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「コンフェッシオーネーーある告白」一覧

コンフェッシオーネーーある告白
  • 思い出すこと
  • エッセイ

10.「神の国」の無神論者

「君は本当のパンクを知らない」  トレヴィーゾ近郊の、のどかな田園地帯に建つフレッド・パイの家での滞在が数日を過ぎたころ、ロンドンからサンドラの息子のジョージが……

ヤマザキマリ
コンフェッシオーネーーある告白
  • 思い出すこと
  • エッセイ

9.「イタリアの英国人」の正体

私の自己形成に影響を与えた英国人  イタリアへ到着してから1カ月と少しが過ぎたころ、私をマルコの家から連れ出したリアーノの家で出会ったイギリス人のフレッド・パイ……

コンフェッシオーネーーある告白
  • 思い出すこと
  • エッセイ

8.「信仰は危険だ」と英国人は言った

日本にキリスト教をもたらしたのは……  母に託されたローマ法王の横顔を模(かたど)ったメダルをぶら下げ、自分がカトリックの洗礼を受けていることを知らせた直後、いつ日……

コンフェッシオーネーーある告白
  • 思い出すこと
  • エッセイ

7.「私はカトリックです」

フェッラゴスト――掃除婦のいない八月  その頃、イタリアの8月といえば国全体が夏休みに入り、官僚も商人も、お金のある人もない人も、皆一斉に海か山へ避暑をしてしまう……

コンフェッシオーネーーある告白
  • 思い出すこと
  • エッセイ

6.深まる疑念

陶磁器の街、ノーヴェ  マルコの家と工場があるノーヴェは、陶磁器の生産で知られるイタリア北部の街である。ノーヴェの街を貫くブレンタ川は、レヴィコ湖とカルドナッツ……

コンフェッシオーネーーある告白
  • 思い出すこと
  • エッセイ

5.虚ろな肖像画

14歳の涙と掃除婦ヴィーチェ  話は遡るが、イタリアに渡る3年前の14歳の冬、単身でフランスを訪れていた私は、母の友人が暮らすリヨン近郊からドイツのケルンへ向かう列車……

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  • エッセイ

4.ロセッラはご機嫌ななめ

「異端の私」に戻る場所はない  当時のイタリアには、まだ高速鉄道というものは存在しておらず、ローマから530キロ離れたヴェネチアまで列車で移動するのに8時間は必要だ……

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  • 思い出すこと
  • エッセイ

3.終着駅のミネストローネ

胃腸の拒絶  ヤギ肉の串焼きに塩漬けの豚肉、中東産の珍しい香辛料を塗(まぶ)して調理された猪肉、鶏肉や兎の肉にバターと蜂蜜――。16世紀後半、天正遣欧少年使節の4人がイ……

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  • エッセイ

2.暗夜のローマ、17歳の憂愁

「アウェイ」の解放感  中学生のころ、所属していたブラスバンド部でリーダー格の女子と彼女の取り巻きが、突然私と口を利いてくれなくなったことがあった。理由は、リー……

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  • 思い出すこと
  • エッセイ

1.「全ての道」が通じる場所へ

1584年のリスボン、1984年のローマ  1584年8月、天正遣欧使節団を乗せたサンティアゴ号は、長崎を発ってから2年半の時を経て、漸くポルトガルのリスボンに到着した。  目……

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考える人とはとは

 はじめまして。2026年7月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、松本太郎と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 2002年7月4日、季刊誌「考える人」が創刊されました。

 目次には当代随一の執筆陣がずらりと並び、B5判240ページの誌面の隅々から知の香りが立ちのぼってくるかのようでした。

 当時、入社3か月の営業部員だった私は、見上げるような思いで手に取り、発売日には編集長の松家仁之さんと創刊のご挨拶のために書店にうかがいました。

 まだ書店訪問にも慣れておらず、編集長ともほぼ初対面の中、次のお店の約束の時間に間に合うだろうかと時計ばかりが気になって、終始、そわそわしていました。そんな私に松家さんがやわらかな笑顔で接してくれたこと、そして、新雑誌の門出を祝うようなすっきりと晴れた一日だったことを覚えています。

 あれから四半世紀が過ぎ、ウェブマガジンとして衣替えした今でも、創刊時に掲げられた「Plain living, high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という言葉は古びていません。AIに尋ねれば瞬時に答えが返ってくる時代だからこそ、それらしい言葉に飛びつくのではなく、自分の頭で考え、心の声に耳を澄ませることの大切さは増しているように感じます。

 創刊号には、養老孟司さんのロングインタビューが掲載されています。養老さんはその中で、恩師である中井準之助先生の口癖だった「人の心がわかる心を教養という」という言葉を紹介しています。

 読んだ瞬間に立ち止まり、さまざまな思いが湧き上がってくるような文章に、楽しみながら出会える場であり続けたいと思っています。

「考える人」編集長
松本太郎


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