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「宗教」一覧

「答え」なんか、言えません。
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二十二、危うい湖

 ここ最近は、戦争や紛争、天変地異の頻発するご時世だが、例の「インバウンド」と呼ばれる動向は、思ったほどの影響を受けていないらしく、どこに行っても、それなりの数……

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二十一、ヒーローは「仕方なく」戦う

 国産テレビアニメの草分けと言うべき、「鉄腕アトム」と「鉄人28号」が初放映されたのは、私が4歳の時で、文字どおり白黒テレビに噛り付くようにして、見ていた。  これ……

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二十、「サザエさん的家」の崩壊

 福井の寺の住職になってしばらくしてだから、かれこれ30年近く前の話である。  戸や窓を開け放って、本堂の掃除をしていたら、 「あ、いたあ!」  いきなりの甲高い声……

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十九、右腕がけの修行

 当時は「豪雪地帯」と言われた北陸山中の修行道場に私が入門したのは、極寒の二月下旬である。山門で上山の許可を待って立ち続けている間に、履いている草鞋が凍り付いて……

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十八、「諸行無常」の民主主義

 およそひと月前、「厳冬期の短期決戦」と言われた例の選挙で、「中道」を名乗る急ごしらえの政党が、それまでの議席の3分の2以上を失う破局的な負け方をして、メディアは……

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十七、AIに「意識」が生じる条件とは?

 今やコンピューターの進化はAIに達し、さらに生成AIが登場するに及んで、人間の振る舞いに比して、遜色ない会話や行動をするものまで現れている。    その上、世間には……

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十六、「無」の一歩手前

 温暖化とか、気候変動などという言葉を、聞いたこともなかったような時代の話である。 当時豪雪地帯と言われた北陸の修行道場の冬は、まさに雪との戦いであった。  11月……

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十五、先生、ごもっともです!

 およそ学校と相性の良くなかった私は、懐かしい思い出などひとつもない上に、親が教員だったせいか、小学校から大学まで、「恩師」はおろか、記憶に残る教師もほとんどい……

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十四、ブッダが「ブッダ」になるとき

 とある水曜日の昼下がり。バスに乗っていると、目の前の「優先席」に坐っていたご婦人ふたりが、 「この時間は空いてるわねえ」 「病院は混んでるのにねえ。私、明日病院……

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十三、「自分」はむずかしい

 この前、恐山の受付に坐っていたら、信楽焼の狸にちょっと似た雰囲気の、丸刈りでポロシャツ&ジーンズ、大きい鞄ナナメ掛けの「オニイサン」推定30歳くらいがニコニコし……

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十二、母は「命の恩人」にして「最高の教師……

 本を書いたり原稿を書いたり、世間に文章を出すようになってから、かれこれ30年になる。そうすると、ありがたいことに、ご覧の通りの愚考・駄文の類でも、継続的に読んで……

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十一、信じるか、賭けるか

 今から20年ほど前、私はまだ修行道場に在籍したまま、寺の住職になった。檀家が30軒ほどで、浄土真宗の金城湯池(きんじょうとうち)とも言われる北陸の地、本山のお膝元で……

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十、平たいファンがいい

 私のようなものでも、それなりの年月、人前で話をしたり、本を書いたりしていると、中には「面白かった」とか、「勉強になった」と言って下さる方がいる。恥ずかしさ半分……

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九、小指の折れたダースベイダー

 肋骨を2本、折ってしまった。面目ない話である。  この原稿を書いているのは5月15日、今のところ、額を畳に着けての、正式な礼拝ができない。情けないことである。  骨……

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八、親の「良かれと思って」は逆効果?

 時は5月、ゴールデンウィーク。新入社員や新入学生が、新しい環境に少しは馴染んできて、ここで一段落、と思いたいところなのだが、一昔前から言われ続ける「5月病」は今……

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七、ご長寿万歳!

 坊さんというのは、どうしても年輩の人との付き合いが多くなる。しかし当節、いったいどの辺から「老人」「高齢者」としてよいのか、よくわからない。  私が子供時代の……

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六、ウツってもいいじゃん

 修行道場に入門して10年ほど経った時、私はそれまでの仕事の他に、この道場が管轄する別の寺の管理責任者を兼務することになった。  この寺は、宗祖である道元禅師が京……

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五、根拠への「欲望」としてのペット

 私の先輩である住職は、世に言う「ペット葬儀」を始めた草分けの一人だろう。50年近く前から行っていたはずである。  本人がやろうとして始めたわけではない。彼の妻が……

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四、生涯最高の「説教」

 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。  とはいえ、これを書いているのは、旧年の12月下旬である。これから1月上旬まで、私は福井の住……

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三、修行をなめるな!――「厳しさ中毒」と……

 今もそうかどうかは知らないが、「禅」とか「修行」とか言うと、それなりの年齢の日本人には何か響くものがあるような気がする。そしてそれは、ご多分に漏れず、世上に流……

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二、悩み方がわからない若者たち

 コロナ禍では中止にしていたが、それ以前より私は希望者との面会を続けていた。  面会場所は、私の都合で恐山か東京、福井にある私の寺に限られるが、希望者は圧倒的に……

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一、仕方がないんだ、人生は

 今年、出家してから40年になった。自分の誕生日さえ忘れることがある人間なので、先だって昔の修行僧仲間からそう言われ、仰天してしまった。    私の得度は1984年の1……

五木寛之×碧海寿広「私たちはなぜ親鸞に魅了されるのか」
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私たちはなぜ親鸞に魅了されるのか

『私の親鸞』&『考える親鸞』刊行記念対談

もうひとつの『坂の上の雲』 五木 碧海さんがお書きになった『考える親鸞 「私は間違っている」から始まる思想』を興味ぶかく読ませていただきました。たまたまですが、……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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知識ゼロから聖書に親しむための10冊

(13)作家で英訳者・清涼院流水の10冊

 1996年、京都大学在学中に『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞しミステリー作家としてデビューした時、私の聖書知識は、ほぼゼロでした。自分が将来、クリスチャン……

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考える人とはとは

 はじめまして。2026年7月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、松本太郎と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 2002年7月4日、季刊誌「考える人」が創刊されました。

 目次には当代随一の執筆陣がずらりと並び、B5判240ページの誌面の隅々から知の香りが立ちのぼってくるかのようでした。

 当時、入社3か月の営業部員だった私は、見上げるような思いで手に取り、発売日には編集長の松家仁之さんと創刊のご挨拶のために書店にうかがいました。

 まだ書店訪問にも慣れておらず、編集長ともほぼ初対面の中、次のお店の約束の時間に間に合うだろうかと時計ばかりが気になって、終始、そわそわしていました。そんな私に松家さんがやわらかな笑顔で接してくれたこと、そして、新雑誌の門出を祝うようなすっきりと晴れた一日だったことを覚えています。

 あれから四半世紀が過ぎ、ウェブマガジンとして衣替えした今でも、創刊時に掲げられた「Plain living, high thinking(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という言葉は古びていません。AIに尋ねれば瞬時に答えが返ってくる時代だからこそ、それらしい言葉に飛びつくのではなく、自分の頭で考え、心の声に耳を澄ませることの大切さは増しているように感じます。

 創刊号には、養老孟司さんのロングインタビューが掲載されています。養老さんはその中で、恩師である中井準之助先生の口癖だった「人の心がわかる心を教養という」という言葉を紹介しています。

 読んだ瞬間に立ち止まり、さまざまな思いが湧き上がってくるような文章に、楽しみながら出会える場であり続けたいと思っています。

「考える人」編集長
松本太郎


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