対談・インタビュー一覧
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第5回 装飾を削ぎ落とすということ……
いとう このあいだの『文藝』に批評家でヒップホップも詳しい陣野俊史さんの「泥海」という小説が掲載されていましたが、これがめちゃくちゃ良かった。彼はフランスにいた……
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第4回 何が人称を決めるのか……
古川 ところでラップの話ですが、ヒップホップのリリックって一人称が多いですよね。ラップをする人間の視点で、俺はこう思う、私はこう感じたという一人称。だから三人……
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第3回 サンプリングとヒップホップマナー……
古川 『小説禁止令に賛同する』の中でヒップホップマナーだなと思ったのは、いとうさんらしく映る一人称の語り手の批評の言葉や、漱石や中上の作品を嵌め込んだ上で、最……
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第2回 偽史への想像力……
古川 一人称でこの『ミライミライ』のような歴史性を持ったものを書こうとすると、普通は「ここは嘘を書いてるな」とか、自分で偽史のようなものを操作してしまうと思う……
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第1回 時制をめぐるふたつの手法……
いとう 古川さんとの出会いですが、一度、アジアン・カンフー・ジェネレーションのライブの楽屋でお会いしたことがありましたね。 古川 そうですね、そのときち……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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