「自然」一覧
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幸福とは……
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雨の日は
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綾滝にて
丸太でできた小橋を渡り、足もとから目を上げて沢沿いの新緑の木々を見ると、その奥に白い滝が見えた。おや、あんなところに滝がある。まるで滝に呼ばれたかのような気さ……
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01 まえがき
田んぼと畑と名ばかりの小川に囲まれた、田舎臭いだけの町の借家に生まれた私は、家の周りで何も考えずに虫を追い回し、川で魚をすくい、カエルの合唱に耳を澄ませて過ご……
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本能
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04 訳者あとがき
トーマス・トウェイツ、村井理子訳『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 2017/11/1 公式HPはこちら。 (前回の記事へ) 「トースター・プロジェクト」から六年、われ……
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03 デンマークのシャーマンに教えを請う
トーマス・トウェイツ、村井理子訳『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 2017/11/1 公式HPはこちら。 (前回の記事へ) バルーン公園の入り口を見つけた。泥道の両……
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「タンポポ」
春に花を開く代表的な野草と言えば、タンポポです。花に見えるのは、正確には「頭状花序」と言うのだそうですが、まあ「花」でいいでしょう。「タンポポ」とは変わった響……
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サラウンド
渚……なぎさ感覚って呼んでいるんだけど、そういうのが好きです。いまもちょっと渚感覚に近い。海でぼくが好きなのは遠浅の珊瑚の海。そこで上半身は砂浜に寝そべって、腰……
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鳥の羽毛にも「神セブン」が!?(前篇)
(2017・5・25於ラカグ)
小笠原諸島をフィールドに研究を続ける職業鳥類学者・川上和人を悩ませるのは、爆発する火山の溶岩、耳に飛び込む巨大蛾、そして襲い来るウツボにネズミの大群! さらに、……
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現場の音スナップ
テレビのニュースでインタビューが放送されるとき、私には注意して聞く音がある。それは、背後の音だ。街の喧騒、子供たちの歓声、人々の足音、鳥や動物、虫たちの鳴き声……
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十四 桜との契り 第二章
小林秀雄先生の住まいは、鎌倉・鶴岡八幡宮裏手の山の上にあった。庭に面した居間からは眼前はるかに相模湾が光り、右手前の山裾向こうには伊豆大島が浮かんでいるという……
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カメラを持って、街に出よう
いつもの駅で電車に乗り込み、無意識にスマホを取り出す。しばらくしてふと顔を上げる。車窓の向こう側、線路際に咲いている黄色い花たちが一瞬目に入ったかと思うと、あ……
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音の忍(しのび)
六月のある日、夜の山でムササビを観察していたら、突然、頭上でギイーンと長く引きずるような音がした。何かがきしむような、バイオリンの弓を、音が出ない程度に弦とこ……
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毒
僭越ながら時々、写真の審査や講評をさせて頂く機会がある。毎度痛感するのは、批判的な言葉を探す方が楽であり、褒める言葉を見出す方が困難だ、ということだ。写真だけ……
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四季を告げる鳥の声 2 寒い季節の鳥たち
前回の暖かな季節に続き、今回は寒さのなかで聞ける鳥たちの声に耳を澄ませてみよう。 立秋の声を聞くと風の温度が微妙に下がるのが分かる。だが鳥たちの声が変わる……
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ああ、夏休み
始まる前はあれだけ恐れていた息子達の夏休みも、いざ始まってみればあっという間に日々は流れ、いつの間にか折り返し地点を過ぎていた。ジリジリとした厳しい暑さも少し……
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四季を告げる鳥の声 1 暖かな季節の鳥た……
俳句を作るとき、私は音で聞こえる季語を中心に探しがちになる。中でも、鳥の声は細やかに季節の進行を音に訳してくれる。今回と次回は、暖かな季節から順に、四季の鳥の……
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川のマリンバ
つい十年ほど前まで、川岸に立ったときにどちらの方向が上流なのかということにあまり頓着していなかった。 川の中・上流域には瀬が多く、音は一定の方向からホワイト……
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小笠原より愛をこめて(後篇)
(2017・5・25於ラカグ)
(前篇はこちらから) 高柳 センセイは小笠原にずっと行かれてるんですよね。私も行きたいと思ってるんですよ。 川上 今度は6月、7月の2ヶ月ほど行きます。是非ご一緒……
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わからないから宇宙は面白い
空のかなたにうかぶ月。 ひんやりとして静まりかえり 空気はなく、生き物もいない。 でも、月は頭のうえで こうこうとかがやいている。 『月へ―アポロ11号のは……
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ダーウィンを魅了した「フジツボ」という生……
フジツボのあまりの美しさに思わずため息が出ることがある。先日、ある水族館からムラサキハダカエボシを譲っていただいた。丸みを帯びた体は、透明感のある薄紫色。まる……
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世界は法則に支配されている(のだろうか?……
私はかなり天文学に近い領域ではあるものの、一応、物理学の研究を生業としている。大げさに言えば「この世界の根底を流れている真理にいささかでも近づくこと」を目標と……
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鳥類学者は恐竜をかく語りき
憚りながら、春先に「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」という本を上梓した。恐竜は恐竜学者に任せておけばよかろうと思う方もおられるだろう。しかし、現代においては鳥類……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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