シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
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「建築」一覧

堀部安嗣「建築の対岸から」
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田瀬理夫に聞く、良いデザインとは? 前編

 現代は〈デザインされたもの〉で溢れています。日用品や衣食住に関わるもの、街、旅、教育さえも商品化され、その商品の広報のためにもデザインが不可欠となっています。……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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野池政宏に聞く、住まいの省エネとは? 後……

(前編はこちらから) AIと省エネ住宅 堀部 野池さんは省エネ住宅の方法論についてはかなり確信を得ていると思うのですが、そうした間違いのないエコハウスをつくるための……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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野池政宏に聞く、住まいの省エネとは? 前……

 私は建築設計を30年以上やっていますが、建築学科出身ではなく筑波大学で環境デザインを専攻していました。学生時代はバブル経済の最盛期であったものの、筑波という土地……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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若松英輔にきく、身体の内に建てる家とは?……

 建築とは言うまでもなく人の身体の〈外〉に柱や屋根を築いてゆく行為です。そして身体を覆うスケール感やダイナミックさに魅了されたのが、私たち建築を生業とする人たち……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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若松英輔にきく、身体の内に建てる家とは?……

(前編はこちらから) 古い本と古い建築 堀部 家は人が弱くなれる場所、という話でしたが、こういった「弱い」とか、「古い」とかいった言葉に価値を見出せない日本語の状……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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中島岳志にきく、死者の声が聴こえる場所と……

(前篇はこちらから) 映画『キャスト・アウェイ』と私たちの歴史 堀部 以前『キャスト・アウェイ』(2000年)という映画を観ました。フェデックスの飛行機が墜落し、トム……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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中島岳志にきく、死者の声が聴こえる場所と……

 若い頃から東大寺や奈良公園周辺を歩き、悠久の時間を感じながら物事を考えることが好きでした。いままで数十年にわたって何十回と奈良を訪れてきましたが、ここに来ると……

堀部安嗣「建築の対岸から」
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序文 もう建築はいらない?

 私は二つの環境に興味をもち建築を設計してきました。一つは〈建築を包み込む〉環境で、これを〈大きな環境〉と呼ぶことにします。そしてもう一つは〈建築に包まれる〉環……

平成ベストテン
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平成建築ベストテン

 建築の視点から平成の時代を振り返ると、バブル期の派手なデザインから、バブル崩壊後のミニマルなデザインへ、そして阪神・淡路大震災や東日本大震災による激烈な破壊を……

新しい「わかる」はどこにあるのか 『数学する身体』文庫化記念対談
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第3回 普遍性に日本的感性を「接ぎ木」す……

(前回の記事へ) 青木 建築では、普遍性や全体像は「構成」によってつくられるというのが、ごくベーシックな理解です。たとえば、直方体の上に四角錐が少しずれながら乗……

新しい「わかる」はどこにあるのか 『数学する身体』文庫化記念対談
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第2回 「わかる」と「かたち」をつなぐも……

(前回の記事へ) 森田 近代の西欧数学は日本にとって外来の学問でした。日本には江戸時代に「和算」という独自の数学文化が発達しましたが、1872年に学制が公布されると……

新しい「わかる」はどこにあるのか 『数学する身体』文庫化記念対談
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第1回「わかる」の原点へ

森田 最近「制度(Institution)」という概念についてよく考えています。これは経済学者の青木昌彦(※1)先生からの影響ですが、組織とか法律のように政府が設計・運用で……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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