2020年8月19日
谷川俊太郎最新作『ベージュ』サイン本プレゼント&朗読動画公開!
"18歳の日、ぼくは湧きあがる詩を大学ノートに書き始めた。あれから70年ーー"
つねに第一線で活躍する詩人が、未収録の作品から自ら選び、書き下ろしを加えた31篇。88歳の傑作詩集となった最新刊『ベージュ』が好評発売中。
収録作の「にわに木が」と「裸の詩」を朗読する映像をYouTubeでご覧いただけます。ご自身の声で聴く詩は格別、蝉しぐれと涼やかな緑もご堪能下さい。
また、『ベージュ』サイン本が1名様に当たるTwitterキャンペーンも実施中。
【応募方法】
1) 「考える人」のTwitterアカウント @KangaeruS をフォロー
2) リンク先のツイートをリツイート
小社の「ソーシャルメディア・キャンペーン 応募規約」はこちらです。
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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