本の試し読み一覧
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『義父母の介護』試し読み
村井理子「考える人」の好評連載「村井さんちの生活」。近年は、認知症の義母と90歳の義父のケアに奔走する日々が中心になっていましたが、そのパートをまとめた新刊『義父母の介護』が7月18日に新潮新書より発売されます。
義母の認知症が8年前に始まり、義父も5年前に脳梗塞で倒れた。結婚以来そりが合わなかった姑と舅だが、「私がやらなければ!」と一念発起。仕事と家事を抱えながら、義父母のケアに奔走する日々が始まった――。しかし、急速に進行する認知症、介護サービスを拒絶する義父に翻弄され、やがて体力と気力は限界に。介護の最初の一歩から、高齢者を騙す悪徳業者との闘いまで、超リアルな介護奮闘記です。
発売を記念して、本書より「プロローグ――それは瓶ビールから始まった」を公開いたします。すべての始まりとなった7年前、義母に起きた異変とは?
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『「ダメ女」たちの人生を変えた奇跡の料理教室』試し読み
村井理子38歳で名門料理学校を卒業した著者は、ふとしたきっかけから女性たちに料理を教えることになった。自分らしい料理との付き合い方がわからず、自信が持てなかった年齢も職業もバラバラな10人とともに笑い、一緒に泣き、野菜を刻み、丸鶏を捌いていたら、彼女たちの人生が変わり始めた! 買いすぎず、たくさん作り、捨てないしあわせが見つかる、一冊で何度も美味しい料理ドキュメンタリー。
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ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』書評
マッシミリアーノ・スガイ17歳でフィレンツェに留学。以来、長くイタリアに暮らしてきたヤマザキマリさんが、食の記憶とともに溢れ出す人生のシーンを描いたエッセイ『貧乏ピッツァ』(新潮新書)が好評発売中です。
同書の書評を、イタリアの北部ピエモンテ州に生まれ、日本の文学や文化に魅せられて約20年前に来日、現在はライターとして主に日本の食文化の素晴らしさを伝えているライター、マッシミリアーノ・スガイさんにご寄稿いただきました。
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ヤマザキマリ『貧乏ピッツァ』試し読み
ヤマザキマリ17歳でフィレンツェに留学。極貧の画学生時代に食べたパスタやピッツァの味が今でも忘れられない――。ヤマザキマリさんが、食の記憶とともに溢れ出す人生のシーンを描いたエッセイ『貧乏ピッツァ』(新潮新書)が2023年11月17日に発売されました。
その刊行を記念して、料理が苦手だった亡き母の思い出が綴られた、同書収録の「思い出のアップルパイ」を公開いたします。
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Superfly越智志帆『ドキュメンタリー』試し読み
Superfly越智志帆Superfly越智志帆さんの人気連載「ウタのタネ」が単行本『ドキュメンタリー』として発売されました!「今まで心の奥の方にひっそりとしまったままにしていた、日々感じたことを言葉にしてみます」。Superflyの歌う世界は、越智志帆が暮らす日常とつながっている。「二番目な私たち」「お味噌汁で泣く」「毛髪一本勝負」「影響アレルギー」「母になること、私であること」など親密なタッチで描く18篇を収録した初の著作。
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國分功一郎『目的への抵抗 シリーズ哲学講話』試し読み
國分功一郎國分功一郎さんの新刊『目的への抵抗 シリーズ哲学講話』が2023年4月17日に発売されます。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感の正体に迫るもので、東京大学で行われた学生向けの「講演」をベースにしています。現代社会における哲学の役割を問い直す、20万部突破のベストセラー『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)の議論をより深化させた、続編的な意味合いをも帯びた一書です。
はたして、タイトル「目的への抵抗」に込められた意図とは?
