シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。
知の楽しみにあふれたWebマガジン。
 
 

「たべる」一覧

おかしなまち、おかしなたび 続・地元菓子
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飯田 その1

おかしなたび

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お盆に食べる揚げまんじゅう

長野県小諸

 長野県の小諸の町に着くのはいつも夜になってしまう。たいてい浅間周辺の山に登った帰りに寄るためで、山からようやく下りてきて、小諸はおそばが有名だからと店を探すが……

小さい午餐
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2度目のラーメン

 2度目のラーメン屋に入った。  おいしいよと人から聞いた店で、前回は休日に夫と子供と3人で来た。座った子供はすぐ手をのばして卓上の薬味入れの壺の蓋をいじり始めた……

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お嫁さん煎餅

京都舞鶴

 地方では今もお嫁入りの際に、お祝いに訪れた親戚や近所の人たちに配る祝い菓子の風習が残っている。例えば四国香川の西讃地方では、おいりという、彩り美しい丸い玉形を……

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秦野 その2

おかしなたび

小さい午餐
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喫茶店の豚しゃぶサンド

 日帰りで大阪に行った。広島から新大阪間は約1時間半、東京へ行く場合はこれが約4時間かかる。4時間は長い。ほとんど1日という感じがする。それに比べると大阪はあっとい……

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秦野 その1

おかしなたび

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うちわ餅と箒の音

青森県弘前 

 うちわ餅の話をするには、初めて弘前に行ったときの話から始めねばならない。  津軽半島の付け根に位置し、北東北の要諦として発展した弘前は、古くは弘前藩の城下町で……

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食べて知る水のおいしさ 寒ざらし

長崎島原

 以前なにかの資料で見て以来、長崎島原の寒ざらしは長らく食べてみたい味だった。それは冷菓で、うつわに注がれた黄金色のシロップの底に、白くて丸い玉が沈んでいた。一……

小さい午餐
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カフェの野菜チキンサンド

 朝から市内に出た。私は広島市に住んでいるので市内に出るというのは変な言い方だが、広島で「市内」というといわゆる繁華街というか中心部というか、デパート(そごうや……

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輪島 その2

おかしなたび 

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輪島 その1

おかしなたび 

小さい午餐
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喫茶店の天丼

 コーヒーと天丼という看板の店がある。看板にはUCCという文字も見え、だからつまり喫茶店というか珈琲店なのだが、でも外観の1番目立つところにコーヒーと天丼と書いてあ……

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あんころ餅

石川松任 懐かしの駅の立ち売り

 夏の七月、土用の丑の頃、琵琶湖に近い草津の町を歩いていた私たちは、姥(うば)が餅(もち)という餅屋に立ち寄った。東海道と中山道の分岐の宿場町草津が、旅ゆく人の往来……

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やじろとたがね

名前が語る、三重の餅文化

 いつの頃からか、地方の町を旅すると地元のお菓子に目がいくようになった。それも最近お目見えの一品ではなく、さりとて名の知れた銘菓でもなく、昔から、それもいつから……

小さい午餐
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ラーメン店のラーメン

 平日13時過ぎ、初めてのラーメン屋に入った。昼時だと何人かが店の前の丸椅子で待っていることも多いのだが今日は誰も待っていなかった。  ガラス戸を開けると暖房のだ……

小さい午餐
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居酒屋の日替わり定食

 家でする仕事をしている。周囲に高い建物がない田舎のアパートなので窓を開けると風が通る。外の匂いがする。松葉の匂い、冷気に混じった生木の匂い煙の匂い、ツンツンと……

食べる葦
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断崖絶壁バーミヤンのナン

 アフガニスタンの首都カブールからバーミヤン石仏に行く途中、運転手のアトム君が道を間違えた。幹線道路から西に入る谷を、一本手前の谷で曲がってしまったらしい。  ……

考える四季
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『珈琲屋』という生き方

「“伝説”とか“レジェンド”とか言われると、ちょっとねえ……」 「大坊珈琲店」店主の大坊勝次さんが、決まりが悪そうに下を向き、自分の手をじっと見ている。  ご本人はそう……

食べる葦
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羊ひっくり返しご飯

 1993年、中東和平を話し合いで達成しようという合意が米国の仲介で成立し、調印式が米ホワイトハウスで行われた。中庭に特設された壇上で、イスラエル・ラビン首相とPLO……

食べる葦
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銃撃・略奪・チグリス川の鯉

 2003年3月のイラク戦争で、私が泊まったバグダッドの宿は「サフィール」という小さなホテルだった。サフィールは英語でいえばアンバサダー、大使という意味だ。アンバサ……

食べる葦
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世界一うまい羊肉

 アラブ世界で「肉」といえば、それはヒツジ肉である。  豚肉はイスラム教でタブーとされていて、食べることはおろか、触ることも許されない。私が住んでいたエジプトで……

随筆 小林秀雄
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三十三 天寿を磨く

 前回、小林先生と井伏鱒二さんの酒の飲み方について聞いてもらったが、小林先生にも井伏さんにも可愛がられ、絶大な信頼を寄せられていた編集者に菅原国隆さんがいる。た……

安田菜津紀の写真日記
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チョコレートは誰のために

 畑の間を潜り抜けるような赤土の道は至るところがへこみ、車は激しく揺れながら奥地へと進んでいく。両側に生い茂る少し背丈の低い木々は、よく見ると黄色いふっくらとし……

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考える人とはとは

 はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう―。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか―手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

「考える人」編集長
金寿煥


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