2021年6月24日
ブレイディみかこ×ヤマザキマリ「パンク母ちゃん」配信開始!
60万部を超えるヒットとなった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の文庫化を記念して、ブレイディみかこさんとヤマザキマリさんの対談「パンク母ちゃん」を全3回に分けてお届けします。
初対面にしてすぐに意気投合したふたりには、「長い海外生活」「外国人男性との間に生まれたひとり息子」など、多くの共通点があることが明らかに。何よりふたりともパンクにハマった青春時代があり、その経験が後の人生に大きな影響を与えたこと――。
海外での凄絶な恋愛、出産、子育て、その経験から見えてくる日本という国の特殊性など、これまでタフな修羅場の数々をくぐり抜けてきたふたりによる、グルーヴ感溢れる対話をお楽しみください。
第1回は、それぞれのパンク体験、そんな母ちゃんのもとで育った逞しい息子たちについて。「絶対にマネできない子育て」が語られます。
対談は3回に分けて配信(第1回は2021年6月24日、第2回は7月1日、第3回は7月8日配信予定)。当サイトでは、それぞれの冒頭を公開します。続きは「note」での有料コンテンツとなります。
記事をそれぞれ単体で買うと1本500円×3=1500円ですが、全3回を【1000円】で読めるお得な有料マガジンもございます。マガジンを最初に購入すると、7/1(木)配信予定の第2回、7/8(木)配信予定の第3回を追加購入することなくお読みになれます。
ブレイディみかこ×ヤマザキマリ「パンク母ちゃん」全3回概要
1.パンクな母ちゃんとクレバーな息子たち
我らパンク母ちゃん/貧乏でもクールになれる国/着物で外国人を落とせる!?/恋愛にナショナリティを持ち込むな/海外への根深い劣等感/勝手に育った息子たち/エンパシーへの風通し/「こういうことは世界のどこに行ってもある」/「どこでもアウェー」な息子たちをリスペクト
2. 詩人と本気で恋をした(7月1日配信予定)
詩人はダメ、絶対/アイルランドの詩人はヤバい/「私もアイルランド人と……」/イタリアの詩人、その後日談/悲劇もすべて笑い飛ばす
3. 私たち一生「グリーン」(7月8日配信予定)
We love トラック野郎/イギリスでの出産経験/私たち一生グリーン/パンクよ、ありがとう
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とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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