「対談」一覧
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(14)言葉の宛先
滝口悠生→松原俊太郎 公開に先立って送ってもらった「カオラマ」の最終稿を読んだ。部分部分に遡ったり、読みながらとったメモを見たり、およそ一年前に公開された第一稿を……
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(13)人間の形
松原俊太郎→滝口悠生 地点の『グッド・バイ』は僕も京都で観ました。タイトルをよそ目に第二次大戦の戦前戦中戦後を生きて書いてきた太宰の声に焦点があてられていたのに対……
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前篇 知らないのに、なつかしい場所
誰にでもある原風景 中島 ペイショットさんの『ガルヴェイアスの犬』、旅先で読ませていただいたんですが、ページを開くとピッとスイッチが入って、頭の中が一気……
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第3回 ラグビーの球を置いて
多田道太郎さんのこと 黒川 ベ平連でいうと、鶴見さんは東京のベ平連のいいだしっぺだから、そっちに責任意識があった。京都での定例デモなどでも、演説は飯沼二郎先生に……
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第2回 桑原武夫、梅棹忠夫、梅原猛、そし……
日文研設立のころ 黒川 もう一つ覚えているのは、国際日本文化研究センター(以下、日文研)が1987年、京都に設立されるときの話です。 鶴見さんが「あるとき私の家に、……
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(12)身体なき声
滝口悠生→松原俊太郎 年末に東京公演のあった地点×空間現代「グッド・バイ」を観ました。昨年の「山山」「忘れる日本人」を含め、これまでに観た地点の演劇とくらべて、劇……
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(11)語りの中の場所と時間
松原俊太郎→滝口悠生 もうすぐ今年も終わりますね。3ヶ月アメリカに滞在して帰ってくれば、「凡庸なこと」も新鮮に感じられそうな気がしますが、その後いかがお過ごしです……
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(10)ふたたび「声」について
滝口悠生→松原俊太郎 こんにちは。11月の半ばに日本に帰ってきました。自分でも驚くほどあっという間に日本の感覚が戻ってきてしまい、むしろアメリカにいた3か月がすでに……
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(9)では戯曲は、誰に向かって書いている……
松原俊太郎→滝口悠生 お返事いただいて、日記における「読み手の不安定さ」とはどういうものなのか考えました。日記は、日付があり、その日に書き手が経験した出来事、感じ……
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(8)日記は誰に向かって書いているのか?
滝口悠生→松原俊太郎 『新潮』の「アイオワ日記」お読みいただきありがとうございます。これを書いているいまは10月29日で、あっという間でアイオワ滞在も残り数日です。僕……
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(7)演出をしない劇作家は珍しい?
松原俊太郎→滝口悠生 『カオラマ』お読みいただき、ありがとうございます。『カオラマ』は上演がないので、いつもと同じ書き方をすると、不満足感だけが残るということに初……
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(6)会場で売っている上演台本
滝口悠生→松原俊太郎 「演劇計画Ⅱ」で公開された「カオラマ」の第二稿を読みました。第一稿の改稿というより、もうまったく別の戯曲ですね。このプロジェクトは創作される……
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(5)投げられる石
松原俊太郎→滝口悠生 アメリカ生活に順応中ということでしたが、その後、いかがお過ごしでしょうか。 こちらは『カオラマ』第二稿を公開し、ようやく一息ついたところです……
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(4)ラジオのチューニング
滝口悠生→松原俊太郎 いかがお過ごしでしょう。僕はお盆過ぎからアメリカのアイオワに来ていて、ちょうど一週間が経ちました。ほとんど英語が聞き取れないものですからとて……
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(3) 「わかる/わからない」を超えるお……
松原俊太郎→滝口悠生 ご返事、ありがとうございます。 京都は異常な暑さも一段落してここ最近は少し涼しさも感じるようになって、まだまだ夏よ終わってくれるなという気分……
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(2) 小説と戯曲の「声」について
滝口悠生→松原俊太郎 先日の大雨では、京都もずいぶんな雨量だったようですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。連日の猛暑も重なって、なんだか非常時といった感じが続い……
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(1) 小説と戯曲の違いって何?
『死んでいない者』で芥川賞を受賞した気鋭の小説家・滝口悠生さんと、「忘れる日本人」「山山」を発表し、劇団をもたず演出もしない劇作家として話題の新鋭・松原俊太郎さ……
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第3回 普遍性に日本的感性を「接ぎ木」す……
(前回の記事へ) 青木 建築では、普遍性や全体像は「構成」によってつくられるというのが、ごくベーシックな理解です。たとえば、直方体の上に四角錐が少しずれながら乗……
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第2回 「わかる」と「かたち」をつなぐも……
(前回の記事へ) 森田 近代の西欧数学は日本にとって外来の学問でした。日本には江戸時代に「和算」という独自の数学文化が発達しましたが、1872年に学制が公布されると……
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第1回「わかる」の原点へ
森田 最近「制度(Institution)」という概念についてよく考えています。これは経済学者の青木昌彦(※1)先生からの影響ですが、組織とか法律のように政府が設計・運用で……
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後篇 たくさんの物語、たくさんの犬
膨大な名前と〈名のない物〉 中島 『ガルヴェイアスの犬』には、ものすごくたくさんの名前が出てきますよね。そして、一つだけ名前がついてないものがあって、そ……
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第3回 40歳を過ぎて、人生の「切符」を……
(第2回へ戻る) 阿古 『料理は女の義務ですか』を書いたきっかけの一つは、自分たちが30代のころに、仕事でキャリアを積む一方、家庭があって子どもがいるという人が出て……
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第2回 思い出したくない「ワンオペ双子育……
(第1回へ戻る) サバイバル能力としての「料理」 村井 阿古さんのところはお2人とも料理なさっていいですね。本当に全くうちの夫は何もやらない。 最近、『子どもが生……
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第1回 「野菜炒めでいいよ」って何?
料理は女の義務ですか 阿古真理/著 2017/10/14発売 ――阿古さんが書かれた『料理は女の義務ですか』の中で『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』(以下、『ダメ女』……
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とは
はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。
「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。
どうして自分が「考える人」なんだろう――。
手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな自分にはたして何ができるというのだろうか――手を動かす前に、そんなことばかり考えていたように記憶しています。
それから19年が経ち、何の因果か編集長に就任。それなりに経験を積んだとはいえ、まだまだ「考える人」という四文字に重みを感じる自分がいます。
それだけ大きな“屋号”なのでしょう。この19年でどれだけ時代が変化しても、創刊時に標榜した「"Plain living, high thinking"(シンプルな暮らし、自分の頭で考える力)」という編集理念は色褪せないどころか、ますますその必要性を増しているように感じています。相手にとって不足なし。胸を借りるつもりで、その任にあたりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
「考える人」編集長
金寿煥
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