<目的>と<自由>は、どのような関係にあるものなのか――。
本書発売を記念して、「はじめに――目的に抗する<自由>」を公開いたします。
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錦織一清『少年タイムカプセル』試し読み
錦織一清少年隊の“ニッキ”こと、錦織一清さん初の自叙伝『少年タイムカプセル』(新潮社)。本書は、12歳でジャニーズ事務所に入所、1985年「仮面舞踏会」でデビューした錦織さんが、盟友・植草克秀さんや東山紀之さん、時代を超える名曲、ダンス論、そして恩師・ジャニー喜多川さんなどについて語る、貴重な芸能史の記録にしてエンターテインメント論です。
3月1日発売の本書より、錦織一清さん本人の筆による「はじめに――小さな町の小さな家」を公開いたします。
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呉座勇一『武士とは何か』
呉座勇一平安後期から戦国時代にかけて、政治・社会の中心にいた中世武士。日常的に戦闘や殺生を繰り返していた彼らのメンタリティーは、『葉隠』『武士道』で描かれた江戸時代のサラリーマン的な武士のものとはまったく異なっていた。史料に残された名言、暴言、失言を手がかりに、知られざる中世武士の本質を読みとく画期的論考。
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東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』書評
白石正明家族、キャリア、自尊心、パートナー、幸福……。自由で過酷な社会を、いかに生きるか。この問題に正面から取り組んだ、新感覚の“読むセラピー”『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』が好評発売中です。
著者の東畑開人さんは、沖縄の精神科デイケア施設での経験を基にケアとセラピーの価値について考え抜いた『居るのはつらいよ』(2019年)で第19回(2019年)大佛次郎論壇賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020を受賞しています。その担当編集者で、長年、東畑さんの執筆を見守ってきた白石正明さんによる書評をお届けいたします。
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沖田瑞穂『すごい神話――現代人のための神話学53講義』試し読み
沖田瑞穂人間はなぜ死ぬのか――インドネシアのバナナ型神話と『鬼滅の刃』の物語から考える。女神たちは何を担わされているのか――インドの乳海攪拌神話とゲーム『FGO』の世界観から解き明かす。世界に伝わる多様な神話から、現代の映画や漫画、ゲームにまで息づく「神話のエッセンス」を明らかにする、魅惑の神話学講義!
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碧海寿広『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』試し読み
碧海寿広近代以降、右翼から左翼、文学者や哲学者まで、あらゆる論客がその魅力や影響を熱く語り続けてきた国民的高僧・親鸞。注目の研究者が、それぞれの親鸞論を深く読み解き、その思想の核心に迫る『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』(新潮選書)が発売。その序章の一部を公開いたします。なぜ日本人は、親鸞が好きなのか――。
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横田南嶺ほか『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』試し読み
横田南嶺「不要不急の外出」「不要不急のイベント」など、コロナ禍で盛んに喧伝されるようになった「不要不急」の四文字。はたして、何が“要”で、何が“急”なのか? その意味が曖昧なまま言葉は独り歩きし、もはや我々の行動のみならず存在にまで深く突き刺さる状況になっています。はたして、人生において真に大切なものは何か――。この難題に10人の僧侶が挑んだ『不要不急 苦境と向き合う仏教の智慧』(新潮新書)。その中から、鎌倉の名刹・臨済宗円覚寺で管長を務める、横田南嶺師の論考「人生に夜があるように」を公開いたします。
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萩尾望都 聞き手・構成 矢内裕子 『私の少女マンガ講義』試し読み
萩尾望都
矢内裕子デビューから50年余、今なお現役であり続ける作家が、日本独自の文化である少女マンガの「原点」と「未来」を語る『私の少女マンガ講義』(新潮文庫)。本書は、イタリアでの講演やロングインタビューをもとに構成され、マンガ家自身が語る少女マンガ史から、自作の解説や創作作法までを語る貴重な一書です。その文庫化を記念して、「どんなふうにマンガを描いているのでしょうか?」という質問から導かれた、「少女マンガの神様」自らが語る創作の舞台裏を公開いたします。
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猪木武徳『社会思想としてのクラシック音楽』試し読み
猪木武徳バッハは誰に向けて曲を書き、どうやって収入を得たのか。ハイドンの曲が徐々にオペラ化し、モーツァルトが貧困の中で傑作を連発したのはなぜか。ショスタコーヴィチは独裁体制下でいかにして名曲を生み出したのか。音楽と政治経済の深い結びつきを、社会科学の視点で描く。
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みうらじゅん&リリー・フランキー『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』試し読み
みうらじゅん
リリー・フランキーみうら「……あのさ、最近、気づいたんだけど、どうやら人間っていつか死ぬってね」
リリー「どうやらね、死ぬっつーじゃないですか」
みうら「うん、どうやら死ぬっつーね」
2010年春。唐突に始まったふたりの会話。それまでもグラビアなどをめぐって対話を続けてきたふたりだが、この日は深夜まで、人生にまつわるさまざまなことを、とめどなく語り合った。その対話は、2011年11月に単行本『どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか』として刊行。約10年の時を経て、文庫化(2021年4月26日発売)。それを記念して、対話の一部を3週連続で公開いたします。
