シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「雑貨」一覧

雑貨の終わり
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水と空

 亀山さんと会わなくなって半年ほどがすぎた夜、桜の花びらがふりそそぐ神田川ぞいを歩いていると、光る玉が水面からのぼり瓦屋根のうえに消えた。ゆらゆらではなく、滑る……

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パン屋から遠くはなれて

「あたしはただのつまらんパン屋です。それ以上の何者でもない。昔は、何年か前は、たぶんあたしもこんなじゃなかった」(レイモンド・カーヴァー『大聖堂』村上春樹訳、中……

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鼠の国をめぐる断章

 ディズニーランドのトゥーンタウン地区にあるミッキーの家に来園者がつめかけ、最大十一時間待ちとなった、というニュースがラジオから流れている。二〇一八年十一月、ち……

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レディメイド、さえも

 マックスというドイツ人留学生の知り合いから、片言の日本語で「たぶん、これきっと、好きだと思う。移転のお祝い、どうぞ」と『フォン・イエーデム・アインス』という三……

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息を止めて

 心臓から送りだされた血が、黒い穴から噴きこぼれる。酒井は震える手で、友人に空いてしまった小さな穴をふさいだ。音もなく血はあふれ生成色の開襟シャツをゆっくりと染……

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ふたりの村上

 村上春樹氏の書斎がじつにかわいく雑貨的であることを知ったのは、ニューヨークにあるペンギン・ランダムハウス社がホームページ上につくった彼の紹介ページをたまたま開……

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「考える人」から生まれた本

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考える人とはとは

何かについて考え、それが「わかる」とはどういうことでしょうか。

「わかる」のが当然だった時代は終わり、平成も終わり、現在は「わからない」が当然な時代です。わからないことを前提として、自分なりの考え方を模索するしかありません。

わかるとは、いわば自分の外側にあるものを、自分の尺度に照らして新しく再構成していくこと。

"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)*を編集理念に、Webメディア「考える人」は、わかりたい読者に向けて、知の楽しみにあふれたコンテンツをお届けします。

*産業革命後に急速な都市化が進むロンドンで、イギリスの詩人ワーズワースが書き遺した言葉。

 

 

「考える人」編集長
松村 正樹

  • 津野海太郎「最後の読書」読売文学賞受賞


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