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「キリスト教」一覧

たいせつな本 ―とっておきの10冊―
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知識ゼロから聖書に親しむための10冊

(13)作家で英訳者・清涼院流水の10冊

 1996年、京都大学在学中に『コズミック』で第2回メフィスト賞を受賞しミステリー作家としてデビューした時、私の聖書知識は、ほぼゼロでした。自分が将来、クリスチャン……

若松英輔×山本芳久「人生のソムリエ」になろう
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第3回 「愛」をよみがえらせるために

『世界は善に満ちている』刊行記念

(前回の記事へ) 心における一致 若松 現在のコロナ禍を乗り越えるために参考になるなと思ったのが、「二つの一致」の話です。私たちはいま大事な人、愛する人と直接会え……

若松英輔×山本芳久「人生のソムリエ」になろう
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第2回 「徳」の力を身につけよう

『世界は善に満ちている』刊行記念

(前回の記事へ) 徳は力である 若松 近代日本で「徳」というと、どちらかと言えば静的な、止まっているイメージがある言葉ですが、トマスは「徳」は力であり、人間を強く……

若松英輔×山本芳久「人生のソムリエ」になろう
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第1回 世界を肯定してみよう

『世界は善に満ちている』刊行記念

善は悪よりも優位にある 若松 じつは山本さんとは、三十年来の友人で『キリスト教講義』(文藝春秋)という共著も出したことがあります。これまでも折にふれてトマス・ア……

山本芳久『世界は善に満ちている』試し読み
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本を読んだぐらいで人生は変わるのか

読書が人生に与える変化  一冊の書物を読んで人生が変わる。本当にそんなことがあるだろうか。どんな書物を読んだって、ものの見方はほんの少し変わるだけであって、苦し……

岡倉天心 日本近代絵画を創った描かぬ巨匠
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第十三回 東洋はどこにあるのか(一)

 一九〇三年に刊行された『東洋の理想』は、西欧社会において東洋に主体的な関心を抱いている人々にKAKUZO OKAKURAの名前を印象づけるのに十分なはたらきを担った。  こ……

長崎ふかよみ巡礼
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その12 なお止まぬ悲しみ

 幕末から明治にかけての開国と近代化により、貿易を主としてきた長崎の産業は、造船、石炭生産などの工業へ移った。それは時代とともに軍需産業と強く結びつき、第二次世……

長崎ふかよみ巡礼
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その11 近代化と原爆

 幕府の直轄地であり、鎖国時代の貿易港として栄えた長崎にとって、開国と倒幕、明治維新は、大きな転換点だった。「信徒発見」「浦上四番崩れ」で、約250年間の禁教期……

長崎ふかよみ巡礼
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その10 ふたつの土地と、自由への旅

 これまで、長崎の町のはじまりから、キリシタンの時代、禁教、鎖国、開国までをたどってきた。しかし前回の「信徒発見」に至ったところで、「この様子を、“長崎”の人は、……

長崎ふかよみ巡礼
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その9 90,000日の奇跡

 鎖国時代は、数少ない海外への窓口として栄えた長崎だったが、1854年のペリー来航による開国と、横浜や神戸などの開港で “オンリーワン”の存在ではなくなってしまっ……

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その5  行列の記憶

 異国情緒たっぷり、絢爛豪華な長崎くんちは、元をたどれば、キリシタン禁制にともなう“人心荒廃”への“対策”であった。  くんちが始まった1634年は、禁教から20年……

長崎ふかよみ巡礼
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その4  あてがわれた祭り

 開放的で楽天的。ぬるま湯体質。ハングリーさに欠ける。  「長崎の県民性」として、よく出てくるキーワードだ。「鎖国時代に国際貿易港かつ天領として栄え、豊かな生活を……

長崎ふかよみ巡礼
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その1  意外に語らない町

 「修学旅行で行きました~」  「グラバー園と眼鏡橋と平和公園、あと出島」  「ちゃんぽんはおいしかったけど、中華街は小さくないですか?」  「長崎」と聞いた人の反応……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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