シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「音」一覧

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私の心の奥にもある女心と、遥かな平安の時……

 林真理子さんによる「源氏物語」の現代訳です。  登場人物の1人、六条御息所の一人語りという形で物語は綴られていきます。既にこの世から去っている六条御息所の目と……

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私はいつも服によって助けられ、こうして今……

 作者のアイリーン・ベッカーマンさんは、人生で着てきたほとんどすべての服を記憶していて、それをイラストに描き、その時々の思い出をエッセイとして書き添えている。N.……

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そこに流れる言葉は独立した〈詩〉ではなく……

 何かワケありの〈男〉が街を歩いている。  それなりに歳を重ねていて、それなりに人生に草臥(くたび)れている。〈男〉は一歩また一歩と歩みを進め、それから、過去に……

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音楽とは不思議なもので時に人の人生を変え……

 音楽とは不思議なもので時に人の人生を変えてしまうものである。  まさに僕もその一人であり、小学生の頃に父が好きで聴いていたレコードがこのエリック・クラプトンと……

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一生の中で何を学び、何を糧にして生き、何……

Vo.ASAGI 「聖書」 Gu.Ruiza 「鋼のメンタル」百田 尚樹/著 Gu.HIDE-ZOU 「燃えよ剣」司馬 遼太郎/著 Ba.Tsunehito 「CAROL(キャロル)」木根 尚登/著 Dr.HIROKI  [……

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あぁ、この物語は、空想の物語であるのに、……

 幼い頃、人見知りが激しかったため、1人で過ごす時間が多かった。でも、部屋で遊ぶのはキライで、外に出て現実と空想の中、ぐるぐる遊んだ。  目についた虫や動物の目線……

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もしかして自分自身の体験を重ねているとこ……

 例えば誰かに何かを伝える時に心の中、頭の中にある感情やイメージを言語に変えて理解し、実際に言葉として発する。この行為は日々何の疑問もなく繰り返し行われている。……

暮らしのサウンドスケイプ
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現場の音スナップ

 テレビのニュースでインタビューが放送されるとき、私には注意して聞く音がある。それは、背後の音だ。街の喧騒、子供たちの歓声、人々の足音、鳥や動物、虫たちの鳴き声……

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音の忍(しのび)

 六月のある日、夜の山でムササビを観察していたら、突然、頭上でギイーンと長く引きずるような音がした。何かがきしむような、バイオリンの弓を、音が出ない程度に弦とこ……

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美しい声とは

 歴史上の人物の肖像画や骨格をもとに声を復元した合成音声をいくつか聞いた。ネットで聞ける音声については出典が分からないので信憑性は度外視になるが、舌の動き加減で……

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歳末、 「音のある季語」を訪ねて

 好きな季語の一つに「年用意(としようい)」がある。正月事始ともいい、十二月十三日から掃除や残務整理など、新年を迎えるための準備に入ることである。  試しに、私の……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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