「あなたには世界がどう見えているか教えてよ 雑談のススメ」一覧
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12.自分を知ると、誰かのことを知りたくなる
聞いてもらえなかった経験 先日、雑談の中である人がこんな話をしてくれた。 「ずっと自分の考えや思っていることを話すのが苦手だったんです。サクちゃんとの雑談の場……
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11. 「ちゃんと聞く」とは――いかに聞いてもらえていな……
「聞く」はとてもむずかしい 「人の話を聞くことができていますか」と問われて、「できている」と自信をもって答えられる人はどのくらいいるだろうか。それだけ「話を聞く……
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10.ネガティブをひっくり返す――使える材料はすべて使う
わたしは、若い頃から環境や困難に対応し続けてきたら、耐える力や我慢するクセがついてしまったという自覚がある。雑談の仕事をしていると、同じように自分の意思や望み……
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9.「自分だけうまくいかない」のはなぜか――疑う力と信じ……
子どもの頃から「将来の夢」や「やりたいこと」を訊かれると困った。どう考えてもわからないからだ。それで、数年前、「やりたいこと」がある人とない人は何がちがうのだ……
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8.「自分」を多面的にみる――わたしの中の鬼コーチ問題
雑談をしに来てくれた人に「普段、誰かに自分の話をすることはありますか?」と訊ねると、「ほとんどないですね」という方が少なからずいる。「どうせ話してもわかっても……
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7.思考のクセを自覚する――人生のシナリオ設定
この人になら話せるかもしれない。話してみよう、といざ話し出しても、はじめからスラスラと思い通りに言葉が出てくるわけではない。 話し出してみないとわからないつ……
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6.相手を信用するとは?——プール理論
話すのが怖いと感じても、相手を信用して出してみる。自分から先に出すことで信用していることを証明する。するべきこと自体は明確だが、人を信用するというのは目に見え……
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5.なぜ話せないのか?——自信と信用について
飲み会の帰り道の虚しさ 友人が数人集まる飲み会に行って、近況報告などをあれこれ話して、たくさん笑って楽しい時間を過ごせた。それなのに、帰り道になんだか少し虚し……
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4.よい雑談とは?——「ひとりで考える」と「誰かに相談す……
「考えすぎちゃう」は本当に考えているか 「考えすぎちゃうんです」と言う人がいる。 わたしも子供の頃から間違いなく「考えすぎ」の部類に入る人間だ。例えば、誰かに何……
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3.「よい雑談」とは?――「あなたとわたし」の間の正直さ
「よい雑談」とは、いったいどんなものだろうか。言葉を使って人と関わるシーンを、過去に遡って思い出してみることで、「よい雑談」になるための条件を見つけてみよう。 ……
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2.なぜ「雑談」が必要なのか
雑談が足りない わたしがマンツーマン雑談の仕事を始めたのは2020年の1月で、当時は「自分の話を思いきりできる場所がないから、あったほうがいいよね」ぐらいの感覚だっ……
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1.はじめに――「雑談サービス」はじめます。
1.はじめに――「雑談サービス」はじめます。 なぜ「雑談」を仕事にしようと思ったのか? 雑談を仕事にしようと決めたのは2019年の終わり頃だった。 当時のわたしは、2……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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