8月17日午後、新潮文芸振興会主催による「小林秀雄賞」「新潮ドキュメント賞」選考会がホテル オークラにておこなわれ、小林秀雄賞受賞作品が決定しましたので、ここにお知らせいたします(新潮ドキュメント賞についてはこちらをご覧ください

■受賞作品■

中動態の世界―意志と責任の考古学

(2017年4月 医学書院刊)

■著者略歴■

國分 功一郎

(こくぶん・こういちろう)
1974年、千葉県柏市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学准教授。専攻は哲学。主な著書に『暇と退屈の倫理学 増補新版』(太田出版)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)、『近代政治哲学』(ちくま新書)など。訳書にドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)など。

■授賞理由■

中動態という、日本人に馴染みがない概念を浮かび上がらせようとして、
難解な迷路をくぐり抜ける、著者の一途な姿と稀有な批評的営みが美しい。

※各選考委員による選評は9月7日発売の「新潮」に、受賞者インタビューはこちらに掲載されています。