わたくし、”山ガール”ならぬ”単独登山女子”なんて名乗っていますが、要するに人見知りです……(?!)。
(私の詳しいプロフィールをもっと知りたい方はこちらを→リンク)
普段は会社員、週末になると山歩きばかりの生活を送っている私が、登山を始めてみたい人向けにアテンドするならこの山! ……という個人的にお気に入りのお山をご紹介します。
今回のお山は……「御岳山」です!
御岳山は、奥多摩エリアにある929mの山。さまざまな側面をもっている山で、ひとつは山岳信仰の霊山としての山。御岳山からは大岳山への縦走ができますが、もともとは信者の修行場でした。
そしてもうひとつは、愛犬家に嬉しいドッグフレンドリーの山です。というのも、御岳山にある武蔵御嶽神社の守り神は犬! (本当はオオカミ)だから。
そしておまけでもうひとつ、山ではありませんが、外岩のボルダリングといえば御岳山。御岳山というより、JR青梅線御嶽駅ちかくの川沿いにある岩場は、関東圏のボルダーにとって親しまれているエリアです。御岳山近くの道路では、大きなマットを抱えたボルダーたちの歩く姿を見かけることができるでしょう。
そんな御岳山へのアクセスは、先の「御嶽駅」で下車し、西東京バスに乗り「ケーブル下」へ。そして御岳登山鉄道(ケーブルカー)「滝本駅」から「御岳山駅」まで上がります。所要時間はわずか6分。ケーブルカーを使わずに登ると、1時間程度かかります。マイカーの場合は、早めに到着すれば滝本駅そばの有料駐車場が利用できますよ。
週末の気分転換に最適! ロックガーデンをぐるり巡るハイキング
御岳山にはハイキングコースがあり、なかでも人気なのがロックガーデンと呼ばれる1.5kmの沢沿いを歩くコース。ピークハントを目的としない山歩きで、御岳山にある「七代の滝」や、「綾広の滝」が見られます。
滝本駅から御岳山駅へは、ケーブルカーを利用

ケーブルカーの滝本駅周辺にはお土産屋、自販機やトイレがあるので、準備はここで整えましょう。もちろん滝本駅からケーブルカーを使わずに山歩きしてロックガーデンのエリアまで行くことも可能です。その場合は1時間30分かかります。

京王線の御岳登山鉄道。犬を連れて乗る場合は、ペット運賃を払い、既定の乗車エリアに乗ればいいよう…下記リンクの「ペット同伴乗車をされるお客様へ」を参照してみてくださいね!
https://www.mitaketozan.co.jp/timetable
車両に乗って、景色を眺めること6分。御岳山駅に到着します。

御岳山駅には御岳平と呼ばれる広場があり、ここも眺望よし。ここで早速お弁当を広げている人たちも。観光や参拝で上がって来た人たちかな? そうそう、広場には飲食店もあるんです! ソフトクリームも発見! う〜、寄り道したくなっちゃう! さて、美味しそうなお土産物を横目に、登山道は武蔵御嶽神社へと続きます。

訪れたのは春。山桜が満開の時期でした。

この時は、風が吹くとチラチラと桜が山々に舞って美しかったです。
御岳山のロックガーデン周遊は、だいたい御岳山駅からぐるり巡っても2時間程度。そのため、景色を眺めるゆとりも生まれますね。

しばらく舗装された道を歩きます。ソロで歩いている人も多いですね。新しい靴慣らしなどにもいいかもしれません。

歩いていると気がつきますが、さすが、おいぬ様の山だけあって犬連れの方が多い! 飼い主さんも犬も嬉しそうにお散歩している姿を見かけられます。
飼い主さんへのマナーについても案内板があるので、愛犬と行かれる方は参考になさってくださいね。

なんとペット用の水場! 人と並列に置かれているのが面白い。
ロックガーデンを目指してスタート!

今日はロックガーデンの方面に向かって歩き、長尾平から天狗岩を通り七代の滝に立ち寄り、ロックガーデン、綾広の滝を経て武蔵御嶽神社へ戻るコースです。長尾平のちょっと先にある展望台も見晴らしよい場所です。長尾平から天狗岩へはふた通り行き方がありますが、急坂より平坦な道のほうを選びました。お昼は、ロックガーデンの休憩所で少し早めのランチを予定しています。
ひとまず出発!
天狗岩からちょっと足を伸ばして七代の滝へ!

