シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「辞書」一覧

分け入っても分け入っても日本語
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「ダサい」「トッポい」

ダサい  かつて若い世代の男性から絶大な支持を得た週刊誌、『平凡パンチ』。その1974年4月28日号に、興味深い記事が出ています。題して「ダサイもシブイもベシャっ……

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「虫が好かない」

 漫画の「ドラえもん」に「ニクメナイン」という話があります。この薬を1錠のむと、しばらくとっても感じのいい人物になります。その反対が「ムシスカン」で、のむと誰に……

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「G」

G(虫の名前)  晴れた日の午後、私は東京・永田町にある国立国会図書館の「音楽・映像資料室」にいました。ここで、ある懐かしいテレビドラマの台本を閲覧しようとして……

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「つまらない」「くだらない」

つまらない  ものが詰まって滞るのはよくないことなのに、その反対の意味であるはずの「つまらない」が、いい評価でなく悪い評価を表すのは不思議だ。どうしてでしょう。……

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「ギャフン」「ギョギョッ」

ギャフン  テレビの製作会社から、「『ギャフン』の語源について放送したいが、こういう内容でいいか」と問い合わせがありました。テレビで取り上げるには少々古風なこと……

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「いずれアヤメかカキツバタ」

 平安時代の武士・源頼政は、怪鳥を退治した手柄により、上皇から「あやめ」という女性を賜わることになりました。頼政が昔から噂(うわさ)に聞いて憧れていた女性です。……

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「赤い糸」

 結婚する運命にある男女は、小指と小指が赤い糸で結ばれていると言われます。ロマンチックな話です。とはいえ、「赤い」と色彩を示しているからには、目で見えなければな……

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「はっけよい」

 語源に関する説は、思いつきのものが多いのが特徴です。根拠もなく、民間で流布している語源説のことを「民間語源説」と言います。英語で言えば「フォーク・エティモロジ……

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「うやむや」

 音の響きの面白いことばです。「誰が犯人かはうやむやになった」「資金の使い道がうやむやにされた」のように使う「うやむや」。国語辞典を見ると、「有耶無耶」という漢……

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「烏賊」「信天翁」

烏賊(いか)  あるとき、テレビ番組から、「難読漢字をクイズに出すので、解説してほしい」という依頼が来ました。私はホイホイと引き受けました。  引き受けてすぐに「……

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「オシャカになる」「シャカリキになる」

連載にあたって  これから毎週、語源、つまりことばの由来を考えていきます。  語源について「解説する」のでなく、「考える」というのが肝心なところです。  世間では……

考える四季
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「誤用」表現は本当に誤りなのか?

 辞書は版によって変わります。私が編纂に携わる『三省堂国語辞典』(三国・さんこく)は、最新版の第7版で「的を得る」という項目を立てました。「的を得た表現」などと……

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考える人とはとは

 はじめまして。2026年7月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、松本太郎と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 2002年7月4日、季刊誌「考える人」が創刊されました。

 目次には当代随一の執筆陣がずらりと並び、B5判240ページの誌面の隅々から知の香りが立ちのぼってくるかのようでした。

 当時、入社3か月の営業部員だった私は、見上げるような思いで手に取り、発売日には編集長の松家仁之さんと創刊のご挨拶のために書店にうかがいました。

 まだ書店訪問にも慣れておらず、編集長ともほぼ初対面の中、次のお店の約束の時間に間に合うだろうかと時計ばかりが気になって、終始、そわそわしていました。そんな私に松家さんがやわらかな笑顔で接してくれたこと、そして、新雑誌の門出を祝うようなすっきりと晴れた一日だったことを覚えています。

 あれから四半世紀が過ぎ、ウェブマガジンとして衣替えした今でも、創刊時に掲げられた「Plain living, high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という言葉は古びていません。AIに尋ねれば瞬時に答えが返ってくる時代だからこそ、それらしい言葉に飛びつくのではなく、自分の頭で考え、心の声に耳を澄ませることの大切さは増しているように感じます。

 創刊号には、養老孟司さんのロングインタビューが掲載されています。養老さんはその中で、恩師である中井準之助先生の口癖だった「人の心がわかる心を教養という」という言葉を紹介しています。

 読んだ瞬間に立ち止まり、さまざまな思いが湧き上がってくるような文章に、楽しみながら出会える場であり続けたいと思っています。

「考える人」編集長
松本太郎


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