「動物」一覧
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博士研究員と余剰博士
紆余曲折の末、俺は人生で3か所めのポスドクを、母校の慶応義塾大学でつとめることになった。給与をもらう境遇はありがたかったが、先が見えないのは厳しかった。当時、……
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ポスドクは続くよいつまでも
1993年春、紆余曲折の末、俺はまだポスドクであった。つげ義春の「李さん一家」みたいだな。「この奇妙な一家がそれからどこへ行ったかというと……実はまだ二階にいるので……
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ポスドク恨み節
さて俺は、大学助手(現在は助教)になるための面接を終え、衝撃の事実を知り、飲めない酒を飲み、「酒と泪と男と女」をうたいながら帰路に向かったのであった。なお、こ……
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ポスドク蟻地獄
つくばの研究所で研究をつづけながらも、俺は時々悪夢を見た。もがいてももがいても逃げ出すことができない穴に俺は落ちてしまっている。四つん這いで登ろうとしても、手……
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沖縄で出会ったジュウシマツの"祖先"
俺は小鳥の歌を研究しているので、いわゆるバードワッチャー(鳥見人)かと思われていることがある。この連載を読んでくれている方には、俺がどちらかと言うとオタク系イ……
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双眼鏡派 VS 顕微鏡派
1990年代初め、俺はつくばの研究所にいた。まわりはみんな早起きで昼休みには野菜サラダを食べ、帰宅前にはランニングをしているような健康的な生態学者たちだ。俺はひと……
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さあ、冒険をはじめよう!
2017年夏、おれは上海発の中国横断列車に揺られていた。座席数を遥かに超える数の中国人が周りを埋め尽くしている。座席にありつけなかった多くの人々は、床に敷いたダン……
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ぼうけんのきろく
(このぼうけんについて、詳しくは本書でお楽しみください)
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03 デンマークのシャーマンに教えを請う
トーマス・トウェイツ、村井理子訳『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 2017/11/1 公式HPはこちら。 (前回の記事へ) バルーン公園の入り口を見つけた。泥道の両……
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三毛猫といえば……
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スミチといいます。
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すみっこが好き その3
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大学入学前後のこと
僕が浪人中に祖母が死んだ。心筋梗塞であった。すると父は、「人間いつ死ぬかわからない。好きなことやれ」と言ってくれた。これにより僕は祖母を亡くしたが未来を得た。……
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青春と読書 2
やれやれ、前回は眠いのを押して無理矢理エッセイを書いたら「青春と読書」のつもりが「青春と涜書」になってしまったよ。でもむしろそのくらいのほうが人気が出るようで……
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君がいなくなってからのこと
正月は雪も降らず、暖かかった。まるで春のような日差しで、勘違いした動物が冬眠から覚めそうなほどだった。私は例年通り、特別に何をするでもなく、この時のためにと購……
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MAIL MAGAZINE
とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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