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山と食欲と私 日々野鮎美の山歩き日誌

2019年8月8日 山と食欲と私 日々野鮎美の山歩き日誌

夏こそ渓流を身近に感じられる山へ!
奥多摩・棒ノ折山編

棒ノ折山(東京都)

著者: 日々野鮎美 イラスト・監修 信濃川日出雄

みなさま、こんにちは!
日々野鮎美(27歳 会社員)です。

わたくし、”山ガール”ならぬ”単独登山女子”なんて名乗っていますが、要するに人見知りです……(?!)。
(私の詳しいプロフィールをもっと知りたい方はこちらを→リンク

普段は会社員、週末になると山歩きばかりの生活を送っている私が、登山を始めてみたい人向けにアテンドするならこの山! ……という個人的にお気に入りのお山をご紹介します。

今回のお山は……「棒ノ折山(ぼうのおれやま)」です!

棒ノ折山は、奥多摩、奥武蔵の境にある山。標高は969mと低いですが、登山口と山頂までの標高差があるため、高尾山などの観光を兼ねた低山歩きからのステップアップにつながる山です。また、山頂は平地ですしあずま屋もあり、何より眺望がいい! んですよ〜。

はじめてのバーナーデビューなどにロケーションもバッチリですよ!

岩場や渓流、次から次へと変わる山容が楽しめる

棒ノ折山は、低山で日帰りができる山ですが、岩場あり、渓流あり、林あり、そして稜線歩きもあります。コンパクトな山ながら、山容がさまざまに変わるので飽きずに山歩きができるのが特徴です。

今回のルートはバス停から徒歩で有間ダムを通り、ダムのそばにある登山口から入山し、滝を眺めながら沢沿いを歩いて山頂を目指します。下山は滝ノ平尾根を下るルートです。

登山口までのアクセスはマイカーかバス。バスの場合は飯能駅から40分ほどかかる上、週末は登山者で混むため、バスで座りたい場合は早めに到着して並ぶのが吉ですよ〜。

バスを降りる場所は「さわらびの湯」。下車したバス停にはトイレもありますし、準備や待ち合わせができる広い場所もあります。

マイカーの方も下山後に温泉に入ることも考えて、登山口近くよりも、バス停付近の駐車場を使っているようです。

バス停に降りたら……いきなり楽しそうなアイテム発見

バス停にあった無料貸し出しの「なぐりづえ」

下車したバス停の広場でトイレを済ませ、ストレッチを終えたらいざ登山口へ! 登山口はバス停から25分ほど歩きます。

地図で調べると、有間ダムを横切るのだとか。バス停からはしばらく上り坂の舗装道路を歩いてダム方面へ向かいます。ちなみに、舗装路は歩行者用のスペースが少なくちょっと危ないです。

山の緑をダムの湖が反射し美しい

ダムを横切る橋の向こうに見えるのが登山口。すでに多くの人が入っていますね。

登山口に入ると、いきなり低山の醍醐味、緑がいっぱい!

シダや杉の林の中を歩きます。木漏れ日が気持ちいいですね。

しばらく歩くと、渓流沿いに入る

低山の良さは、こうした林の間を歩けることですね。

木漏れ日が美しい〜。

渓流に岩がゴロゴロと点在している

水量がある沢なので、水の流れる音が非日常感! 通常初夏から秋の低山ハイクは暑く虫も多いのが難点ですが、こうした水があるところは心地よいですね。

小さい石や岩も多いので、登山靴がベストです
大きな岩の間を軽く手を使って登るため、グローブがあると安心

岩場・渓流を50分ほど歩いたら、いったん林道へ出ます。

舗装路を渡るあたりに休憩スペースがあるので、そこでまずは腰を下ろすなり、ザックを下ろして水分をとるなりして休憩をとります。

右側に見える斜度のある坂を登る

休憩したら、第二幕。

登山道を歩くと大きな岩茸石(いわたけいし)と呼ばれる岩が登場します。この岩は登ることもできます。裏から回ると比較的簡単に上まで登れますが、無理はしないでおきましょう!