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文春vs.新潮 60年を超える死闘
水道橋博士「週刊文春」と「週刊新潮」、ふたつの週刊誌をめぐる骨太のノンフィクションが、2020年の年末から2021年の年頭にかけて刊行された。前者は柳澤健『2016年の週刊文春』(光文社)、後者が森功『鬼才 伝説の編集人 齋藤十一』(幻冬舎)である。この2冊のノンフィクションを書評しつつ、“紀尾井町”と“矢来町”(それぞれの出版社の住所から、業界内でそう呼ばれる)の社風を比較して論じるのは、芸人・水道橋博士氏。12歳から週刊誌に親しみ、今も欠かさず両誌を購読、さらに無類のノンフィクション作品好きでもある。60年以上の歴史を持つふたつの週刊誌、その“内幕”はいかに――。
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ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』試し読み
ジェーン・スー
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山本芳久『世界は善に満ちている』試し読み
山本芳久「20歳のときにこの書物に出会わなかったならば、筆者の人生観や世界観は全く異なるものになっていた」――東京大学で哲学を教える山本芳久さんは、新著でこのように述懐しています。しかも、その書物とは、中世哲学の最高峰とされる大著『神学大全』。本当にそんな昔の哲学書を読んだぐらいで人生は変わるものなのでしょうか。山本さんの新刊『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』の「まえがき」を掲載します。
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森本あんり『不寛容論』特別コラム
森本あんりいま世界中で「不寛容」の嵐が吹き荒れています。人種や宗教にかかわる対立が激しい米欧諸国に比して、日本は「寛容」な社会にも見えますが、多様化が進む世界において、私たちは自らとまったく異なる倫理観や生活態度をもつ人々と共に生きる心の準備ができているでしょうか。『不寛容論:アメリカが生んだ「共存」の哲学』 を刊行した森本あんりさんが、「TASC MONTHLY」(2021年1月号) に寄稿したコラムを転載します。
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狂気と執念の「明石家さんま研究」 エムカク『明石家さんまヒストリー1 1955~1981 「明石家さんま」の誕生』
水道橋博士
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水道橋博士による12000字激アツ書評! 『沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―』
水道橋博士
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春間豪太郎『草原の国キルギスで勇者になった男』
春間豪太郎人生は、RPGだ。愛馬を引き連れ、広大なフィールドを駆け巡れ! 舞台は中央アジアの秘境・キルギス。ほかにもイヌワシとの共同生活、羊飼い珍道中、はたまた誘拐婚に遭遇したりと、トラブル満載。最新ガジェットも駆使した、これぞ、リアルRPG。新時代の冒険譚だ!
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道草晴子『よりみち日記』試し読み
道草晴子長い人生、たまには“よりみち”したって大丈夫。道はどこまでも続いてる。13歳でちばてつや賞を受賞した翌年、精神科にもデビュー!? 波瀾万丈過ぎる人生を送る著者が、もう一度漫画の道を歩き出す。初めての持ち込みを経て、何とか連載をスタートしたものの、描けなくなって悪戦苦闘。下北沢の人々とのふれあいに励まされながら、懸命に前に進もうとする著者の日々を綴る、泣き笑いエッセイ漫画。第1~3話を無料で公開します。
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坪内祐三『玉電松原物語』
坪内祐三幼少期を過ごしたかつての世田谷では、チンチン電車が走り、牧場には牛が群れ、神社は奉納相撲で盛り上がる。そして駅前の商店街には、様々な人びとがいた。自らを育んだ街と文化を卓越した記憶力で再構築し、令和が喪ったものを鮮やかに甦らせる。昭和カルチャーの申し子たる坪内祐三氏の、集大成とも言うべきラストメッセージ。
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釈徹宗『天才 富永仲基 独創の町人学者』試し読み
釈徹宗江戸中期、驚くべき町人学者が大坂にいた――。醬油屋に生まれ、独自の立場で儒教や仏教を学ぶ。主著『出定後語』では、世界に先駆けて仏教経典を実証的に解読。その成立過程や思想構造を論じ、結果導いた「大乗非仏説論」は、それまでの仏教体系を根底から揺さぶり、本居宣長らが絶賛するなど、日本思想史に大きな爪痕を残した。生涯独立不羈を貫き、三十一歳で夭折した“知られざる天才”に、僧侶にして宗教学者の著者が迫る。本書より「序 早すぎた天才」を試し読みできます。
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高野秀行『幻のアフリカ納豆を追え!』試し読み
高野秀行アジア辺境の納豆の存在を突き止めた著者が、今度は、IS出没地域から南北軍事境界線まで、幻の納豆を追い求める。隠れキリシタン納豆とは。ハイビスカスやバオバブからも納豆がつくられていた!? そして、人類の食文化を揺るがす新説「サピエンス納豆」とは一体。執念と狂気の取材が結実した、これぞ、高野ワークスの集大成。本書よりプロローグと第1章の一部を試し読みとして大公開!
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宇野維正・田中宗一郎『2010s』
宇野維正
田中宗一郎レディー・ガガ、ラップミュージック、マーベル映画、『GOT』……世界を一変させた、2010年代のポップ・カルチャー。その進化と変容、時代精神について総括する。日本の文化受容に警鐘を鳴らし、来る2020年代を展望する、過激で濃厚なポップ・カルチャー論を試し読み!
