「小林秀雄賞」一覧
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『寡黙なる巨人』多田富雄
インタビュー 多田富雄 受賞した多田富雄氏は式江夫人に伴われて、スーツに蝶ネクタイ、という多田氏ならではのスタイルで現れた。記者会見場は静かな熱気につつまれた。 ……
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『私家版・ユダヤ文化論』内田樹
インタビュー 内田樹 一行たりとて意味がわからないレヴィナスとの出会いから始まった ユダヤへの果てしない旅 割り切れないもの 卒業論文は、メルロ=ポンティの身体論……
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『文芸時評という感想』荒川洋治
インタビュー 荒川洋治 寝ても覚めても文芸時評の十二年 打率は四割弱 中学生のとき、林房雄さんの文芸時評と出会いました。ある朝、新聞を開くと、僕がそのころ詩を教……
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『脳と仮想』茂木健一郎
インタビュー 茂木健一郎 「意識」という複合競技に挑む 小林秀雄とサンタクロース 「茂木さんの本はジャンル分け不可能ですね」と言われることがよくあります。自分でも……
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『神も仏もありませぬ』佐野洋子
『対称性人類学 カ……インタビュー 佐野洋子 いつもふつうの人でいたい。 子どもの時から本を読むこと以外に何の趣味もなかったの。電車に乗っていても、扉のところに貼ってある「手をはさま……
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『会社はこれからどうなるのか』岩井克人
『夏目漱……インタビュー 岩井克人 「現実」が「抽象」に追いついたんです 私の書いたものが小林秀雄の名を冠した賞をもらえるとは思ってもみなかったので、驚いたというのが正直な……
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『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』橋本治
インタビュー 橋本治 「始まり」のための「鎮魂」 思想する三島由紀夫には、ぜんぜん関心がなかった。市谷の自衛隊で彼が自決した時も、部屋で本棚にはたきをかけてて、……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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