「土俗のグルメ」一覧
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16.土俗のラーメン論(2)――「美味しい」だけでは疲れ……
前回は愚痴っぽいことを書いてしまった。どんなことを書いたかはバックナンバーを閲覧していただくとして。要は、ラーメンを相対的に語る時代はもう終わってしまったので……
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第15回 土俗のラーメン論(1)――余は如何にしてラーメ……
「みんな! ラーメンについてちょっと真剣になりすぎ!」 と、注意したい気分なのである。何故、そんな優等生の学級委員みたいなことを私のような人間が言わなくてはい……
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第14回 「ご飯のお供」改め「米バディ」
「ご飯のお供」とは何か? まず定義をしておきたい。何を以って「ご飯のお供」とするかだ。 例えば「バター」はどうだ? バターだけだとダレるのでそこに醤油を垂らす……
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第13回 土俗な寿司マニフェスト
はっきり言って私は、寿司にコンプレックスを感じている。そのコンプレックスをタイムカプセルに詰めて、未来へのメッセージとしたい。 メシに上等だの下等だのと言い……
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第12回 芸人を「食」にたとえる
「ビートたけし=ラーメン」説 ミュージシャンや俳優、文筆家など肩書きを色々持つ私ではあるが、自分の表現の本籍地は「芸人」だと思っている。そんな私を「食堂」にた……
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第11回 食はいつも未知なもの――アボカドと袋麺
はじめてのアボカド はじめてアボカドを食べた時のことを、今でも思い出す。 1980年代の前半だったと思う。たしか、テレビでは千代の富士が活躍、ホテルニュージャパン……
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第10回 恥ずかしいバーベキュー
「そこは戦場だ!」 「バーベキューは恥ずかしい」 それが私の経験に基づいた実感なのだが、世間一般では「バーベキューをきちんとこなせてこそ一人前」という評価軸が……
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第9回 「実存」としての焼き鳥
たかが焼き鳥…… 「焼き鳥」は人々にどんなものをもたらしている食べ物だろうか――。 手にとって構え、おもむろに串を横に引き一口目を頬張る。そして今度は、肉を押し上……
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第8回 生まれた時からナポリタン
ナポリタンの明後日 「明後日(あさって)の方向」という慣用句がある。“見当違い”の意だ。私はこの言葉からある料理を思い浮かべる。 「ナポリタン」がそれである。関西で……
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第7回 人の“食欲”をのぞく
“メザシ”の食欲 人の食欲を見るのが好きだ。 “メザシの土光”を知っているだろうか? 土光敏夫。戦後の高度経済成長期に、東芝や石川島播磨重工業の社長と辣腕をふるい……
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第6回 「納豆チャーハン」の最適解
手強いぞ、納豆は 「納豆チャーハン」について明確な「答え」を知ってる人を私は知らない。あるいは「知っている」と言い張る向きもあろうが、私は「あー、思考をやめたの……
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第5回 「窒食」という秘かな愉しみ
行きずりの行為 「窒食」という食べ方がある。推奨はしない。特にお年寄りは命にかかわるのでやめていただきたい。各自、自己責任でやるかやらないかを決めてほしい。 「……
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第4回 土俗のカレー観
「カレーにこだわりがある人には、DV癖がある……」 友人(女性)は虚ろな目でそんな言葉をサラッと言った。「で、最後は謝ってきて、やり直させてくれ、って言う、そして……
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第3回 「ライスハック」という極意
この記事にたどり着いてしまったあなたは、少々変だと思う。この「考える人」においてグルメ関連の連載ならば、あのエリックサウスの稲田俊輔氏がいるのだし、小山田浩子……
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第2回 「10分どん兵衛」の誕生
哀しい能力 子どもの頃から「人の言うことを聞く」のが苦手だった。これは決して自慢出来ることではない。「だから今がある」という成功譚をひけらかすつもりもない。し……
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「土俗のグルメ」連載スタート記念対談 with ヤマザキ……
『パスタぎらい』 ヤマザキマリ/著 2019/04/17発売 公式HPはこちら 山梨は日本のイタリア!? マキタ 『パスタぎらい』面白かったです。僕もよく食べ物について書いたり、……
マキタスポーツ
ヤマザキマリ
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第1回 「土俗」のマニフェスト――書を捨て、メシを食おう
自分が”主役” 大事なことは、私が「美味(うま)い」と思うかどうかだ。話題の行列店やグルメ情報、識者による評価は重要ではない。 それが私の本音で、上等だの、下等だ……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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