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「世界文学」一覧

やりなおし世界文学
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(最終回) フレイザーとパーティを組んで……

 年末からなんだかものすごく疲れていて、年賀状は一通も書いていないしメールでの年始のあいさつすらほとんどしていない。ずっとぼーっとしている。理由はわかっている。……

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(25) 謎のナゾベーム――シュテュンプ……

 「尾が四メートルある。屁で持ち上げて果実を採る」。なんなんだこのメモは。ハラルト・シュテュンプケの『鼻行類』におけるナゾベーム類についての記述だ。説明しても未……

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(24)ボヘミアンたちの金策と住宅事情―……

 オペラのことなど何にもわからないわたしでも、名前だけは知っている『ラ・ボエーム』である。かなり長い間、オペラは基本的に権力者の物語を取り扱ったお金持ちのための……

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(23) やがて幸福な太宰の津軽――太宰……

 太宰治賞出身であるにもかかわらず、太宰治を苦手としている。文章はすごくおもしろくて好きだけれども、本人がかなり苦手だ。理由はめちゃくちゃ単純で、ものすごくもて……

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(22) 乾いた不思議が漂うハーンの日本……

 島根県の松江市には、一度だけ取材で出かけたことがある。J2のサポーターの小説を書いていた頃で、日本のいろいろな所に行って、日本という国の中の大変な多様性にひた……

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(21) 涎と悪魔と妄想の規律――コルタ……

   「よだれ」というのはあまりにも強い言葉なので、小説の中ではめったに使わない、というか使ったことがないように思う。「涎」と漢字にしてみてもその威力は変わらず、……

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(20)古代中国版「地球の歩き方」――『……

 児童文学についていろいろ美しい思い出は持っているけれども、結局いちばん読んだのは妖怪事典だと思う。小学校の学級文庫にあった水木しげる先生の妖怪事典などは、たぶ……

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(特別編)速さと鋭さのダイバーシティ――……

 小学六年か中学一年の時だったと思うのだけれども、元ザ・ブルーハーツで、現ザ・クロマニヨンズの真島昌利氏が、ラジオの書き起こし本で、サキとかブラッドベリを読んで……

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(19)輝き続けるアホと暴かれる世界の急……

 疲れたんでラファティを読ませてもらっていいですか? と欄の編集担当さんにたずねると、いいですよ、とのことだったので、ラファティを読む幸せにひたらせていただくこ……

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(18)社会的距離の中の偽おじいさん私記……

 めったに著者略歴は読まないのだけど、ふと目に留まったんで読んでみると、けっこうきわどいことが書いてあった。「18歳のときに女に金を工面してやろうとして学友から金……

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(17)「私にはこう見える」の終わりなき……

 「パンケーキ。ちっちゃくてほかほかの。卵二個分の目玉焼き。今日は翼のあるウマがやってくるから、月までつれていってあげる。月の上で薔薇の花びらを食べましょう」  ……

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(特別編)「ペスト」が洗い出す凡庸な人間……

 「ペスト」のことを考えずにはいられない。読んでいる間はそんな気分だった。食事をするのも面倒だった。「ペスト」のこと以外考えたくないとさえ思っていた。一方で、も……

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(16)旅と尻たたきの果てのカンディード……

 表紙がいきなりしりを蹴られている人としりを蹴っている人なので、なんだこりゃと思うのだが、読んでみるとまったく偽りはないことがわかる。なんだったら自分が読んでき……

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(15)配られた人生に恩寵を――ディーネ……

 ノルウェーのフィヨルドの山麓にある、おもちゃのような家が建ち並ぶ町ベアレヴォーに、もう若くはないけれどもとても美しかった姉妹が住んでいた。姉はマチーヌ、妹はフ……

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(14)普通の女と普通の男――ロレンス ……

 こういう欄で文章を書きつつ、それでも一生読まない本だろうと思っていたけれども、先月の『カヴァレリーア・ルスティカーナ』の解説でしきりにロレンスへの言及があった……

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(13)報われたらえらいのかよ――ヴェル……

 タイトルは知らなくても、おそらく誰もが一度は耳にしたことがあるだろう「カヴァレリーア・ルスティカーナ」の間奏曲である。とてもいい曲なので、似たような曲もたくさ……

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(12)ハードな旅リヒテンシュタイン行き……

 夜のニュース番組のタイトルじゃなかった、と読了した今も思う。完璧なタイトルのようでいて、そこから外して勘違いさせるようなところがあるのがものすごくおしゃれな気……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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