「評論」一覧
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AIと英語の未来
ここからしばらく、AIと英語について考えてみたい。 AI時代は、同時に超グローバル時代でもある。現在、世界中で17.5億人の人が英語を使っている。そのうち、英語を母……
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人生は探究と暗記のくりかえし(続き)
小学校5年のとき、父親が東京に呼び戻され、私は日本の小学校に転入し、そこからふたたび暗記型の授業が始まった。アメリカの探究学習は楽しかった。知識と知識が有機的……
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プログラミング現場の昔話(ふたたび)
――1995年・東京―― 初老の男は、うなだれて座っていたが、上目遣いでぼんやりとわれわれを見つめていた。 その顔は、ただただ白く、能面のような表情で、しかし、その充……
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人生は探究と暗記のくりかえし
この連載では、かなりの割合で竹内薫の個人的な体験を綴っているが、暗記型・探究型の話でも、自分の体験をざっくり振り返ってみたい。 子どもの頃、私はどちらかとい……
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暗記型と探究型
話を元に戻そう。 前に、「答えのない教科書」こそがAI時代の教育・人材育成のヒントだと書いた。それは言い換えると、「常に探究する姿勢」である。AI時代が来なけれ……
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答えのない教科書
読者は、かつて、どのような教科書や参考書で勉強してきたであろうか。また、学校の先生は、どのような授業をし、みなさんは、それをどのように受容してきたであろうか。……
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起業の人材育成、初めの一歩
私は、企業が主催する講演会に呼ばれて、AI時代の人材育成について語ることが多いのだが、その際、まずは、「自動化された脳」もしくは「最適化された脳」に気づいてもら……
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東ロボくんの挑戦
さて、AI時代の人材育成の問題へと移ろう。「AIに勝つための教育」はどうあるべきか。ここまででAIの強みについて、いろいろと書いてきたが、弱点については、あまり触れ……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その6
斉藤を知る手がかりがないかと、石内に記憶をたどってもらうと、こう言った。「そういえば、斉藤さんが親しくしていた俳優の高橋長英さんと一緒にお酒を飲んだことがあっ……
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インターネットの支配者は誰か
ここまでで二つばかり書き残したことがある。 まず一つはインターネット関連産業の「裏」事情。インターネット関連産業といえば、すぐに思い浮かぶのがGoogleとアマゾ……
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会社の消滅とAIノマドの時代(その2)
この一件は、会社とAIノマドの関係を象徴している。WEB制作会社は、従業員の給料が固定されており、会社の事務所の賃貸もまかなう必要がある。実は、50万円の提示を最終……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その5
一九五二年四月、「サンフランシスコ講和条約」が発効した。これ以降、横浜市内で接収されていた地域・建物が徐々に返還されていく。その一方、約七〇ヘクタール(約二十……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その3
横浜の旧遊郭街、永楽町・真金町をあとにして、つぎに石内都と私が向かったのは山下町である。この町の一角にあった高級アパート「互楽荘」を石内が撮り始めたのは一九八……
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第十三回 東洋はどこにあるのか(一)
一九〇三年に刊行された『東洋の理想』は、西欧社会において東洋に主体的な関心を抱いている人々にKAKUZO OKAKURAの名前を印象づけるのに十分なはたらきを担った。 こ……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その2
『連夜の街』は、二〇〇一年、あらたにプリントした作品などをおさめた『Endless Night 2001連夜の街』としても刊行されている。横浜美術館の展覧会準備のために、二冊の……
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横浜篇――建物、人間の忘れ物 その1
石内都と桐生を旅してから四か月が過ぎた。この間の石内は、横浜美術館で開催される個展「石内都 肌理と写真」(二〇一七年十二月九日―一八年三月四日)の準備に多忙な……
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第十二回 美の国、美のちから(四)
一八八四(明治一七)年、天心はフェノロサの通訳として調査のために法隆寺にいた。フェノロサは寺側に夢殿に収められている仏像の公開を求める。しかし、寺院はそれを容……
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第十一回 美の国、美のちから(三)
天心の精神――さらにいえば、その霊性を――考えるとき、現代に生きる私たちは、彼が考えた「美術」の深みを幾度踏みしめ、感じ直しても徒労に終わることはないだろう。それ……
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コザが燃えた夜―1970年、コザ暴動
(前回までのあらすじ) 「チャーリー」こと勝田直志さんは、コザの有名なタコス専門店の創業者。奄美の喜界島出身で、沖縄戦の生き残りでもある。1950年からコザの八重島……
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第十回 美の国、美のちから(二)
表し得ないものを、あえて語ろうとする者は、表し得ないものの実在を信じる者である。少なくとも天心はそうだった。人間が十全に表現することのできない、万物に遍在する……
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第九回 美の国、美のちから(一)
著述家としての天心の日本語を、私たちは知らない。彼が残した三冊の本はすべて英語で書かれている。天心にとって英語が第二の母語というべきものだったことは先の章でふ……
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沖縄のベトナム戦争
(前回までのあらすじ)「チャーリー」こと勝田直志さんは、コザの有名なタコス専門店の創業者。沖縄戦の生き残りでもある。喜界島に帰った後、1950年に再び沖縄にわたり、……
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白人の街、黒人の街
(前回までのあらすじ)「チャーリー」こと勝田直志さんは、コザの有名なタコス専門店の創業者。沖縄戦を生き延びて奄美の喜界島に帰還。1950年、再び沖縄に渡り、コザの歓……
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桐生――上州の風にのって その2
石内と桐生との関係が大きく変わるのは、「桐生タイムス」記者の蓑﨑昭子との出会いが大きい。「彼女が桐生への入口を大きく開いてくれたのよ。いま桐生は私のあらたな拠……
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とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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「考える人」から生まれた本
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