぶ
  • ことば
  • 評論

第6回 上京・流し・デビュー

美空ひばりに憧れて  北島三郎は1936年10月4日に北海道上磯郡知内(しりうち)村(現在は知内町)で、7人きょうだいの長男として生まれた。知内は函館から50kmほど西の津軽……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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  • 世の中のうごき
  • 評論

第8回 堕ちた〈象徴〉

国王の逃亡  フランス革命では民主主義が目指されたが、それは当初国王の存在と矛盾するものとは考えられていなかった。むしろ、ある面では補完し合うものと考えられてい……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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  • 評論

第7回 能動国民と受動国民

「10月事件」という衝撃  バスティーユ監獄襲撃から3ヶ月、「第2の革命」と呼ばれる事件が勃発する。  議会では、国王の暫定的(停止的)拒否権が承認される一方で、二……

北島三郎論 艶歌を生きた男
  • まなぶ
  • ことば
  • 評論

第5回 「流行歌」の誕生――浪曲からロカ……

録音と実演の分裂――「はやり唄」から「はやらせ唄」へ  今回は、昭和初期における外資系レコード産業の日本市場参入と、「声はすれども姿は見えず」を特徴とする「流行歌……

北島三郎論 艶歌を生きた男
  • まなぶ
  • ことば
  • 評論

第4回 「音盤=音楽」からこぼれてしまう……

「西洋とそれ以外」の再生産  前回は勢いまかせにかなり大きな話をしてしまったので、端折ったところも多く、われながら説明不足の感は否めない。先行研究と学説史の迷宮……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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  • 世の中のうごき
  • 評論

第6回 ヴェルサイユの華

全国三部会の開催  当時、ヴェルサイユは人口およそ5万5千、約60万人のパリに比べれば少ないが、アラスのほぼ3倍の人口を抱える都市だった。パリから南西へ20キロほど……

呉座勇一『武士とは何か』
  • まなぶ
  • こころ

呉座勇一さんの連載が『武士とは何か』とし……

「考える人」で連載されていた呉座勇一さんの「名ぜりふで読み解く日本史」が、大幅加筆のうえ、『武士とは何か』というタイトルで、10月27日(木)に新潮選書から刊行され……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
  • こころ
  • まなぶ
  • エッセイ

言語の面白さを教えてくれる10冊

(16)探検家・高野秀行の10冊

 私は20代のころから、25を超える言語を習い、実際に現地で使ってきた。なんて言うと語学の天才みたいだが、実際には悪戦苦闘の連続だった。旅や取材の必要に応じて、文字……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
  • まなぶ
  • 世の中のうごき
  • 評論

第5回 「幸福の革命」に向けた3つの矢

「世論」の法廷  生まれる時代が少しでもずれていれば、〈本来の自己を知ることが本来の社会を知ることにつながる〉というルソーから学んだ発想が、実際に社会を変革しよ……

川添愛×スージー鈴木「桑田佳祐の”ことば”を大解剖!」
  • ことば
  • まなぶ
  • 対談

後編 桑田佳祐は言葉にモザイクをかける

(前回の記事へ) 濡れた桑田佳祐の造語 スージー まずはサザンの代表曲である「いとしのエリー」の歌詞を見ていきましょう。 スージー 前編でも少し触れましたが、これ……

川添愛×スージー鈴木「桑田佳祐の”ことば”を大解剖!」
  • ことば
  • まなぶ
  • 対談

前編 世界一マニアックな「勝手にシンドバ……

「恋人がサンタクロース」問題 スージー 音楽評論家のスージー鈴木です。私が今年6月に上梓した『桑田佳祐論』(新潮新書)は、桑田佳祐の歌詞を詳しく分析したものです。……

北島三郎論 艶歌を生きた男
  • まなぶ
  • ことば
  • 評論

第3回 在地音楽への道――「アメリカには……

なぜ北島三郎なのか  前回私は、1960年代後半以降の新左翼的な思潮を背景に五木寛之が定式化した、「日本人の、弱さや、貧しさや、哀しさや、おろかさ」の表現としての艶……

おかぽん先生青春記
  • まなぶ
  • こころ
  • 思い出すこと
  • エッセイ

生物心理学者の誕生(最終回)

 「考える人」編集長だった河野さんから「青春記を書きませんか」と誘っていただいたのが2016年春であった。もう6年以上、青春記を書いている。当初は青春記である以上、大……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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  • 世の中のうごき
  • 評論

第4回 心の「師」との出会い

「グレッセ」への讃歌  デビュー演説の翌年、未来の革命家の思想を読み解くうえで意想外に重要な論考が執筆された。「グレッセへの頌詞(しょうし)」(1785年)である。これ……

おかぽん先生青春記
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  • こころ
  • 思い出すこと
  • エッセイ

歌文法の発見

 俺の居室は、学生がたむろしいろいろな動物をめでる憩いの場となったが(たむろする学生たち)、同時に研究成果を議論する場でもあった。「ジュウシマツの歌をどう分析す……

北島三郎論 艶歌を生きた男
  • まなぶ
  • ことば
  • 評論

第2回 ひとりぐらいはこういう馬鹿が

第1回はこちら 承前:連載の意図  本連載で私が試みるのは、演歌(というよりここはあえて「艶歌」と表記したい)を、「北島三郎的なもの」として再想像、もっといえば再……

北島三郎論 艶歌を生きた男
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  • 評論

第1回 俺がやらなきゃ誰がやる

音楽学者、北島三郎に挑む  これから北島三郎について論じる。  いうまでもなく北島三郎は、現在日本で活動する演歌歌手のなかでおそらく最も有名な、そして圧倒的に「大……

考える四季
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  • 評論

「慈母としての政治家」大久保利通

瀧井一博『大久保利通 「知」を結ぶ指導者』 2022/07/27 公式HPはこちら。 旧君を裏切り、親友を見捨てた「冷酷なリアリスト」という評価は正当なのか? 富国強兵と殖産……

ロベスピエール 民主主義の殉教者
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第3回 「名誉」を超えて

「抑圧された人々」のために  当時、アラスは2万2千人ほどの住民が暮らす地方の中心都市だった。それでも、長引く不況で繊維産業は衰退し、伝統的な穀物取引に多くを依存……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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