シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
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「下妻みどり」一覧

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その6  小ローマは一日にして成らず

 長崎の町を、ずーっと潜って降りていくと、キリシタンの町が現れる。  いまは小さな官庁街にすぎない「長い岬」には、教会が並んでいたし、秋の大祭「くんち」は、禁教……

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その5  行列の記憶

 異国情緒たっぷり、絢爛豪華な長崎くんちは、元をたどれば、キリシタン禁制にともなう“人心荒廃”への“対策”であった。  くんちが始まった1634年は、禁教から20年……

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その4  あてがわれた祭り

 開放的で楽天的。ぬるま湯体質。ハングリーさに欠ける。  「長崎の県民性」として、よく出てくるキーワードだ。「鎖国時代に国際貿易港かつ天領として栄え、豊かな生活を……

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その3  上書きの岬

 世界のなかで見れば「東」にある日本の、しかし「西」のはじっこにある長崎。その名の由来である「長い岬」には、1571年の開港とともに、島原や平戸、大村などの周辺……

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その2  東の果ての、西のはじ。

 西洋から見れば東洋。東洋のアジアの中でも、さらに「東の果て」に、日本はある。その「東」度の高さから、「日出づる国」という「朝日はこちらから昇るんですからね。ふ……

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その1  意外に語らない町

 「修学旅行で行きました~」  「グラバー園と眼鏡橋と平和公園、あと出島」  「ちゃんぽんはおいしかったけど、中華街は小さくないですか?」  「長崎」と聞いた人の反応……

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考える人とはとは

 はじめまして。2026年7月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、松本太郎と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 2002年7月4日、季刊誌「考える人」が創刊されました。

 目次には当代随一の執筆陣がずらりと並び、B5判240ページの誌面の隅々から知の香りが立ちのぼってくるかのようでした。

 当時、入社3か月の営業部員だった私は、見上げるような思いで手に取り、発売日には編集長の松家仁之さんと創刊のご挨拶のために書店にうかがいました。

 まだ書店訪問にも慣れておらず、編集長ともほぼ初対面の中、次のお店の約束の時間に間に合うだろうかと時計ばかりが気になって、終始、そわそわしていました。そんな私に松家さんがやわらかな笑顔で接してくれたこと、そして、新雑誌の門出を祝うようなすっきりと晴れた一日だったことを覚えています。

 あれから四半世紀が過ぎ、ウェブマガジンとして衣替えした今でも、創刊時に掲げられた「Plain living, high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という言葉は古びていません。AIに尋ねれば瞬時に答えが返ってくる時代だからこそ、それらしい言葉に飛びつくのではなく、自分の頭で考え、心の声に耳を澄ませることの大切さは増しているように感じます。

 創刊号には、養老孟司さんのロングインタビューが掲載されています。養老さんはその中で、恩師である中井準之助先生の口癖だった「人の心がわかる心を教養という」という言葉を紹介しています。

 読んだ瞬間に立ち止まり、さまざまな思いが湧き上がってくるような文章に、楽しみながら出会える場であり続けたいと思っています。

「考える人」編集長
松本太郎


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