「おんなのじかん」一覧
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27. ひとくちにピンクと申しましても
あるときまでピンクは私の色だった。 父は青、母は赤、私はピンクで妹(ま)は黄。我が家の歯ブラシはその色分けと決まっていた。 歯ブラシだけにかぎらず洋服や身の……
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26. 持続可能な友情
幼稚園で一回、小学校で三回、中学校で一回、合わせて五回、転校している。 そのせいなのかはわからないけれど、友人関係というものは定期的にリセットできるものだと……
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25. 子ども、お断り
「躾のできていないお子さまの入店お断り」 去年、旅先で古書店のおもてに貼り紙がしてあるのを見つけた。 事前に旅先のよさげなお店を下調べし、Googleマップにしる……
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24. 夢にみるほど
旅がしたい。 安西先生、旅がしたいです……。 自分が十代だったころのジャンプ漫画からの引用は二度とするまいと思っているにもかかわらず、ついつい『スラムダンク』……
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23. 失われた夏を求めて
「サマーヌードみたいな夏を過ごしたい」 雨宮まみさんがTwitterでつぶやいていた言葉だ。「サマーヌードみたいな夏」でTwitter検索をかけると上位に出てくる。2012年と2……
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22. お金なんかと君は言うけれど
一生お金に困らない相をしている、と言われたことがある。 手相もそうだし、耳の形も、あと四柱推命や姓名判断や戯れに友だちが占ってくれたタロットなんかでも、だい……
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21. リトルブラックドレスはもういらない
運命のリトルブラックドレスを見つけなきゃ。 シックな大人の女のクロゼットに不可欠なのがリトルブラックドレス。 フランス人は10着しか服を持たないが、そのうちの……
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20. ダイエット・ア・ラ・モード
ダイエットをはじめてかれこれ20年近くになる。 しかし、一向に痩せる気配がない。それどころか年を追うごとに体重・体脂肪ともに右肩あがりの第二の成長期(俗に中年……
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19. スパゲッティ・ポモドーロ・アルデンテ
料理をおぼえたのはいつごろだっただろう。ここ数日ぐらいずっと考えているのだが、はっきりしたことが思い出せないでいる。 いつのころからか、夕飯の米を研ぐのは私……
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18. きみは月
すぐに人を好きになるけれど、すぐに失望もする。 ほんとにうかつに人を好きになる。よく知りもしないくせに好きになる。 そのくせ、ちょっとでも思ってたのとちがう……
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17.コレガ、サビシサ
コロナウイルスの影響で『テラスハウス』の撮影が休止になってしまった。 なんでじゃ! テラスハウスの中でみんなで自粛してればええやんけ! 撮影スタッフが入るの……
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16.ばらを見にいく
昨日(編集部註・2020年4月10日金曜日)、愛知県にも県独自の緊急事態宣言が出された。 この二か月ぐらいずっとざわざわした気持ちで暮らしていた。東京のタクシー会社……
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15.流産あるあるすごく言いたい
妊娠中、性欲がぱたりとなくなった、という人の話を聞いたことがある。 それまで毎日のように大量摂取していたやおい本にもまったく食指が動かず、長すぎる賢者タイム……
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14.妊婦はそんなことを言っちゃいけません
「あー、しんど。やっぱりやめておけばよかったな」 二人目の子どもを妊娠中のときに、突き出たおなかをさすりながらぽろりと叔母が漏らした言葉だ。 当時、まだ二十……
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13.不謹慎なんて言わないで
三代目J SOUL BROTHERSのツアーチケットの抽選にはずれ、失意のどん底にいる。しかも、待ちわびていたEXILE THE SECONDのツアーはまさかの名古屋飛ばしときた。 ひどい……
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12.名古屋の嫁入り いま・むかし・なう
前回、葬儀ファッションについて書いたら思いのほか多くの反響があった。これからお仕着せのマナーは無視して好きな服を着たいという人もいれば、うちんとこではわりかし……
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11.She's a mannerf*cker
去年の暮れに、義父が亡くなった。 数日前から危篤だとは聞いていたので、いざ夫から電話でその報せを受けたとき、「ああ、そうなの」としか言えなかった。なにか夫を……
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10.これで卒業
去年の終わりに胚盤胞移殖をした。 卵子の若返りに効くというレスベラトロールなるサプリを半年ほど飲み続け、過去最高に質のいい卵子が取れていたことと、直前に子宮……
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9.「この人の子どもを産みたいと思った」
いまから二十年ほど前、ある女優が結婚会見で語っていた。 当時まだ二十歳そこそこだった私は、きもちわるっ! と反射的に思ったが、どうしてそんなふうに思ったのか……
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8.母からの電話には出ない
母と会うのは一年に一度、大晦日の夜、三姉妹それぞれ夫同伴で実家に集まるときだけだ。この十月に下の妹(ゆ)が出産したので、今年はそこに乳児(初孫!)が一人加わる……
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7.家族という名のプレッシャー
物議を醸しまくったあいちトリエンナーレが、ざわつきを収めるどころか拡大させたまま2019年10月14日をもって終了した。地元で開催されていたこともあり、一部を除いてほ……
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6.沼の底で待っている
この世のハラスメントというハラスメント、すべてが消滅すればいいと日々願っている。にもかかわらず、どうしても口をついてしまいそうになる言葉がある。 「子どもが欲……
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5.不妊治療するつもりじゃなかった
いざとなったら子どもなんてすぐできると思っていた。 この世には不妊でつらい思いをしている人が山ほどいて、とんでもない額のお金をかけて治療をしていることはうっ……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥

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