シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「自然」一覧

私の同行二人――ふたたびの四国遍路
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第1回 歩かざるを得ない生

芭蕉、山頭火、寅さん  逍遥する、散歩をすることを英語でsaunterという。  19世紀半ばに『森の生活』を著したヘンリー・ソローによれば、この言葉は「中世に国中を放浪……

三浦佑之×安藤礼二「海の民、まつろわぬ人々――。」
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後篇 国家に対する違和感を持ち続けて

(前回の記事へ) 邪馬台国はどこにあったのか 三浦 安藤さんは邪馬台国についてはどうお考えですか? ヤマトか、ヤマタイかという問題、九州説と畿内説、そして邪馬台国……

三浦佑之×安藤礼二「海の民、まつろわぬ人々――。」
  • まなぶ
  • 対談

前篇 旧石器時代からいた「海の遊牧民」

旧石器時代の航海術 三浦 安藤さんは『折口信夫』(講談社)などの御著書がおありですが、もともとは考古学をやっておられたんですよね。それで是非、今回の本について感……

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さあ、冒険をはじめよう!

 2017年夏、おれは上海発の中国横断列車に揺られていた。座席数を遥かに超える数の中国人が周りを埋め尽くしている。座席にありつけなかった多くの人々は、床に敷いたダン……

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ぼうけんのきろく

(このぼうけんについて、詳しくは本書でお楽しみください)

カラスの悪だくみ
  • 世の中のうごき
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またまた番外編 歌舞伎町、そこはカラスの……

「誰もいねえ!」 新宿アルタ前の通りを見た時の第一印象がそれだった。日曜の朝6時45分といえば確かに人は少ないだろうが、それでも朝イチで仕事に向かう業者さん、日曜で……

カラスの悪だくみ
  • 自然
  • くらし
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番外編 もし東京から人間が消えたら(後編……

(前編はこちら) 双眼鏡とカメラを持ち、まずはおなじみのハシブトガラスがいるところへ。仮に「鉄塔ペア」としておこう。このペアは毎年、住宅地のド真ん中にそびえる送……

カラスの悪だくみ
  • 自然
  • くらし
  • エッセイ

番外編 もし東京から人間が消えたら(前編……

Covid-19の感染拡大を防ぐため、世界各地で外出の禁止、あるいは自粛が行われている。普段出歩いている人間がいなくなる、少なくとも極端に減る、ということだ。これは社会……

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  • 自然
  • まなぶ
  • 対談

南伸坊&養老孟司の「虫展」ツアー!(前編……

養老:お呼び立てしてすみませんね。 南:いえ、喜んでやってきました~。 養老:ちょうど南さんの『私のイラストレーション史―1960-1980―』(亜紀書房)っていうのを読ん……

1280x720(第一段)
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後篇 男性観をめぐる父子の葛藤

(前篇はこちら) 松家:  ちょっと話は横道にそれますが、慶應大学の探検部が創部50周年ということで、昨日、そこに呼ばれて、星野道夫さんという自然写真家について話を……

1280x720(第一段)
  • ことば
  • 自然
  • 対談

前篇 五感をひらく自然描写

松家:  みなさん、こんにちは。これからここで一緒にお話しするパオロ・コニェッティさんの長篇小説『帰れない山』は、イタリアでは30万部以上も売れたというベストセラ……

片桐仁×小松貴「昆虫愛!」  『昆虫学者はやめられない―裏山の奇人、徘徊の記』(小松貴著)刊行記念

第1回 餌を半年待ち続ける肉食昆虫

――本日は昆虫学者の小松貴さんと、ある時は俳優、またある時は彫刻家。奇才、片桐仁さんのトークショー、題して「昆虫愛!」にいらしていただきありがとうございます。昆虫……

考える猫のその日暮らし
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幸福とは……

考える猫のその日暮らし
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雨の日は

考える四季
  • 思い出すこと
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綾滝にて

 丸太でできた小橋を渡り、足もとから目を上げて沢沿いの新緑の木々を見ると、その奥に白い滝が見えた。おや、あんなところに滝がある。まるで滝に呼ばれたかのような気さ……

昆虫学者はやめられない: 裏山の奇人、徘徊の記
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01 まえがき

 田んぼと畑と名ばかりの小川に囲まれた、田舎臭いだけの町の借家に生まれた私は、家の周りで何も考えずに虫を追い回し、川で魚をすくい、カエルの合唱に耳を澄ませて過ご……

考える猫のその日暮らし
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本能

『人間をお休みしてヤギになってみた結果』試し読み
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04 訳者あとがき

トーマス・トウェイツ、村井理子訳『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 2017/11/1 公式HPはこちら。 (前回の記事へ)  「トースター・プロジェクト」から六年、われ……

『人間をお休みしてヤギになってみた結果』試し読み
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03 デンマークのシャーマンに教えを請う

トーマス・トウェイツ、村井理子訳『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 2017/11/1 公式HPはこちら。 (前回の記事へ)  バルーン公園の入り口を見つけた。泥道の両……

分け入っても分け入っても日本語
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「タンポポ」

 春に花を開く代表的な野草と言えば、タンポポです。花に見えるのは、正確には「頭状花序」と言うのだそうですが、まあ「花」でいいでしょう。「タンポポ」とは変わった響……

地球の音
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サラウンド

 渚……なぎさ感覚って呼んでいるんだけど、そういうのが好きです。いまもちょっと渚感覚に近い。海でぼくが好きなのは遠浅の珊瑚の海。そこで上半身は砂浜に寝そべって、腰……

川上和人(森林総合研究所主任研究員)×高柳明音(SKE48) 『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』刊行記念対談
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鳥の羽毛にも「神セブン」が!?(前篇)

(2017・5・25於ラカグ)

小笠原諸島をフィールドに研究を続ける職業鳥類学者・川上和人を悩ませるのは、爆発する火山の溶岩、耳に飛び込む巨大蛾、そして襲い来るウツボにネズミの大群! さらに、……

暮らしのサウンドスケイプ
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  • 自然
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現場の音スナップ

 テレビのニュースでインタビューが放送されるとき、私には注意して聞く音がある。それは、背後の音だ。街の喧騒、子供たちの歓声、人々の足音、鳥や動物、虫たちの鳴き声……

随筆 小林秀雄
  • 思い出すこと
  • こころ
  • 自然
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十四 桜との契り 第二章

 小林秀雄先生の住まいは、鎌倉・鶴岡八幡宮裏手の山の上にあった。庭に面した居間からは眼前はるかに相模湾が光り、右手前の山裾向こうには伊豆大島が浮かんでいるという……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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