しばらく歩くと天狗岩と案内板がある大きな岩があり、鎖を使って登れます。人気のようでアトラクションばりに並んでいたので、登りたい気持ちもありつつ、私は眺めるだけにしておきました。
七代の滝に向かう途中、鉄ハシゴなどを通ります。グローブや軍手があるといいでしょう。


小さく、控えめな印象の滝ですね。
天狗岩を経て、しばらく沢沿いのロックガーデンを歩きます。前日に雨が降っていたりすると水量が増すそうです。この日は少なく平和な沢でした。

歩きやすい渓流沿いはまさに岩の庭園!
沢沿いのロックガーデンを歩いていくと休憩所にあたります。


本当はここで早めのランチのつもりだったのですが、ちょっと人が多く賑やかで、座る場所があまりなさそう。ということで、綾広の滝や武蔵御嶽神社経由しぐるっと一周してからスタート地点でチェックしておいた長尾平に戻ってランチにしよう……と予定変更です。
たくさんの人が集まるのは、ふたつ目の滝「綾広の滝」。ここがロックガーデンの終点です。

もう少し近寄ってみます。

七代の滝に比べて陽のあたる場所にあり、少し高さがあるからか人気スポットのようでした。滝の写真を撮る人も多かったですね。
ゆるい下りを歩いて戻る
綾広の滝のあとは、ゆるゆると平坦な道を歩いて元の武蔵御嶽神社へ戻ります。それから、長尾平まで行って昼食です。

長尾平でのんびりご飯タイム
長尾平に戻ってランチタイム!
今回はコミックス3巻33話に出てくる「枝豆とウィンナーの炊き込みご飯」を作りました。
なんというか、平日が忙しいため近郊のお山でのハイキングを選んでいる……ということは、つまり山で食べるご飯の準備も事前にそこまでちゃんとはできない。が! かといってコンビニご飯を山で食べるのも、普段、平日で疲れた時のご飯を彷彿させられてイヤだな〜〜という時にありがたいレシピです。
このレシピは白米を使います。ご飯はアルファ米を使えば手間もかからず、おいしくて、パワーが得られますよ! コミックスではケチャップを足していますが、歩行時間が短いので、乳製品もいけるかな? と思い、今回はほんの少しバターを密封容器に入れて持って行きました。味が馴染んで正解でした! 詳しいレシピは、コミックスを読んでみてくださいね。
御岳山は、渓流あり滝ありで岩も多く気分転換にもってこいのお山でした。そして、単独行ばかりしている私にとって、犬連れ登山というスタイルは新鮮に映りました。愛犬と一緒に登山するのも、楽しそうですね!
私も今度、柴雄(実家の犬)を連れてきてみようかな?
ちなみに、低山は木が多く道迷いで遭難しやすくなります。御岳山では案内板が多く迷われることは少ないと思いますが、小さなお子さんがはぐれて迷った例が過去にあるのでお子さんを連れて行かれる方は注意しましょう。
足元は岩が多いので登山用のシューズがおすすめです。
装備をしっかりし、事前の登山計画と登山届け、そして地図の持参は必携ですよ〜!
文・構成 井上綾乃
関連サイト
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日々野鮎美
ひびの・あゆみ 27歳、会社員。漫画『山と食欲と私』の主人公。「山ガール」と呼ばれたくない自称「単独登山女子」。美味しい食材をリュックにつめて、今日も一人山を登ります(たまには友人や同僚と登ることもあるよ)。

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『山と食欲と私』公式 鮎美ちゃんとはじめる山登り―気軽に登れる全国名山27選ガイド―
2021/06/28発売
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イラスト・監修 信濃川日出雄
しなのがわ・ひでお 新潟県出身。北海道在住。2007年のデビュー以来、ジャンルを問わず多岐にわたって執筆し、『山と食欲と私』が累計100万部を突破、大人気シリーズとなる。現在もくらげバンチで同作を連載中。
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はじめまして。2026年7月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、松本太郎と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
2002年7月4日、季刊誌「考える人」が創刊されました。
目次には当代随一の執筆陣がずらりと並び、B5判240ページの誌面の隅々から知の香りが立ちのぼってくるかのようでした。
当時、入社3か月の営業部員だった私は、見上げるような思いで手に取り、発売日には編集長の松家仁之さんと創刊のご挨拶のために書店にうかがいました。
まだ書店訪問にも慣れておらず、編集長ともほぼ初対面の中、次のお店の約束の時間に間に合うだろうかと時計ばかりが気になって、終始、そわそわしていました。そんな私に松家さんがやわらかな笑顔で接してくれたこと、そして、新雑誌の門出を祝うようなすっきりと晴れた一日だったことを覚えています。
あれから四半世紀が過ぎ、ウェブマガジンとして衣替えした今でも、創刊時に掲げられた「Plain living, high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という言葉は古びていません。AIに尋ねれば瞬時に答えが返ってくる時代だからこそ、それらしい言葉に飛びつくのではなく、自分の頭で考え、心の声に耳を澄ませることの大切さは増しているように感じます。
創刊号には、養老孟司さんのロングインタビューが掲載されています。養老さんはその中で、恩師である中井準之助先生の口癖だった「人の心がわかる心を教養という」という言葉を紹介しています。
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「考える人」編集長
松本太郎














