「ソマリランド」一覧
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昼食はパパイヤだけです。
無政府状態のソマリアだが、とにかくホテルはあった。「サハフィール」という名前だった。2003年、ソマリアの首都モガディシオに入ったときのことだ。 武装した護衛団……
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ランボーはなぜ放浪をやめたのか?
19世紀(明治時代)にソマリ世界を訪れた最も著名な人物である、詩人のアルチュール・ランボー。彼の生涯は謎に満ちているが、最大の謎はそれまで狂ったように放浪を繰り……
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ランボー 怒りのソマリランド篇
これまで鎌倉時代のマルコ・ポーロ、室町時代のイブン・バットゥータの見聞きしたソマリ世界を紹介してきたが、今度はずっと時代が下って明治時代にソマリ世界を旅した有……
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マルコ・ポーロの見た(聞いた)ソマリ世界
前回まで足利尊氏の一歳年上であるイブン・バットゥータが訪れたソマリ世界を紹介してみたが、今回はさらに時代を五十年ほど遡り、かの有名なマルコ・ポーロ(以下、マル……
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お客様は神様?
2月上旬、ソマリアで大統領選挙が行われ、モハメド・アブディラヒ・ファルマージョが当選した。選挙といっても、投票したのは国会議員だけだし(全国民が投票する予定だ……
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前近代と最先端のクレバス
今回、私はさまざまな事情から、2週間という短い期間に、ケニア→ソマリランド→エチオピア→ソマリランド→ケニアという、目まぐるしく国境を越えるスケジュールを組んでし……
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ソマリ病院体験記
今年の4月、2年ぶりにソマリランドの首都ハルゲイサへ行った話の続きである。 3日目の晩、アクシデントに見舞われた。 いつものように、現地のジャーナリスト連中と……
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「密航するな」のクルマ
2016年4月下旬、約2年ぶりにソマリランドを訪れた。 BBCラジオのニュースを聞いていたし、ソマリのネットニュースサイトも折に触れてはチェックしていたから、大きな変……
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酒はないがカートはある
イスリの食堂は最高である。ただ、たった一つ、大きな問題がある。 酒が置いてないことだ。 食堂の料理はビールやワインがあれば、さぞかし楽しめるだろうというもの……
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知られざる美食の街「イスリ」
4月下旬、ケニアの首都ナイロビに着いた。宿をとったのは、「イスリ」というソマリ人街だ。 ここはナイロビ屈指のビジネスセンターなのだが、一般のケニア人すら足を踏……
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ソマリ語放浪
たった2人の「在日ソマリ人」 日本でソマリ人とふれあうのがいかに難しいか前回書いた。在日ソマリ人が5、6人しかいないうえ、彼らが互いに交流しようとしないからだ。 ……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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