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ドミニク・チェン『未来をつくる言葉』試し読み
ドミニク・チェン湧き上がる気持ちをデジタルで表現するには? この「翻訳」で多様な人が共に在る場をつくる――気鋭の情報学者が新たな可能性を語る。ドミニク・チェンの思考と実践、そのうねりが一冊に。「はじまりとおわりの時」を試し読みできます。
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髙村薫・南直哉『生死の覚悟』
髙村薫
南直哉1990年、『黄金を抱いて翔べ』でデビュー。以来、直木賞を受賞した『マークスの山』や『レディ・ジョーカー』、近年は『土の記』など骨太な作品を発表し続けている作家・髙村薫氏。1984年に出家、曹洞宗の大本山・永平寺で約20年の修行生活をおくり、2018年には『超越と実存 「無常」をめぐる仏教史』で小林秀雄賞を受賞した、「恐山の禅僧」こと南直哉師。2009年刊行の髙村氏の作品『太陽を曳く馬』をきっかけに始まった、作家と禅僧の対話。それをまとめたのが、5月16日発売の『生死しょうじの覚悟』(新潮新書)です。その発売を記念して、ふたりの対話の一部を公開いたします。
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みうらじゅん『マイ仏教』試し読み
みうらじゅん人生は苦。世の中は諸行無常。でも、「そこがいいんじゃない!」と唱えれば、きっと明るい未来が見えてくる。住職を夢見ていた仏像少年時代、青春という名の「荒行」、大人になって再燃した仏像ブーム。辛いときや苦しいとき、いつもそこには仏教があった。グッとくる仏像、煩悩まみれの自分と付き合う方法、地獄ブームと後ろメタファー、ご機嫌な菩薩行……。その意外な魅力や面白さを伝える、M・J(みうらじゅん)流仏教入門。
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細谷雄一『戦後史の解放Ⅱ 自主独立とは何か』(新潮選書)「はじめに」全文掲載
細谷雄一世界史と日本史を融合させた視点から、まったく新しい現代史を描き、ベストセラーとなった『戦後史の解放Ⅰ 歴史認識とは何か』(細谷雄一/新潮選書)から3年、ついに待望のシリーズ第2弾『戦後史の解放Ⅱ 自主独立とは何か(前編・後編)』が7月27日に刊行されます。「Ⅰ」はサザンオールスターズの楽曲「ピースとハイライト」から話が始まりましたが、「Ⅱ」も皆さんがよくご存知のあの名曲で幕が上がります。「はじめに」を無料公開いたしますので、ぜひ試し読みしてみて下さい。(編集部)
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昆虫学者はやめられない: 裏山の奇人、徘徊の記
小松貴『裏山の奇人 野にたゆたう博物学』を出版するや、各所で絶賛された昆虫学者、“奇人”こと、小松貴さんの初連載。驚異の「観察眼」と「好奇心」で迫る、生き物たちの日常とは? 奇人流、自然の「覗き方」と「愛し方」!
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東京近郊 スペクタクルさんぽ
宮田珠己街で見かけた奇妙な看板、マニアックな喫茶店、変わったグルメに坂道や路地裏……そんな「じみじみ」した散歩はもう飽き飽きだ! もっと、どどーーんとスペクタクル感あふれる「さんぽ」をしようじゃないか! 旅の達人・宮田珠己が気炎を吐いて、東京近郊から送る「スペクタクルさんぽ」!!
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南直哉 『超越と実存 「無常」をめぐる仏教史』
南直哉私とは、死とは、仏教とは何か――。「諸行無常(=すべての“実存”は無常である)」。そうブッダが説き始まった仏教は、インドから中国、そして日本へと伝わる過程で、「仏性」「唯識」「浄土」などの「超越的理念」と結びつき、大きく変化していった。「恐山の禅僧」が、ブッダから道元までの思想的変遷を「超越と実存の関係」から読み解く、かつてない仏教史の哲学。第17回小林秀雄賞受賞。
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『人間をお休みしてヤギになってみた結果』試し読み
トーマス・トウェイツ
村井理子33歳でまだ父親と同居、お先真っ暗。今の僕には何もない。悩むのはもうイヤだ! 人間をお休みしてヤギになる! 奇天烈な発想を、驚愕のスピードと熱量で実現してみた抱腹絶倒サイエンス・ドキュメント、冒頭を試し読み!
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高野秀行 『謎のアジア納豆―そして帰ってきた〈日本納豆〉―』 試し読み!
高野秀行辺境作家が新たに追い求めたテーマは、納豆!? タイやミャンマーで食される〈アジア納豆〉を探し、たどりついたのは日本の納豆に秘められた謎。「考える人」人気連載から生まれた、知的好奇心にあふれた「納豆をめぐる冒険の書」の刊行を記念して「プロローグ」を一挙掲載!
ランキング
MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
ランキング
「考える人」から生まれた本
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