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「文学」一覧

やりなおし世界文学
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(15)配られた人生に恩寵を――ディーネ……

 ノルウェーのフィヨルドの山麓にある、おもちゃのような家が建ち並ぶ町ベアレヴォーに、もう若くはないけれどもとても美しかった姉妹が住んでいた。姉はマチーヌ、妹はフ……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(19)Brian Evenson sa……

 2017年に伊藤比呂美、小山田浩子、マシュー・シャープ、ブライアン・エヴンソンというメンバーで英語文芸誌Monkey Businessの刊行記念イベントをボストンとニューヨーク……

やりなおし世界文学
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(14)普通の女と普通の男――ロレンス ……

 こういう欄で文章を書きつつ、それでも一生読まない本だろうと思っていたけれども、先月の『カヴァレリーア・ルスティカーナ』の解説でしきりにロレンスへの言及があった……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(18)コルソン・ホワイトヘッド+ルシア……

 今回は、日本ですでに定評を得ている作家二人の新刊を。  谷崎由依さんが訳したコルソン・ホワイトヘッドの『地下鉄道』(The Underground Railroad, 2016)は、逃亡奴……

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(13)報われたらえらいのかよ――ヴェル……

 タイトルは知らなくても、おそらく誰もが一度は耳にしたことがあるだろう「カヴァレリーア・ルスティカーナ」の間奏曲である。とてもいい曲なので、似たような曲もたくさ……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(17)インディーで行こう

 作家のケリー・リンクが夫と経営しているSmall Beer Press(small beerとはアルコール分の薄い安価なビール。「つまらないもの」の比喩として使われたりする)や、文芸誌……

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(12)ハードな旅リヒテンシュタイン行き……

 夜のニュース番組のタイトルじゃなかった、と読了した今も思う。完璧なタイトルのようでいて、そこから外して勘違いさせるようなところがあるのがものすごくおしゃれな気……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(16)外の現実を増幅するか、一から現実……

Fela, the headless girl, walked toward Emmanuel. Her neck jagged with rich savagery. She was silent, but he co […]

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(11)コートを買うのはイベントだ――ゴ……

 コートを新調しましたか? わたしは同じのを四年着ている。四万円と私の持ち物にしては高価で、それなら一年に一万円か、と思う。あと二年は着ようと思っている。わたし……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(15)世界がすべて紙だったら――カナダ……

 20年近く前にアメリカの漫画家アート・スピーゲルマンをインタビューしたとき、威勢のいい言葉がポンポン飛び出すなかで「絵を描くと画家と呼ばれて尊敬される。字を書く……

やりなおし世界文学
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(10)大地に生きるあらゆる人々の叙事―……

 人が生きている限りは、全員が人生のことを知っていると思う。三歳の子供でも百歳の老人でもそれは同じだ。それでも、この人は尋常じゃなく知ってるなあと感心することは……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(14)名文芸誌の最終号とカレン・ラッセ……

 僕がアメリカ現代文学を読みはじめた1990年ごろ、女性作家の、特に短篇小説に関してしばしば不満を感じたことを覚えている。  ひとことでいうと、誰もが「感性」で勝負……

やりなおし世界文学
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(9)「高さ」により野生化する人々――バ……

 人は高い建物が好きだ。全部住居とか全部オフィスとかがっかりだ、もっといろいろ入居してくれ、などと注文をつけたりするけれども、わたしもその一人なのだと思う。興味……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(13)怒りと記憶――シリ・ハストヴェッ……

やりなおし世界文学
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(8)家に意思があるだって?――ポー『ア……

 アッシャーさんち、崩れちゃったんだってね。あっしゃー。という書き出しにしようと決めていたら、翻訳の小川高義さんが訳者あとがきで全然高度なネタにされていた(翻訳……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(12)365×365

 英語で書かれたショートショートで僕が一番好きな作品は、日本ではかつて「回転ドア」のタイトルで訳された作品である。回転ドアにどうしても入れない男が、ある日意を決……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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何か挟まっていたり貼ってあったりしてうれ……

(3)ブックデザイナー・名久井直子の10冊

 本をパラパラと捲った時に、何かが挟まっていると、異様にうれしい気持ちになります。  出版社や本屋さんの栞でもうれしいし、古本で買った本に押し花やレシートが入っ……

やりなおし世界文学
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(7)変節をめぐるシルヴァーとジキル――……

 いきなり別の本の話から始めて申し訳ないのだが、『宝島』で印象に残るのは、海賊たちが本当にその場その場で変節を辞さないことだった。一日どころか、なんだったら一時……

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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はじめて文章を読むときのように読みたい1……

(1)小説家・町屋良平の10冊

 小説を読みたいけれど、なにを読んでいいかわからない。そう言われることが時々ある。けれど大丈夫。自分もまだなにを読んでいいのか、よくわかっていない。なにを読んで……

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ジョゼ・ルイス・ペイショット『白い村の老人たち』より3篇

 ずいぶん前からこの家は黄色すぎるように彼女には見えた。かつては壁紙の模様は赤いコルヌコピア(豊穣の角)だったのに、今は奇妙な黄色のコルヌコピアになっていた。そ……

亀のみぞ知る―海外文学定期便―
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(11)いまごろの発見で恐縮ですが――ジ……

 ニュー・ディレクションズといえば海外の文学を積極的に出版していることで知られるアメリカの出版社で、これまで出版してきた作家のリストを見てみると、ボルヘス、ボラ……

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戸口に座る男

ジョゼ・ルイス・ペイショット『白い村の老人たち』より3篇

 ま、どうでもいいかも知らんがな。昨日聞いたんだけどよ、ペイショットんとこの息子が俺のことを本に書いたんだってさ。教えてくれたのは、役所で働いているあの娘っ子だ……

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年寄りたち

ジョゼ・ルイス・ペイショット『白い村の老人たち』より3篇

 夕方になると3人揃う。ぼくの代母と、若いほうの代父と、歳とったほうの代父(訳注:カトリック教の名付け親)。夏も冬も、3人で歳とったほうの代父の家で6時に夕食を食……

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[訳者まえがき]ジョゼ・ルイス・ペイショ……

 ポルトガルのアレンテージョ地方の家は、夏の熱い外気を避けるために、どれも背が低く窓は小さく、壁には白い漆喰が分厚く塗られている。真っ青な空に映える建物の漆喰の……

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「考える人」から生まれた本

  • 春間豪太郎草原の国キルギスで勇者になった男

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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