ただ大きな岩があるようにしか見えない

ちなみに、ここは登山道なので、先に進む場合は、この岩の左脇を通れば、登山道を歩き続けられます。

脇の道がわかりにくく、右往左往される方がいらっしゃいました。

この左側が通れるところ
渓流があった登山道から一転、足元は木の根だらけに
岩茸石からはゆるゆると稜線が続く

とうとう山頂! 眺望がすばらしい

空が澄んでいればかなり遠くまで見渡せる

案内板によると、空気が澄んでいれば、なんと日光白根山(栃木県/群馬県・標高2,578m)まで見えるそうです。

春の時期には桜が満開

そして山頂は環境が素晴らしく整っています。

とりあえず広くて平地です。ということは……

あずま屋があるのも嬉しい

 整地されていて、バーナーが使いやすいんです!

ですので、はじめてバーナーを使ってみるぞ、という人によい環境だと思いますよ。

定番尾西さんのアルファ米

今回は、山ヤを目指すなら定番となる尾西さんのアルファ米! 今回は自宅に常備していた大好きなお赤飯を持ってきました。はじめてのバーナーなら、まずはお湯を沸かすことからチャレンジしてみましょう。
アルファ米はお湯を注ぐだけでおいしいご飯ができあがっちゃう優れものです。

そして、なんと尾西食品と『山と食欲と私』では10巻記念で「ミステリー山ごはん」をプレゼントキャンペーン中(〜2019/9/6まで)です。詳しくはこちらをチェックしてみてくださいね。

それだけじゃちょっとさみしいので、カップラーメンにソーセージ……がなく、タン塩……。あっさりしすぎかも!?
平日忙しくてご飯の準備を整える余裕がない〜けどコンビニ弁当は避けたい……なんていう時は、ちょっと炭水化物祭りですが、お湯を注げばできるレシピは楽チンでおすすめです。

ついでに、果物でビタミンを補います。山で食べる果物って最高ですよ!(夏場は蜂に注意!)

下山は別ルートで下りて気分転換

さすがに行きに登ってきた渓流を下るのはちょっとしんどいな、ということで別ルートの滝ノ平尾根を岩茸石からの分岐に注意して下ります。

下山したら、バスの時間を確認して、汗を流しに温泉に入るのが最高です。

温泉施設手前でしいたけを売っていました

今日の山行も最高でした!

春から初夏の山は快適です。このシーズンに練習を重ねて夏山にチャレンジする流れだといいですね。

ちなみに、どんな山でも保険に入っておくと安心ですよ。登山届けと地図はお忘れなく!

文・構成 井上綾乃

関連サイト

くらげバンチ 山と食欲と私

https://kuragebunch.com/episode/10834108156628844112

くらげバンチ 尾西食品×『山と食欲と私』 300名プレゼントキャンペーン

https://kuragebunch.com/info/entry/2019/07/09/094012

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考える人とはとは

何かについて考え、それが「わかる」とはどういうことでしょうか。

「わかる」のが当然だった時代は終わり、平成も終わり、現在は「わからない」が当然な時代です。わからないことを前提として、自分なりの考え方を模索するしかありません。

わかるとは、いわば自分の外側にあるものを、自分の尺度に照らして新しく再構成していくこと。

“Plain living, high thinking”(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)*を編集理念に、Webメディア「考える人」は、わかりたい読者に向けて、知の楽しみにあふれたコンテンツをお届けします。

*産業革命後に急速な都市化が進むロンドンで、イギリスの詩人ワーズワースが書き遺した言葉。

 

 

「考える人」編集長
松村 正樹

著者プロフィール

日々野鮎美

ひびの・あゆみ 27歳、会社員。漫画『山と食欲と私』の主人公。「山ガール」と呼ばれたくない自称「単独登山女子」。美味しい食材をリュックにつめて、今日も一人山を登ります(たまには友人や同僚と登ることもあるよ)。

イラスト・監修 信濃川日出雄

しなのがわ・ひでお 新潟県出身。北海道在住。2007年のデビュー以来、ジャンルを問わず多岐にわたって執筆し、『山と食欲と私』が累計100万部を突破、大人気シリーズとなる。現在もくらげバンチで同作を連載中。

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