みなさま、こんにちは!
日々野鮎美(27歳 会社員)です。
わたくし、”山ガール”ならぬ”単独登山女子”なんて名乗っていますが、要するに人見知りです……(?!)。
(私の詳しいプロフィールをもっと知りたい方はこちらを→リンク)
普段は会社員、週末になると山歩きばかりの生活を送っている私が、登山を始めてみたい人向けにアテンドするならこの山! ……という個人的にお気に入りのお山をご紹介します。
さて、初回のお山は……、コミックス3巻27~29話で掲載された高尾山!
詳しくは、コミックスまたはくらげバンチの『山と食欲と私』をチェックしてみてくださいね。
高尾山は所要タイム、整備された歩きやすい登山道や見どころが多く、首都圏で登山デビューするには最適な山。本編では会社の人たちで一号路を歩きましたが、今回は稲荷山コースで高尾の山を堪能した山行をレポします!
稲荷山コースで山歩きを堪能!
高尾山への電車でのアクセスは、京王線「高尾山口」駅で下車。高尾駅が手前にありますが、次の駅で下車です。
さて、駅を出たら高尾山、高尾山薬王院方面へ向かいます。ゆっくりスタートで10時前に高尾山口駅に到着です。
高尾山口駅から徒歩10分程度いくと、ケーブルカーの清滝駅があるので、その広場でまずは準備運動。それぞれの登山口がその付近にあるので看板を見て探してみましょう。
今回の稲荷山コースは、登山口に入るとすぐに急登の階段が続きますが、そのあとはゆるゆる歩けるコースになります。
稲荷山コースは緩やかな稜線歩きができるところがいいところ。比較的ほかのコースに比べて人が少ないのも嬉しいですね。
単独は気軽ですが、気のおけない友人や社内でもう少しコミュニケーションをとりたい人と行くのもよいと思います。
普段の生活圏内で話すおしゃべりと違って、なんともない話もできるし景色や足元の発見で会話が弾むので、レストランやカフェで向き合って会話するよりかは気軽ですよ。
山頂までのエクササイズ!?
階段を登りきるとそこは……
ひたすら歩いて、山頂へ。途中、腰を下ろせる休憩所もありますが、こまめに水分補給をして、無理のないペースで歩きます。後半、階段が続きますが、そこを越えれば山頂です。
山頂へ到着!
山頂は広場になっており、春はお花見、秋は紅葉見学で賑わいます。西の空には富士山や丹沢まで見渡せます。
肝心の食欲は高尾山定番のお蕎麦で満たす!
高尾では山菜やとろろ蕎麦が人気です。この味わいは自炊ではなくやっぱり食事処で味わいたい~~! 山での自炊にチャレンジするのもいいですが、山小屋や山頂での食事処も登山の醍醐味のひとつです!
11:30と早めのお昼。しかしさすがに、蕎麦だけでは食欲がまだ満たされない……。
下山してしばらくするとありました。胡麻団子!! 胡麻が餅に練りこんである素朴な味わい。タレはみたらしでやさしい風味です。軽く炙られていて温かくモチモチ感が楽しめます。
高尾山は体を動かして、景色も楽しめ、食も満喫できる。都心から近く、観光を兼ねて楽しめます。
高尾山口駅のすぐそばには、2015年にできたばかりの日帰り温泉「極楽湯」もあり、汗を流して帰ることも可能です。首都圏で山登りを始めるなら、高尾山が正解ですよ~。首都圏の人には電車で行きやすいお山のひとつ。また、東京に観光の際にもおすすめです!
次回は、鎌倉アルプスを計画しています。
今から何を食べようか妄想しております!
文・構成 井上綾乃
関連サイト
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日々野鮎美
ひびの・あゆみ 27歳、会社員。漫画『山と食欲と私』の主人公。「山ガール」と呼ばれたくない自称「単独登山女子」。美味しい食材をリュックにつめて、今日も一人山を登ります(たまには友人や同僚と登ることもあるよ)。
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『山と食欲と私』公式 鮎美ちゃんとはじめる山登り―気軽に登れる全国名山27選ガイド―
2021/06/28発売
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イラスト・監修 信濃川日出雄
しなのがわ・ひでお 新潟県出身。北海道在住。2007年のデビュー以来、ジャンルを問わず多岐にわたって執筆し、『山と食欲と私』が累計100万部を突破、大人気シリーズとなる。現在もくらげバンチで同作を連載中。
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とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